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知は力 戦略は刃 能力はオマケ  作者: かりんとう
入学直後編
6/27

6話、Cランカーの来宮

2回目!!


流石にもう...


2018/05/13、15:11、鍵宮かぎみや来宮こいみや


完璧に別の人の苗字と間違えてました。


「はぁ...負けかぁ」

「ああ、くやしー!」

「勝ったけど初っ端やられたから実感が湧かない...」


負けたチームは悔しそうに地団駄を踏み、勝ったチームは相手に大打撃を与えた鼓矢さんを褒めている。


「えーっと...先輩、これからは何をすれば...」


「何もしなくていいよ?別に学園にいてもいいし家に帰ってゲームをしてもいい」


「えっ、これで終わりなんですか?」


「あぁ、Dランクなんてそんなもんだ」


そう言うと一人の先輩は荷物を持ったまま下駄箱に行き、靴を履いてD棟から出て行った。


「はぁ、ど、どうやらこれでもう家に帰っても良いらしいですよ?」


そう僕は同じクラスの人に話しかける。


すると、


「うおおぉぁぉ!!」

「ゲーームターーイム!!」


奇声をあげる男子が数名と、ニヤニヤしている女子が数名現れる。


そう言いながら全員がD棟から去って行く。


「........僕も帰ろ」


そう呟き、荷物を持ち靴を履いてD棟の扉を開けた途端...


「はっ!お前みたいなDランクが調子にのるな!!」


バァーン!!


誰かが思いっきりD棟の扉に突っ込んできた。


その人は、Cオレンジの制服を着ていた。




「ん?あっ!お前は本物のDランクか!初めて見た!!」


僕の足元にはCランクの制服を着て、ボロボロになった少年、


目の前にはCランクの制服を着て体から青色の光を放っているあからさまにヤンキーな男。


どちらが悪人か一瞬で見分けがついた。


「やめてあげたらどうでしょうか?この人はCランクです、少なくとも僕よりかは強いはずでございます」

『なぜかこう言う奴は敬語にこだわるからなぁ...めんどくさいけどしない方がめんどくさいからね...』


「ほぅ...Dランクのくせに礼儀だけは知っているようだな」


上から目線で思った通りのことを言って来る。


『やっぱり...』


「だが、大事なことをお前は忘れてるぜ?」


「........」


「DランクごときがCランクに頼み事してんじゃねぇーよッ!!」


プチッ、


ここで僕の堪忍袋はきれた。


「はぁー、なるほどなるほど...要するに先輩はいつもBランクの人達に悪口や色々されているのでその鬱憤晴らしに僕らやこの子を虐めているわけですか...あー情けない情けない、そんなことしたって現状は変わらないのにねぇ?」


「んだとぉ!?殺す!殺してやる!!Dランクのくせに調子乗ってんじゃねぇぇぇ!!!学生証を出しやがれ!!」


なぜか怒りながら学生証の提示を求めて来る。


「は?学生証?何言ってるんですか?」


「はぁ?お前こそ頭に蛆虫沸いてんじゃねぇーの?学生証同士をタップするとその場で対戦フィールドが形成されて戦えるんだ!!そのぐらい教えて貰ったろ!!!」


「...あ、知らなかった、ありがとうございます!」


正直これは本心からのお礼である。


「取り敢えずタップしろ!!」


そう言って相手の方へ歩き出す。


すると足を掴まれる。


「待って...無理だよ、あいつはCランクの中だと強い方の能力者だ、種類は身体強化(青)だ...」


倒れている少年が必死に伝えようとして来る。


ちなみに能力の中では大体の種類分けがあり、


物質操作型


身体操作型


空間影響型


の三種類があり、僕は身体操作型の支援型である。

その身体操作型の中に身体強化型も混じっているのだが、どこまで強化できるかによってオーラの色が変わり最後にそのオーラの色を書くことになるのだが、身体強化のランクと倍率は、


(黄) Dランク ×1.5


(黄緑) Dランク ×2


(緑) Cランク ×2.5


(青) Cランク ×5


(紫)Bランク ×10


(黒)Aランク ×30


(赤)Sランク ×50


(白)Sランク +15000



こうなっており、白以外は元の身体能力を倍にしてった感じになっている。


なので青色のオーラを持っている相手はCランクの身体強化型の中でも相当強い方なのだ。


「ふふっ、【蒼き玄武ブルー・バーサーカー】...」


ブァッ!


相手が物凄いオーラに包まれ、風が起こる。


「き、君の能力は?」


「僕の能力は自動回復と毒、完璧な支援型」


「...僕の能力は、盾、自分だけを守れる最強の盾」


「え?なら勝てるんじゃ...」


「だけど...どんな攻撃にも一回、耐えられるだけでどんなに弱い攻撃でも一回受けると壊れちゃう...それにまた貼り直すのに10秒もかかる... Cランクの戦いだと致命的なんだ...」


そう言うと彼は学生証を取り出して、


「こう言う時はも戦わないと一生付きまとって来るよ、あいつはそう言う奴だから」


そう言って立ち上がる。


「二人で戦ってみよう、そして華麗に負けてやろうよ!」


「...うん、もちろん、1発でもいいからあいつの顔に拳をぶち込んでやる!」


そう言って二人で相手の学生証に自分たちの学生証をタップした。





ピピピッ!


《バトルモード》


《Cランク 来宮こいみや じょう・Dランク 栗原くりはら れい VS Cランク ごう 哲也てつや のバトルを始めます》


《3、》


《2、》


《1、》


《スタート!》


「最初から決めるゼ?【蒼き玄武ブルー・バーサーカー】!」


〜次回予告〜


「7話、完膚無きまで... 」


明日に投稿したい。

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