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夜澄みの蒼月、闇堕ち少女の夢革命  作者: 民折功利
人外魔境悪夢決戦
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151-最後の悪足掻き


 月の浄光に照らされる中、ムーンラピスの黒く染まった両手が、淡い青色に輝いていく。背に生やした悪魔の羽が大きく羽ばたき、青い月の魔法陣が爛々と光を放つ。

 今まで以上に魔力を込めて、悪夢を注いで。

 世界に仇なす怪物となった魔法少女は、自分の理想を、ユメ計画実現の為に、ここで全てを壊すつもりだ。

 アリスメアーに逆らう全てを、一旦、ここで。

 なにもかもを再起不能の敗残兵にする、真っ黒な誓いを胸に抱いて、まずは。大好きで大っ嫌いな、幼馴染を……リリーライトを、この手で沈める。

 今度は殺さない。殺さずに、悪夢への抗体を宿す女王の特性を剥がす。


「御託はいらない───最大出力だッ!!」


───月魄魔法<フェンゴスアート・イーオケアイラ>


 後輩たちに倣って、想いを込めて。月の矢を、注ぐ。


 一本に束ねられた月の光。それは、降り注ぐ浄光すらも巻き込んで、光り輝く巨大な矢を形成する。天上の女神、矢を射かける者の添名を文字り、作り上げた月の天誅。

 極光も、希望も、夢も、全てを射貫く神の御業。

 ラピスの理想の形に再構築した月矢が、リリーライトを撃ち落とさんと落ちる。

 額を、射貫く。

 だが。


「甘い甘い……コンマ一秒ズレてたら、危なかったけど。こんなんじゃ、私を殺すには至らないよ?」

「器用だな、脳筋の癖に!」

「そっちこそ!」


 おでこの表面に、ギリギリ間に合った形で白金の障壁が薄く張られて、ライトの頭部を守り抜く。しかし、それもすぐに限界が来て……月矢が、障壁を貫く。

 防御と貫通、その一瞬をついてライトは後退。

 ガラスのように障壁が割れた瞬間、取り戻した聖剣から極光を放つ。


「空の上で、何する気なのかは……全ッ然知らないけど!私にできることは、ただ一つッ!やになっちゃうぐらい、邪魔してあげる!!」


───極光魔法<ラディアント・アークカノン>


 聖剣と月矢の衝突は、爆光を放つライトが優位を得て、拮抗どころか押し返すことに成功する。だが、それだけで月矢が終わるわけもなく。

 このまま負けてたまるかと、一切勢いを緩めずに聖剣と鍔迫り合う。


「ぐぬぬ…!?」

「口だけか?いいの?このままじゃ、僕が勝っちゃうぜ?晴れて二連勝ってね」

「絶対やっ!勝利は、私たちのなんだから!」

「ッ」


 それでも、彼女は負けない。

 勇者と称され、みんなの希望になれるように、諦めずに突き進んだ彼女には。何時以下なる場合においても、暗い絶望が、悪夢が勝ることはない。

 聖剣の極光が、一際大きく輝いて……月矢を焼き払う。

 ちなみに、先刻の敗北は同日復活を加味する形で勇者の戦績からなかったことになっている。

 暴論だ。


「あっそ……でも、一矢でそれなの、大変じゃない?」


───月魄魔法<フェンゴスアート・イーオケアイラ>

 ×13発


 容赦のない矢の弾幕が、ドヤ顔を見せていたライトへと降り注ぐ。


「ちょ、酷くない!?」


 全部自分の元へ向かってくる。あまりの殺意の高さと、ちっとも満足感も与えてくれない幼馴染に、恨みを込めた文句を叫びながら、聖剣を必死に動かして矢を捌く。

 余波だけで身体中が傷だらけになるが……最早四の五の言っていられない。

 今日何度目かの覚悟を胸に、リリーライトは飛翔。

 新たな魔法の準備に取り掛かると同時に、下で踏ん張る魔法少女×9に嫌がらせを仕掛けようとしていたラピスに、鉄拳が下る。


「んぃっ!?」

「悪巧みは許しちゃダメだよねー!」

「ちっ、来んのが早すぎるだろうがッ」

「だってラピちゃんってば、放っておくとなにしでかすかわからなすぎて危ないんだもん!!」

「赤子か僕は!?」

「ママだったね、ごめん!」

「死ねッッッ」


 ラピスの痛覚無効をすり抜ける激痛を、ライトはただの拳でぶち込む。魔力もなにも籠っていない……それこそ、愛を込めた拳にラピスは瞠目しながら、反撃を開始。

 ライトの目には見えない、知覚することもできない……超高空で築かれつつある大魔法の術式を悟られないよう、意識を割かせる。

 そうしてお出しされたのは───異空間の、裂け目。


「なっ、浄化まだ切ってないのに!?」

「自分の魔法でやられちゃ、世話ないだろ……特別仕様に改造済みだ!!」


───“凶夢”フットマン

───“幻夢”ミセス・プリケット

───“壊夢”コーカスドムス

───“白襤墓霊”ゴナー・ホワイト

───“卵の王”ハンプティダンプティ

───“暴食婦人”マルガレーテ

───“祈の仔”ブーピー

───“悪魔の料理人”ダッチェス・パー

───“傍らの闇”The Sister

───…

───…


 舞い降りるは、空っぽの幹部怪人、その残骸。かつての威容と見比べれば、生気のない黒ずんだ瞳が、彼彼女らの悍ましさに拍車をかけている。

 カエルの執事長、ネズミの令嬢、フラミンゴの宇宙人、実態のない布切れのゴースト、卵の王様、食べ盛りの赤い貴婦人、食べ残しから生まれた肉塊、傍付きの人喰らい、名も無き姉なる者。

 今や存在しない悪夢の国の住人たちが、女王名代の元に集う。


「殲滅しろ、ゴナー・アクゥーム!殺害も、最悪構わん!責任は、全部そこのアホに取ってもらうから!!」

「なんでぇ!?」


 王の命令を受け、怪物たちは声も上げずに牙を剥く。


 再生復活、毒性の邪水、ランダム災害、霊衣との戯れ、積極的に死にに来る卵の特攻、終わりのない食欲、母親を求める侵食性、なんにでも料理する魔の手、精神の深くに干渉してくる偽り。

 その他諸々、斬っても斬っても終わりがなく、斬ったら人生リセット確定の存在も相まって、ライトは心の底から面倒そうに顔を顰める。

 どいつもこいつも邪魔でしかないと、技を選択する。

 攻撃してはいけないのは、カエルと卵と赤ん坊。あと、知覚できないが人型の黒ずみ。後者の二体は認識や記憶に干渉してくるタイプで、攻撃すれば怪人を大事な存在だと思い込んでしまい、最終的に取り込まれて死ぬ。

 自称/他称“母”・“妹”にされた同僚たちの末路は……二年経っても記憶に新しい。


「こんのっ、邪魔、するなァ!!」


───極光魔法<ソーラー・キル>


 聖剣から迸る極光が、幾重にも分かれて、殺してもいい幹部怪人の上半身を貫いていく。身体の大部分を失って、戦闘不能……にはならない。悪夢の力で肉体を修復して、すぐに戦線復帰してくる。

 落石や天雷、暴風雨といった天災、空間ごと抉り取って食ってくる食欲、攻撃を逸らす布、重苦しい精神干渉……対処するのも面倒な攻撃の数々、その脅威を、身をもって味わう。


「今更、あなた達に止められてちゃ……話に、なんないんだよねっ!!」


 そう吼えて、極光が再び世界を焼き照らした、その時。


 足元から───地上から、莫大な光が。夢に満ちた光が背中を貫く。


「わぷっ!?ッ、これって……みんなっ!」


 悪夢を齎す月の浄光を貫いて、魔法少女たちの希望が、奇跡が天上へ突き進む。夢の光は、ゴナー・アクゥームを下から強襲し、その力を大きく削いでいく。

 感極まる笑顔でライトが振り向けば、脂汗ダラダラで、それでも勝気に笑う後輩たちがいて。

 新世代3人で、先輩たちの後押しもあって、浄光突破に成功した。


 そして。


「こいつは貰ってくぜッ!!」

「死の押し付けとか、ゾンビには効かないよ?」

「さぁ、朽ち果てよ」

「歌勝負だよ、プリケット!!」

「轢き殺すのです!!」

「はい邪魔〜!」


 ライトの邪魔をする元幹部怪人たちを、六花が勢いよく奪い取って。カドックが因縁のマルガレーテを蹴り上げ、ブランジェが卵の王を重力圧縮。フルーフが赤子と悪魔の料理人を呪って蝕み、いつの日かの再戦を、プリケットにマーチが挑む。そして、ピッドが無差別に怪人たちを暴走機関車で轢いていき。ノワールが、二度と出られない鏡の世界に閉じ込める。

 手慣れた手つきで封殺していく様は、正に歴戦の勇士。

 ここは任せろと、死んでから積めなかった善行を次々と積み重ねていく。


「お姉ちゃん!」

「ごめんエーテ!なんもできなかった!」

「仕方ないよ、お姉さん相手だもん!」

「あたしだったら無理!」

「ラピス先輩相手なら仕方ないわよッ!生きてただけ儲けモンだと思うわ!」

「言うねぇ!」


 頼りになる増援に喜びながら、苦難を乗り越えた妹たち新世代とも合流する。どんどん数を減らしていく復活怪人たちを退けて、乗り越えて。

 遥か上空、皆既日食を背に、元同胞の奮闘に顔を顰めて毒を吐く魔王を目指す。

 今度こそ倒す為に。

 

「寄って集ってうじゃうじゃとッ!」

「あははっ!ごめんねぇ、生命力強くって!」

「どんな壁だろうと、頑張って乗り越えるからッ!もう、足止めなんてされない!!」

「死者復活ショーなんて斬新ね!次はなんの手品かしら?全部、切り捨ててあげるわ!!」

「先輩たちがね!」

「あれ!?」

「えぇ…」


 絶対に負けないという意思の元、妨害と障壁を乗り越え世界を救いに行く。万能気質のムーンラピスを倒すには、この程度の障害を乗り越えられなきゃできやしない。

 今を生きる者に出番はくれてやると、ゾンビの大先輩に背を押され。

 接触。


「埒が明かないねえ!」

「こっちの台詞だッ!」


 斬って穿って突いて殴って蹴って叩いて、撃ち合って。四対一の激戦が繰り広げられる。向かってくる攻撃全てを捌き切るラピスの顔には、次第に焦燥が帯びてきていて、如何に追い詰められているのかがわかってしまう。

 想定外だった。

 どれだけ追い込んでも立ち上がって、無理難題を上から押し付けてものし上がってくる。

 絶望させても、憎悪させても、憤慨させても。

 何度でも、何度でも。その時その時の奇跡を仲間にして刃向かってくる。


 槍が腕を掠める。斧が頬を撫でる。杖が魔法を払って、聖剣が───心臓を貫く。


「がふっ…、ハハッ、やったなオマエ!!」

「ッ!?」


 だが、ラピスの狙いはそれだった。

 胸に突き刺さった聖剣に、神経が伸びるようにラピスの侵蝕がまとわりつく。ライトの手に渡った聖剣は、まだ、ラピスの支配下にある。仕掛けられたバックドアは、そう簡単には手放せない。

 聖剣が、マジカルステッキがなければ、魔法少女はもうなにもできない。例外となったラピスと違って、ライトもまだその括りにある。

 このまま奪い取る気であると、聖剣を、今度こそ完全に自分のモノにする気だと。

 ライトは焦って引き抜こうとするが、もう遅く。

 青い輝きが、聖剣を蝕んで───掴んだまま離さない、ライトをも蝕もうとして。

 しかし。


「させないっ!」

「二度も使わせて、溜まるか!!」

「人の物取っちゃダメー!」

「がっ!?」


 ラピスの顔を狙う、後輩たちの重い一撃。星槍が眼窩を突き破って、花斧が側頭部に刺さり、夢杖が前面を大きく光で穿つ。その攻撃がかなり効いたのか、ラピスの侵蝕が大きく弱まって。

 その隙を見逃さず、ライトは力技で聖剣を引き抜く。

 ねちっこくまとわりつく侵蝕を振り払い、魔力の飛沫を撒き散らしながら取り戻す。

 悪夢を退いた。


「くそっ…」


 重傷を負ったわりには、なにも美味くなかった。

 それに、エーテたちからの手酷い攻撃も、耐えられると思っていたが……どうやら、自分が思っている以上に酷く消耗しているようだ。

 改めて、自分がどれだけ弱っているのかを、後輩たちに自覚させられた。その事実に、ムカムカとした負の感情が心の裡に湧き溜まる。

 何処までも自分に抗って、負けないと歯を食いしばって追い縋ってくる、後輩たちの強さが。その目に映る、己の不甲斐なさが。あまりにも腹立たしい。もう、苛立ちを、自分では抑えきれない。

 過去の己を懐古する。

 どれだけ苦しんでも、窮地に立たされても、絶望しても諦めないで、前を向いた過去の己を。魔法少女になんて、なりたくて……それでもなってしまったからには、絶対にやり遂げた、自分でもよくやったなと褒めたいぐらいに、頑張っていた過去を。

 彼女たちの頑張りで、嫌でもそれを思い出してしまう。

 嫌になる。


 そして───夜なべして作り直した、せっかくの人形が全て討伐されてしまい。

 攻撃が加速する。


「ッ、この…っ」

「悪ぃな!もう食い尽くしちまった!」

「月お姉様の計画、ぶっこわなのです!」

「あーん、また首取れた!直してー」

「天使様は横暴だな…ほら、元に戻したよ」

「ごめんあたしもお願い!」

「ラピピ〜、諦めなよ〜?ここまでやってもダメならさ、もうダメだよ」


 旧友に煽られて、もう辞めようと諭されて。一瞬だけ、その気になってしまった自分が、もっと嫌になって。もうどうにもならないな、と。自分程度では、魔法少女の心を折れないと、自覚する。

 それぐらい、彼女たちを眩しく思ってしまう。


「……あいつらって、すごかったんだなぁ。こんなのに、絶望させて勝ってたんだから……悪夢のその名は、馬鹿にできないってか」


 でも。それでも───まだ、ムカつきが勝っていた。


 苛立ちが、憎しみが、恨み辛みが、殺意が、敵意が……濁った感情の色が、衝動的にラピスの背中を押す。心も、身体も、魂も。悪夢に染まった色は、そうそう拭えず。

 そうだ。全ては計画成就の為だ。

 ここで負けては、己の理想が崩される───自分以外の誰も戦わず、苦痛を味合わず、幸せの中で全てが完結する世界が、終わる。

 始まる前に終わって、水泡に帰す。

 それだけは、それだけは───“星喰い”抹殺の為にも、回避しなければならない。


 故に。


「君たちが諦めないのなら……僕だって、諦めないさ」


 最後の悪足掻きを。ここで。


 自分が使える魔力は、もう心許ないレベルまで少なく、月落下と同等の魔法が二回程度使える分しか、ない。

 ラピスにとって、その魔力量でも危機的状況に値する。

 もっと余裕がなければ、目の前の彼女たちを……自分と同じく弱っているにも関わらず、魔力が枯渇気味なのにも関わらず、立ち向かってくる魔法少女を墜とせない。

 やることは単純だ。

 今までも、何回も使ってきた手。時間稼ぎをしてから、最終奥義で殲滅するのみ。


 それを越えられても───最後の魔法で、最悪、全てを無に帰す。


「召喚」


 幾度目かの空間の揺らぎ。大きく、空に亀裂が入り……悪夢の裂け目から、ボロボロの、酷く損傷した最強の怪物を喚び出す。

 例え、彼女がもう負けていて、もう動けないとしても。

 意識がなくても。

 無理を言って聞かせるのが、アリスメアーの首領であるラピスの仕事だ。


「…a?」

「起きろ、メアリー。魔法少女狩り。最後の首切り役人。始まりの女王。オマエに役目をくれてやる……少しだけ、思考をくれてやる」

「ッ!? がっ───!」


 リベンジされ、フルボッコにされ……痛み分けの形で、敗北したクイーンズメアリーに、悪夢の魔力を……否。

 正常な、ユメエネルギーを注ぐ。

 悪夢に思考を侵された、メアリーの脳を侵す。浄光で、思考を塗り潰す。僅か数十秒の奇跡を、ラピスはかつての怨敵に与える。


「……これ、は」

「一時的に発声を赦してやる。時間を稼げ。あいつらを、僕に近付けさせるな」

「…御意に…マイロード」

「キモ」


 冷静な思考、焦点の定まった目。新たに再生構築された四肢に、白魚のような綺麗な手に、黒塗りの大鎌を力強く握らせる。普段から、僅かに残った理性で……ある程度の思考はできていた。ムーンラピスの信念も、計画も、その果ても、予想はできていた。

 改めて、考える。

 アリスメアーの勝利。ユメ計画。魔法少女たちの幸せ。希望の未来。全てを総括して、思考を巡らせて……自分に与えられた役割を実行する。その揺るぎない決意に、強く敬意を込めて。

 全ては、悪夢の国の女王代理───実質、新たな女王の命令に従う。


「ウソだろッ!?」

「ちょいちょい、ワタシたちの努力ッ!」

「そんなっ」

「───新しき盟約に従い。国の敵を、悪夢に侵されし、我らの敵を。初代女王、クイーンズメアリーの名の下に。処刑せん」

「ッ」


 冷静に、使命を果たさんと。死神の鎌を振るう。


 そして、かつて己の手で下した女王に、全てを任せて。ムーンラピスは、上昇する。皆既日食の美しい空が、月と太陽が、もっと近くになるように。近付く。天まで昇る。

 酸素が薄くなっていく。

 呼吸が荒くなっていく。

 魔力がなくなっていく。

 それでも、月は止まることはなく。空へ、穹へ、宙へ。終わりのない天窮を飛び抜ける。星もない黒染めの大空の頂点へ、少女は翔んで。

 笑う。


「ハハッ……今日は、とても月が綺麗なんだ。最後まで、踊り明かそうよ」

「全て、僕の理想通りに───夢をこの手に」


 魔法少女狩りには目もくれず、眼下で、ずっと、自分を見上げている彼女に向けて。


 手を掲げる。


「魔加合一、最終奥義」


───“光”+“夢”+“星”+“花”+“炎”+“水”+“風”+“土”+“雷”+“氷”+“木”+“愛”+“闇”+“糸”+“鏡”+“色”+“列車”+“本”+“銀”+“夢幻”+“歌”+“音”+“切断”+“貫通”+“兵仗”+“爆弾”+“空”+“毒”+“雪”+“熱”+“霧”+“砂”+“岩”+“獣”+“竜”+“鎧”+“宝石”+“血液”+“骨”+“睡蓮”+“硝子”+“溶岩”+“瀝青”+“影”+“海”+“山”+“虫”+“煙”+“槍”+“刃”+“盾”+“雨”+“鋼”+“空間”+“重力”+“時間”+“次元”+“処刑”+“幽閉”+“契約”+“綿”+“渦”+“荊棘”+“剣”+“無双”+“記憶”+“美”+“門”+“力”+“謎”+“念動”+“疾風”+“腐食”+“磁気”+“機械”+“霊衣”+“魚”+“粘液”+“水銀”+“泡”+“泥”+“桜”+“常夏”+“紅葉”+“氷菓”+“灰”+“鎖”+“舞踏”+“瞳”+“鍵”+“夢煙”+“虚無”+“嘘霊”+“剛健”+“翼”+“菌”+“水晶”+“透過”+“薬草”+“折紙”+“油”+“鉛筆”+“酸”+“巨大化”+“柔軟”+“蛇”+“歯車”+“地震”+“災害”+“邪水”+“擬態”+“侵蝕”+“予知”+“発電”+“浮遊”+“位相交換”+“反射”+“鉄球”+“再生”+“転生”+“狂化”+“鈍足”+“羅針盤”+“傘”+“箱”+“暗殺”+“洗脳”+“お菓子”+“戦鎚”+“弓”+“威圧”+“煤”+“遊泳”+“分解”+“拡散”+“弾道ミサイル”+“洗浄”+“酔醒”+“望遠”+“温度”+“収納”+“弾性”+“緊急脱出”+“自決”+“解約”+“悪夢吸収”+“変装”+“催涙”+“破壊剣”+“暗器”+“穴掘り”+“聖水”+“理”+“死卵”+“悪食”+“歪”+“憤怒”+“強欲”+“怠惰”+“嫉妬”+“色欲”+“傲慢”+“暴食”+“鉄爪”+“要塞”+“結界”+“樵”+“ふわふわ”+“迷宮”+“傀儡”+“指輪”+“墨”+“鋲”+“転送”+“転移”+“鮫”+“車輪”+“熱血”+“金”+“格納”+“弾丸”+“等価交換”+“劇場”+“針”+“探知”+“幻影”+“滑走”+“劣化”+“豆”+“塁球”+“手紙”+“目覚め”+“地図”+“標識”+“霜”+“応援”+“釣り”+“吹鳴”+“羽織”+“護謨”+“風琴”+“石鹸”+“童”+“絵”+“束縛”+“奇面”+“呪文”+“治癒”+“あべこべ”+“波紋”+“飛行”+“蔓”+“潜水”+“分裂”+“旋回”+“狂気”+“空想”+“鉄工”+“祭”+“絶望”+“伯爵”+“掘削”+“重積”+“精霊”+“化け猫”+“演奏”+“幸運”+“読心”+“きびだんご”+“屈折”+“消音”+“炭酸”+“拳”+“雫”+“肉塊”+“精神汚染”+“包帯”+“融合”+“葬送”+“加速”+“停滞”+“波動”+“錬金”+“解放”+“罠”+“奈落”+“撃墜”+“混沌”+“沈黙”+“衝撃”+“矢印”+“朧”+“紅蓮”+“旋律”+“リボン”+“跳躍”+“空気”+“麻痺”+“蜂蜜”+“鬼”+“鼓”+“隼”+“投網”+“狐”+“贄”+“トランポリン”+“鈴”+“威力上昇”+“暗闇”+“爆砕”+“剛毅”+“聖杯”+“塵”+“砲”+“盲目”+“楔”+“蠱毒”+“身体強化”+“反転”+“信仰”+“電波”+“躁鬱”+“回遊”+“もちもち”+“観測”+“空蝉”+“怪鳥”+“積み木”+“素手喧嘩”+“笑撃”+“探偵”+“破壊”+“病”+“電撃”+“増殖”+“倍々”+“増幅”+“信号”+“引力”+“斥力”+“禁止”+“泉”+“砂金”+“真空”+“ハート”+“回転”+“連鎖”+“摩擦”+“膨張”+“誘導”+“直進”+“亜空間”+“無視”+“邪眼”+“厄”+“消滅”+“暗黒”+“苔”+“圧縮”+“発条”+“迷彩”+“触手”+“拷問”+“凍結”+“文字”+“経典”+“扉”+“混凝土”+“調理”+“ガチャガチャ”+“猿真似”+“改竄”+“報復”+“施錠”+“代償”+“必中”+“偏在”+“仮想”+“簒奪”+“警戒”+“上書き”+“手品”+“教育”+“投資”+“宿り木”+“怪物”+“武装”+“流行”+“プラズマ”+“毒舌”+“箒”+“闘気”+“忘却”+“騎士”+“焚書”+“剛曲”+“慈悲”+“進撃”+“選定”+“十字架”+“黒鉄”+“翻訳”+“裁縫”+“揺籃”+“塗装”+“爆塵”+“漂白”+“工房”+“執筆”+“炉”+“繭”+“再現”+“紫”+“執筆”+“ルーレット”+“怪談”+“襖”+“塩”+“真実”+“埴輪”+“土偶”+“古”+“固定”+“開発”+“戦仏”+“細胞”+“粒子”+“元素”+“隔絶”+“消失”+“剥奪”+“決戦”+“悪戯”+“領域”+“恐怖”+“殉国”+“幽神”+“緋岸”+“太陽”+“崩壊”+“神秘”+“無敵”+“百足”+“虚空”+“王笏”+“軍隊”+“混濁”+“無力化”+“羽搏き”+“浄化”+“聚餐”+“落下”+“発光”+“命”+“死”+“枯渇”+“天秤”+“審判”+“円卓”+“虚構”+“幻獣”+“逆転”+“聖櫃”+“配信”+“朽百合”+“咆哮”+“輪”+“独裁”+“深淵”+“運命”+“無限”+“夜”+“悪夢”+“月”


 全てを一つに。魔法少女の、怪人の、魔法を一つに。


「───<魔法大全・魔加覆滅>」


 天誅が下る。


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― 新着の感想 ―
ヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3 逃げろー!!!!!!!!!!!!!!!
時間、無敵、無限、予知、これらがなくてもこんなに強く、邪眼、触手、虚空、反転、七大罪シリーズなど、ある意味では良くない魔法がたくさんあります... 一時停止時間 未来を予知 無敵化 無限化増幅...…
こんなに多くの魔法の種類を覚えられる蒼月... 性能がとんでもない記憶力 単なる身体的資質なのか、それとも魔法のボーナスなのか?
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