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隣国の聖女に攻略方法はありません  作者: 藍麗
カキツバタ(幸せはあなたのもの)
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キララ

「私たち、結婚ができないのっ?」


これは、思いがけない事態なのだ。今世では、聖女と聖人が三人いる。ひとりの不幸では終わらない。驚きの表情をしたクレマチスの目を見てアルメリアは頷いた。


「そうなるわね」


「そんな‥」


肩を落とし絶望感に浸るクレマチスには、好きな人がいるのかもしれない。恋人未満の相手と恋の進展がないのだろうか。それは、この呪いの所為なのか。しかし、アルメリアも天音秀事アスレットにも婚約者がいる。そこら辺は、どうなっているのだろうか。


「僕には婚約者がいます。それでも結婚ができないのでしょうか?」


天音秀治事アスレットも同じような疑問に行き着いたと見える。胸に片手を当ててピョンチキに尋ねる表情は、困り顔で混乱しているようだった。


『ふむ‥恋人ができない訳ではないからの。これは呪いではなく対価だ』


「そんな‥」


「マジかよ‥」


「いいえっ呪いよっ!」


アルメリアは憤慨する。


『身に余る願いには、それに伴う対価が必要だと我は説明した。それでも長きに続く平和を彼女は、望んだのだ』


「平和は必要よ?でも、結婚も必要なのっ」


「今回も同棲から抜け出せないのか?」


男女の恋人同士として結ばれた今世では、普通に結婚ができると考えてしまうのは理解できる。前世で果たせなかった夢を叶えたいと思うのも自然なことだ。ガックリと肩を落とすリズリーに天音秀治事アスレットが眉を下げしまう。


「願いを叶え終えても僕たちは結婚できないのでしょうか?」


その辺は盲点だった。ピョンチキに自然と視線が集まる。


「そうよね。聖女と聖人でなくなるのなら結婚もできる筈よね?」


顎に手を添えたクレマチスが考え込む。


『願いだけを叶えて解放されると思うのは、如何だろうか?人間よ。其方そなたたちは選ばれし者だ。選ばれたという事実が消失することはない。すなわち、其方たちは生きる限り聖女と聖人なのだ』


「そんなの理不尽よっ?そもそも契約の時に言わなかったでしょうっ」


『この対価は、其方たち人間側が課した枷だ。我の口出しするところではない』


「いいえ、目の前に落とし穴があればそれを教えるくらいの親切は、当然でしょうっ?落ちてから穴があると言われたら怒るわよっ」


『ふむ‥しかし‥ふむ。我には、どうすることもできぬからな』


「ピッピ様が、願いを叶えていらっしゃるのではないのですか?」


『そうとも否とも言える。我の力の源は、神々の恩恵である』


「つまり、許可されて力を行使できるってことか?」


アスレット事アルフェルトの問い掛けにピョンチキは、鼻先をヒクヒクと動かしてから両手で顔を洗う。


『守秘義務というものがあるのだ。悪く思うな』


「ピッピの業務なのね?」


精霊王を作ったのは創造の女神リクラだと言われている。心優しい女神は、光の姿のピッピに自在に姿を変える力を与えた。ピッピを生み出したきっかけも自然を管理させるためだった。箱庭の管理をする人間の願いを叶えることは、ピッピの役目のひとつなのだろう。お仕事。そう言われると有り難みも薄れる。


「ピッピは、与えられた力を使っているのね?それなら、三人の願い事にするならどう?」


一斉に同じ願い事を願うのなら効力も上がる筈である。


『‥それは。ふむ‥しかし、引き継がれる願いと改める箇所が‥。我に抱え切れない力を注ぐ何かが必要になるな』


「溢れる水を受け止める器が必要ってことなの?」


力というものを水に例えただけだが、何となく想像ができるようになった。


「例えば知らずにとか、無理矢理に身を汚したのならどうなるのでしょうか?」


天音秀治事アスレットの言葉は、確かに納得がいく。対価を差し出せなくなったなら何が起こるのか、知っておきたい。


『そこで平和は途切れる。それだけだ』


「大変じゃないっ?」


皆が目を丸くするが、動物は争うものだと達観している精霊王には、あくまで自然の流れなのだ。


「あっ!だからアルメリア・プリムスのエンディングで友情があるのね?」


正確には、アレン・カーストンのシナリオでは、これからお互い歩み寄ろうという雰囲気で終わりを迎える。微妙な結末だが、聖女の視点から見れば何気にハッピーエンドなのだろう。


(ああ〜レグザの聖女でなければ幸せになれるのに‥そうよ。レグザの聖女をやめて他国の聖女になるって願うなら、平和的に解決されるのではないかしら?)


『‥‥其方は、話を聞いていたか?願いだけ願って知らぬ振りはできんぞ?そもそも、其方はそれでいいかも知れぬが、ふたりは違うだろう?』


クレマチスはレグザを愛しているし、天音秀治事アスレットはレグザの王子である。ふたりは、レグザに縛られ続けるのだ。


「じゃあっどうするのよっ?」


『我は知らぬっというのにっ』


睨み合うアルメリアとピョンチキに溜息を吐いたアスレット事アスレットが、風で乱れた髪を撫で付けて遠い目をした。


「神の領域なら神に聞くしかないだろうな」


「神様に?」


天界の神様に何かを尋ねるのなら教会に行くべきだろうか。小首を傾げるアルメリアにアスレット事アルフェルトは、何も答えずにそのまま歩き出した。戸惑いながらもアスレット事アルフェルトに付いてアルメリアは、その場所から離れることにした。


「ピッピにこれあげるっ」


『要らぬっ』と騒ぐ精霊王に呪いの水晶玉を押し付けたアルメリアは、アスレット事アルフェルトを追い掛けて行く。何と言っても精霊王だ。呪いの力など容易く打ち消すだろう。


そのままアルメリアをプリムス家の屋敷に送り届けた際に、彼は埠頭に行けるかと尋ねてきた。


「港町に行くには、三日はかかるのよ?学園は、どうするの?」


「アマネ達が、帰国する前に解決したい問題だ。無理なら俺ひとりで行ってくる」


「なら私も行くわっ」


何かの役に立つかもしれない。そうでなければ、アスレットがアルメリアに旅の同行を求めはしないだろう。


「明日の朝、出発しよう。プリムス子爵と子爵夫人には、アメリアから伝えてくれ」


「ええ、分かったわ」


アスレットと別れたアルメリアは、その足でジョナサンの書斎へと向かう。書斎には、ジョナサンと和やかに談話するアナベルの姿もあった。そこで、アルメリアは、聖女の対価について説明したのだ。


「ふむ、つまり対価を支払っている間は、結婚ができないということだね?」


「まぁ‥それは、困ったものね」


眉を下げたジョナサンの隣で困り顔をしたアナベルが、頬に片手を添えて小首を傾げる。


「それを解決するために港町へ行きたいのです。できるだけ早く帰ってきます。外出してもいいですか?」


「いいわよ。海には気をつけるのよ?」


「アナベルっ年頃の男女が頻繁に外出するのはどうだろうか?」


「あら?世界が崩壊するよりはいいわ」


「それはそうだけど‥。そういう事情を知らぬ者たちが、よくない噂を流すものだよ」


ジョナサンの心配は、理解できる。貴族の世界では、よくあることだ。


「ふふふ、私たちがいるのだもの。大丈夫よ?」


心強い味方だ。促すように微笑んだアナベルにジョナサンが渋々頷いた。


(今の崖っぷちを何とか解決するのよっ)


アルメリアとアスレット事アルフェルトは婚約している。今のアスレットは、王族ではない。普通の貴族なら婚約した男女は、学びを終えれば速やかに結婚へと移る。知らずに知らずに危険に片足を突っ込んでいたことになるのだ。心に誓いを立ててアルメリアは、翌日を待った。


「娘を頼んだよ?」


「気を付けていってらっしゃい」


翌日の朝、庭に出ると一台の馬車が停まっていた。ジョナサンが、馬車を用意してくれていたのだ。


「はい」と返事をして愛馬から降り、嘶く馬の頬を撫でたアスレット事アルフェルトが、待機していたリュークに馬を預けて馬車に乗り込んだ。


「アメリア、夜は宿に泊まるんですよ?」


「はい、お母様っ」


「行ってきます」と、元気に挨拶したアルメリアが、馬車に乗り込んで席に腰掛けると、馬車がゆっくり動き出す。


「お菓子持ってきたわよ?」


些か目を丸くしたアスレット事アルフェルトにお菓子の小袋を差し出すと、彼は何も言わずに受け取った。馬車の窓から送り出す両親に手を振りアルメリアは、屋根に視線を向けた。


屋根では、トタトタと歩く音がする。青い鳥たちだろう。小さな小鳥の足音もやたらと大きく聞こえるから不思議なものだ。


「チチチチ」


「チュンチュンっ」


「ピチュ」


「相変わらず騒がしな」


「今日付いてきたのは、リラたちじゃないみたいね」


「分かるのか?」


意外そうなアスレットの問い掛けにアルメリアは頷き返す。毎日聞いていれば、何となく鳴き声の違いも見つけられるものだ。


「ええ。最近、森からやって来るようになった青い鳥たちだと思うわ」


真っ青な青い鳥の子分のような小鳥たちは、群れで行動するようだった。歩き回る足音が兎に角多い。


屋根に視線を上げたアスレットが、屋根から滑り落ちた音に笑い出す。窓から滑り落ちた小鳥が、空中で飛び上がる姿が見えたので、大丈夫だろう。


「どうやって神様と話をするの?」


「賭けになるけどな。もう一度、船に乗ってリラを呼んでみようと思う」


幽霊のリラは、時の止まった森の浄化の方法を伝えたのを最後に姿を見せていない。


「教会で祈った方がよくない?」


「俺は神様が現れる確率の方が少ないと思うよ」


「そうね」


毎日、神殿で祈ったアズールに奇跡は起こらなかった。彼が言うのだからそうしてみようという思いが湧き上がる。


「なら、あの船を探してみないとね」


あの船に秘密があるのかは分からない。けれど、リラが現れたのは事実だ。


三日かけて馬車は港町に到着した。太陽の光を反射させて輝く水面が美しい。防波堤に叩き付けられる水音が、今の季節には涼やかで心地よい。遠くの胸壁きょうへきには、海を眺める人の姿が見える。


周囲を流し見て知っていそうな船乗りを探す。


(あの船は、特殊な船だから需要がありそうよね。もう、出港してしまったのかしら?)


不意に気になる船を見つけたアルメリアが、アスレットの袖を引っ張って歩き出す。


「ねぇ、あの船‥」


「お祓いをしているみたいだな」


安全な航海を祈願するようなものとは思えない。船全体にお札が貼られている。神父のような人が片手を顔にかざひざまずく船乗りたちをひとりひとり浄めているようだった。その深刻そうな表情を浮かべる船乗りたちの顔には見覚えがある。


「アスレット、あの人たちは」


「世話になった船員みたいだな」


ちょっと声が掛け難い。アスレットに視線を向けると、こちらに視線を向けてから正面に向き直り歩き出した。


「船に忘れ物をしたんだ。取りに入ってもいいか?」


「あら、あなた達は」


「どうぞ。お祓いも今日で最後だからね」


「浄められた船に飛び込んで頂戴っ」


朗らかな表情を向けてくれる船乗りたちに些か申し訳ない気持ちで渡り板を踏んだ。

幽霊のリラと対面したのは、アルメリアが使っていた船室と食堂である。取り敢えず、船室へ向かったアルメリアとアスレットが天井に向かって声を掛ける。


「リラっ」


「出てきてくれないか?」


特に何も変化はない。周囲を確認しても冷ややかな冷気も感じない。


「ダメね。お祓いされちゃったのかしら?」


「食堂へ行ってみよう」


アスレットの言葉に頷き食堂へと移動すると、船内の棚には、白い布巾が掛けられていた。床には、白く光る粉が撒かれている。塩だろうか。


「リラが浄化されてしまいそうね」


「心配してくれてありがとう。でも、私は悪霊じゃないのよ?」


声に驚き振り向くと、男性の船乗りが真っ青になっていた。口を押さえている男性が、喋ったのだろう。しかし、少女らしい高い声だった。


「私っ取り憑かれたのっ?」


たたられていると、悲鳴を上げて背を向けようとした船乗りの肩をアスレットが、掴んで引き止める。


「落ち着けっ大丈夫だっ」


「何の責任も取れない癖に甘い言葉を言わないでっ」


何故か頬を染めた船乗りは、涙目になって両手を握って小さく振った。可愛らしい素振りだが、ガタイのいい船乗りだ。反応に少し戸惑ってしまう。


「煩いわね」


慌てて口を塞いだ船乗りの体が大きく傾く。白目を剥いた船乗りが、ガタガタと震え出して暫しで立ち上がった。しかし、白目を剥いたままだ。


「何かご用意かしら?」


「う、うん。精霊王の対価について聞きたいことがあるんだ」


たじろぎつつも向き合ったアスレットが答えると、興味の薄そうな返事が返ってきた。


「ふーん」


「対価が解消されないと私たち結婚ができないの」


リシュリーが、女王として君臨した頃は、女性の統治者が仇となる事態も十分に想像できる。不安定な国を守るためには、必要な願いと犠牲だったのだろう。大国レグザが、長きにわたり平和を維持してきたのが、リシュリーの願いの効果なら今後も必要な力でもある。しかし、結婚はしたい。


「そうなのね。でも、精霊王には解決できないわよ?」


「どうしたらいいんだ?」


「そうね。豊城澪香。貴女は、不老不死になった人間を知っているでしょう?彼女のようにことわりに反した器なら溢れ出す力を受け止めてくれるわ」


「不老不死?」


「私に言えることはそれだけよ」


リラは、冷たいのではない。彼女にも侵してはならない不可侵略域があるのだろう。


「お祖母様の師匠が不老不死だったって聞いたことがあるけれど‥何処にいるのかは分からないの」


「アスレット、宝石を大切にしなさい。等価交換に必要になるわ」


「彼女は、何かを要求してくるのね?」


「恐らくね」


「私は、もうこちらに未練がないの。来ることも難しいのよ。助言してあげられるのもこれで最後ね」


「リラ、この世界は、貴女の暮らすステファニアではないわ。見るもの聞くもの少しずつ違う筈よ?」


「‥‥そうね。いいわ。アスレット、貴方の胸につけた宝石を貸しなさい」


「これか?」


イエロートパーズのブローチを差し出したアスレットに白目を剥いた船乗りが手を翳す。

辺りに風が吹き抜けて宝石が、朱色に変化した。レッドトパーズの中には、橙色が混じり星が煌めいたように輝き出す。


「これで私の声が届く筈よ。ただし、リラが眠っている時に限るわ」


「ありがとう。助かるよ」


「いいのよ。私の気紛れなのだから」


幽霊のリラは、アスレットには優しいと思う。リラが、喋り終えると船内に赤ん坊の鳴き声が響き渡る。うううっと呻いて目を覚ました船乗りが、真っ青になって両手で耳を塞ぐ。


「いやあーっ!」


「探していたものは見つかった。世話になったな」


素っ気なく視線を逸らしたアスレットに代わってアルメリアが、縮こまった船乗りに手を差し出す。


「一緒に船を降りましょう?」


「聖女様っ私は、この危機をみんなに知らせないとっ」


ふらつきながらも自身を鼓舞し立ち上がった船乗りが、渡り板に佇む仲間たちのもとへと帰っていく。


「いやぁーっ赤ん坊の声がしていたわよっ?」


「神父は、何処に行ったのよっあの役立たずっ」


「しこたま金だけむしり取りやがってっ逃すんじゃないわよっこの私が、コテンパンにとっちめてやるわっ」


「まだ、近くに居るはずよっ何処かに隠れているのよっ」


「探せっ探せっ」「逃すなっ逃すな」と、騒ぎ出す船乗りたちは、眉を吊り上げ血眼で駆け回る。とてもご立腹なようだった。


「そう言えば、何故船に入ってきたの?」


何か用事があったのではないだろうか。仲間と抱擁を交わし半泣きしている船乗りに尋ねると、彼は意外な言葉を告げた。


「何故って、聖女様に呼ばれたからじゃないのっいやぁーね」


片手を振って笑った船乗りからアルメリアは、目を逸らした。リラという可能性は少ない。リラが現れた船は、霊魂が集まりやすい船だったのだろうか。アルメリアの反応を見ていた船乗りたちが、表情を強張らせる。


「もう一度、最初からやり直すのよっ」


気持ちを切り替えてお祓いを続けるという船乗りたちに視線を向けたアスレットは、何も言わずにその場を離れた。


「ご機嫌よう」


辛うじて微笑みで挨拶をしたアルメリアは、急いで馬車に乗り込む。


「幽霊っているのねっ」


小さく頷いたアスレットは、胸元にレッドトパーズのブローチを付け直していた。


「屋敷に戻ったらお祖母様に師匠の名前を聞いてみないとね」


「貴族だといいな」


平民だと捜索は難航するだろう。貴族なら年に一回税金を納める関係で足が付きやすい。


「対価はきっと健康よっ」


「ん?」


「不老不死になっても病気にならない訳じゃないと思うの。だから、きっと丈夫な体を求めると思うわ」


「等価交換の宝石はどうなるんだよ?」


「珍しい物が欲しいとは限らないでしょう?不老不死を健康にするための対価に宝石が必要なのよ」


宙に視線を向けたアスレットが、何とも言い難い顔で首を傾げる。


「これから冒険が始まるのねっ」


「会社に学園にとやることが山積みだな」


渋い顔したアスレットは、起業した会社を経営しながら学園に通う。学園では、生徒会の活動も疎かにはできない。恐らくリゼルは、近々留学するために休学するだろう。一気に背負うものが多すぎる。


「一緒に頑張りましょねっ?」


アルメリアの言葉にアスレット事アルフェルトが小さく頷いた。結婚が今後のふたりの目標になる。ふたりで乗り越えてきた今までを思えば、きっと大丈夫だろう。

キララの花言葉は「輝く未来へ」です。読んでくださってありがとうございました。ここで、本編は終了します。後程、番外編を幾つか投稿できたらと考えています。好きなお話が見つかれば幸いです。番外編は、読まない方もいらっしゃるかと思います。最後に是非評価をよろしくお願いします。

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