最終話-最後の・・・- ・ 3
告白、そしてその後。
二人の日常は、今日も変わらず続きます。
蜜からのプレゼントは、可愛いオープンハートのネックレスだった。
顔を綻ばせながらネックレスを着ける様子を見て、蜜は思わず林檎を抱きしめていた。そして、耳元で小さく「好きだよ、林檎」と囁いた。
突然の蜜の囁きにビックリして目を瞬かせる事しか出来ない林檎はただただ頷く事しか出来なかった。
***
-…それから。
「蜜くーーーん!!朝だよー!」
晴れて付き合う事になった訳だが、特に何かが変わる訳でも無い。
今まで通りの日々が流れていた。
別に二人とも、変わる事を望まないのだから、それで良い訳で・・・。
「蜜くん、先に行くよ?」
言葉と共に踵を返し部屋を出る林檎に対し、慌ててベッドから飛び降りる蜜。
どうやら立ち位置は若干(大分?)林檎が上の様子。
林檎が蜜の家を出て少し待っていたら、蜜も着替えを終えて出て来た。
そして合流した後、二人仲良く手を繋ぎ登校するのだった。
完
最初にサイトへアップしたのは3年以上前ですが、今でも思い入れのある作品です。
何の変哲のない幼馴染の、日常のちょっとした出来事。
お読み下さり、ありがとうございました☆