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知は力 戦略は刃 能力はオマケ  作者: かりんとう
パシリ奴隷編
25/27

25話、剛討伐計画4


「おらの能力は【絶対に目視不可オールド・ピンボール】、3分間のチャージが必要な代わりにジェットエンジンみたいな物を好きなもの、好きな場所に設置できるんだ、だから自分につけて加速したり石につけて相手にぶつけたりいろんなことができるんだけど...今は逃げることに全力で使うっ!!」


そう言うと、太った体の見た目に合わないほど俊敏な動きで僕ら6人の全員を見る。


「そんなことをする必要があるのか?」


そんなことを桐条は気になって質問をするが清島先輩に無視されてしまう。


だが、無視されたことを見てか、三浦先輩がその質問に代わりに答えてくれる。


「あぁ、清島の能力は見ることで発動するんだ、ちなみにジェットエンジンっぽいものってのはここの青く光っている部分ね」


そう言われて、三浦先輩の背中を見てみると青く光っている点があった。


「は、早く、行くよ!みんな、せーのでジャンプして!せーのッ!!」


清島先輩の急いでいる声といきなりの指示で困惑したが、問題なく全員が全員ほぼ同じタイミングでジャンプすることに成功した。


すると、足の裏に付いているジェットエンジンから少しのエネルギーが放出され体が宙に浮き、背中についたジェットエンジンから大量のエネルギーが出され、まるで一昔前のリニアモーターカーのような動き方で高速移動を始めた。


「おおぉぉぉぉ〜!」


ゴォォォォ...


と言う特有の音を発しながら動くのだが、


ヂヂヂヂヂッ!!


やはり金髪は早い、何を使っているのかは知らないがバカみたいな加速力で僕らと並走を始める。


が、いきなり自分たちの速度が下がり始めた。


「なっ、奴がなんかしたのか?」


そんなことを桐条が叫ぶがそこに清島先輩の説明が入る。


「言ってなかったけど、3分のチャージで1分しか動かないんだよね...この能力だと、それにこんな人数なわけだからここまで持ったのが逆にすごいと思って欲しい...なぁ」


「「なっ、ナニィィィ!?」」


先輩方が大声で驚く。


どうやら制限時間がジェットエンジンを設置した数に比例して短くなって行くことを知らなかったようだ。


その後、勿論金髪に追いつかれる。


するとここで、脳内のマイクロチップに通信が届く。


小宮(兄)【おい!栗原!剛をどうにかする作戦会議をしたいんだ、今すぐに学園に戻ってきてくれないか?】


その通信は小宮の兄からの様で、要約すると学園に戻ってこいと言うものなのだが...


栗原 【行けるかぁぁ!!ただいま金髪の奴と戦闘中!まぁ、一方的に逃げてるだけだけどね!】


堂理【まぁ、そう言うことなので】


桐条【今すぐには行けないかもしれない、すまんな】


一人一個づつなるべく短い文章を送り逃走を再開したいのだが...


目の前には金髪がいるのだ。


身体から大量に放電しながら、黄金に光る大剣をたった今出現させた。


「今からお前らをこのまま____


いきなり金髪の動きが止まり視点を上の方へ動かし始める。


どうやら先ほどの僕らのようにマイクロチップでやり取りをしているのだろう。


____ん?なんです?はい、わかりあしたぁ〜運良かったんじゃねぇーの?」


そんなやっぱり見下すような視線を向け、踵を返すように商店街の方向へ歩き出し、金髪の靴が光ったと思ったらいきなり空へ飛んで行った。


「はぇ〜...って!早く行こ!小宮とかが呼んでたし!」


そんなこんなで3人はまた学園へ戻るのでした。


正直この章はまだ明確なストーリーはないです。


その代わり、次の章からはちゃんとしたストーリーが用意されているはずです。

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