第8話 自分次第
よく分からないところに来てしまった。
ルシアンと一緒なのは幸いだった。
何故かめちゃくちゃ豪華なお城に連れて行かれ、
何故か今縛られている。
「お前たちは勝手に我の領地に入った。
この魔領地にな!何故ロスギア王国の物が居るの
だ!」
「それは、謎の輪ができて、急に倒れてここにいるだけで、何もしてません!」ルシアン、あざっす。
「うむ、じゃあちょっと説明してもらおうか。」
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「なるほど、そういう事情だったのか、ならちょっとゆっくりしたまえ。部屋も用意してやる。
ありがたく思え!ガハハハハ!」
まじで怖かった。何かその偉そうな王様は角生えてて、ちょっと怖かった。
「あの、部屋は1つでいいです。僕とリーゼルは
一緒の部屋で過ごしているので」
「よろしい。」ホッとした。
「あの、ロスギア王国は今どうなっているのですか。」
「今は分からぬ。けど儂の魔眼を使えば、分かるぞ。」「お願いします。」ーーーーーーーーーーーー
「うむ、建物に被害は無いが、ほぼ人がいない。
100人くらいしかいないぞ。」なるほど、けど建物が無事なのは嬉しい。
自分次第で王国の運命が変わるのか。
緊張するな。