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電車内での、頼む両隣が空席は嫌だ状態

自分が人として認められているか?

認められているか否かの定義は人によって様々だと思う。人の役に立っているか、人に迷惑をかけていないとかね。


これは私に起きた先日の出来事のお話

お出かけで電車に乗っている最中に感じた出来事


「おっ、けっこう空いてて座れるじゃん!ラッキー!」

本当はシートの端っこに座りたいが、残念そこには先客がいて座れなかった

仕方ない、あそこは電車内におけるS席だ、誰もがこぞって座りたがるプレミアシート

「まぁ、真ん中でも座れるだけいっか!」

空いてた電車内だったがちょいと大きめな停車駅でそこそこの乗客が入ってきた

「おっ、混んできたなぁ。この両隣が空いてる開放感ともおさらばか残念無念」

続々と埋まっていく座席

向かいの座席はほぼ満席だ

しかし、何かがおかしい

目の前に広がる座席はほぼ満席なのに私に圧迫感や窮屈感は一切訪れない

そう、私の両隣は空席のままだ

突然、今まで感じていたら開放感が息を潜め焦燥感へと変わっていく

「え?どうして私の隣には誰も座ってくれないんだ?」

「人として嫌悪感を抱く何かがあるのか?」

「見た目か!?いや、匂いとか!??」

おそらく普通の人は気にしないだろう

しかし、私は自分が人として認められてない疑惑が払拭できない状態に陥ってしまった

「くそぅ、いつもぼっちなのに電車内でもぼっちを痛感させられるのか!?なんてひどい仕打ちだ!!」

「頼む!頼むよ!誰か私の側に!!!隣に座ってくれ!!!!」

間違いなく気のせいなのに向かいの座席の人々の好奇の視線に晒されている気持ちになる

「うぅぅ、嫌だ、電車に乗ることすらこんな辛い思いをしないといけないのか、人生は辛ぇわ」

とか、思っているとそこに救世主が現れる

次の駅でとても綺麗にしている若い女性が入ってきた

一目でわかる、あなたお綺麗ですね

そしてそんなやんごとなきお方が私の隣に座ったのである!!!

いや、明らかに人として上位ランクの女性だったんですよ

もうそんなお方が隣に座るってことは「私は大丈夫だ!」っていう肯定感がすごかったですね

なんとか自分の人間としての価値観が守られた瞬間でした


電車内でこんなこと考えるのは私だけでしょうか?

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