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『開泥』  作者: 紺屋J亮太
黎明の章
2/2

「ハレルヤとエナ」 第1話

作者 紺屋亮太


一人のタイムパトロールが降り立った。

物語はそこから始まる


彼の名前はクインズ、超軽量電子タイムボートに、ハレルヤと言う名前の高知脳のねずみを連れて2850年のエナの惑星にたどり着いた。

地球歴は消滅し、エナの惑星の歴史に変わっている。

クインズは地球の情報を、新しい時空に出来た平行世界にある、エナの惑星に届けに来た情報連絡員である。

エナの惑星は、宇宙から見れば地球と同じ場所にあるのだが、人類が星の支配をやめ、人工知能エナに全てを任せている。


破滅だろうな。クインズはつぶやいた。

さぁハレルヤ、人間以外の哺乳類がほとんど滅亡したこの世界をどう見る?


愚かだろう?


ハレルヤの答えは実にシンプルだった。

現実だよ?


ハレルヤは平行世界の一つで核戦争を2回経験して、人間の愚かさを知って理解している。


そうだな、現実だな。なぁハレルヤ、一度ここを支配している人工知能に会いに行ってみないか?


ハレルヤは答える。

そうだな、情報を売りにいくついでに軽く挨拶には行った方がいい。

でも、無駄だと思う。。。

人工知能は頑固だし。

ここの人間は誰も人工知能が、人の作りし物という事実を知らない。

教えてやりたいけど、時間軸外でのむやみな発言は航時法で禁止されている、歴史を改変してしまうからだ。


そうだな、じゃあ仕事に行くか、さぁポケットに入れよハレルヤ。


情報連絡員クインズは高知能ねずみハレルヤをポケットに入れて、同じくエナの惑星に滞在している別の情報連絡員ジャンスに情報を売りに、中心都市マレビアに向かった。

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