X3_Killing me softly
第十四話「Killing me softly」 サブタイトルは「誰そ彼」。
自身に与えられた仕事に納得がいかず、モヤモヤとしていた迷宮調査団員のチェニー・ダング。
彼女は職務を放棄して、探索業にいそしんでいるようだ。
チェニーの導き手の名は、ジマシュ・カレート。
彼の仲間に関しては少々の疑問はあるものの、美しく優しいジマシュとの日々は、チェニーの心を潤し、満たされたものにしているらしい。
〇イデルド・ショーゲン
迷宮都市に派遣された調査団の団長。
かつては高名な騎士だったようだが、いろいろあって迷宮都市に派遣されることになったらしい。
初登場時の年齢は四十歳。妻子はとある地方都市で暮らしている。
身長は百八十三センチでやや猫背。酒と女で気を紛らわせる暮らしをしていて、体は少したるんでいる。
髪はこげ茶だが、白髪が目立つ。瞳は鳶色だが、気合などの類は感じられない。
気の抜けた暮らしをしているが、調査団としての仕事は最低限はやっている。
よほどのことがない限り、団員を見放すことがないのがショーゲンのいいところだ。
― 迷宮都市豆知識 ―
□気持ちは「騎士」でありたい
兄が好きで、兄の目指していた騎士に自分もなりたいと思っていたチェニー・ダング。
身分は兵士どまりで、騎士ではない。けれど、心はいつだって誇り高い騎士でいる。本人はそのつもりでいる。
□揺れる思い
まともな人間でいたい気持ちと、現状への不満がぶつかりあってチェニーを悩ませている。
兵士をやめてしまえばどこかへ嫁に行くしかない。
家を捨てるという発想がないから、兵士を辞めた場合の未来はチェニーの中には一つしかないのだ。
「年頃の女だから」などという理由で嫁に出されるのも嫌だし、誰かの良い妻になる自信がないのも悩みの種になっている。
□娼館街での遭遇
ショーゲンを見かけて文句を言ってやろうと飛び出したチェニーの前に現れたのは、ウィルフレドだった。
一目で憧れを抱いた戦士に、ショーゲンは「ブルノー・ルディスではないか」と問いかけている。
ちなみにこの時、ウィルフレドは娼館を何軒か巡っていたが女は買っていない。
□ブルノー・ルディス問題
ショーゲンが言うには、「王の直属の騎士の一人だった」らしい。
チェニーはこの言葉に納得し、本人が認めようが認めないが、そうなのだろうと考えたようだ。
□気障な男の訪問術
気障なセリフを効果的に使うのは難しい。
けれど、ジマシュ・カレートならばかなり上手くやれる。




