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$08 会社・俺の人生って?


あのシュウを連れた探索から数日が経ちその後。


シュウは色々改造した元妻の部屋を自室化してまたネット通販で買ったらしき、

ダンボールが増えて弄り様々な機械を入れ、

艦内で回収して来たデカい船体補修用だと言ってる馬鹿デカいレーザーを、

何やら改造して何か作ったりしてるし、それから出る不思議素材のゴミを、

俺がゴミ出しする日々と成っていた、シュウが何度言っても風呂で、

機械を洗いやがって俺は風呂を機械油用の洗剤や台所洗剤で、

洗う日々が続いたがしばらくは平穏だった。


そう、しばらくはそうだった、それが来たのは突然だった。

俺の会社は自分の受け持ってる仕事さえしっかり処理さえすれば、

朝の出社から帰社までの時間管理が結構仕事の内容に応じて、

応用(と言う半分自由)が効く会社で、

例えば予定外の時間が空いたら休憩室でぐでーと、

ドリンクでも飲みながら休むとか食事を取りに行くとかが出来たが、

その代わりトラブルが起きれば休憩無しで何時でも仕事で連続残業も、

泊まりも普通に有る結構厳しい体勢で、

月の労働時間をトータルで管理する方式だから下手すると、

翌月無理やり休ませられたり逆に残業して家に帰れない奴の、

サポートに回されたりと言う、

管理外の体制もたまに有るそんな仕事体制をしてた俺に、

今回その月はちょうど俺の担当で上手く回ってた時だった、

上司からの一言が無ければ普通だったのに。


「ああ佐藤、お前明日からいつもの上の指導な期間は向こうに聞いてくれ」

とぶっきらぼうに言われたのが始まりだった。

相手はうちの会社に仕事を回してる輸送の発注会社と、

その中間に位置する運送系管理会社が、

定期的に新人社員に会社の流れを教えるとか言って[実態教育]と言う名目で、

新入り社員に業務の流れを指導するのを、

自質下請けのウチの会社に放り投げる体勢なので、

俺ら下請け企業の社員は交代で他社の新人社員の指導が在る。


今回の俺の順番が俺に回ってきたらしいこういうのはローテで回って来るので、

本来は準備期間とか何時来るとか解るのに期日をチェックしてなかった、

俺の落ち度だし、タダでさえ面倒な管理の仕事に加えて、

追加で新人指導が入ると言う面倒事が加わった。

「と言うわけでさ明日から新人社員が来るんだ、

そのせいで夜遅くなる事になったんだがお前どうする?」

と部屋でグダグダしてるシュウに聞いてみると。


「別に皆の食事と飴とブドウ糖とかネットで買ってるしなんとかなるでしょ?」

と特に俺を気にせずに話をして来た、

「まあ、特殊なお前ならそうだが、お前1人家に残して1月残業とか、

少し不安だなぁ」と俺がシュウに言うと、

「いやいや子供じゃないんだし問題ないでしょ」

と言うが俺的には不安で仕方が無い、

何せ謎な機械で良く何か作っているからだ、

「そうなんだが、じゃあネット通販の荷物の受け取りとか任せてもいいのか?」

「良いよ、おそらくイグさんや班長さんらが偶にくるぐらいでしょ」

と見透かされたらしく

「まあその程度だろうな、じゃ一応上限付きのクレジットカード渡しておくな、

家族用の奴だが」と家族カードを渡す俺の顔も見ずに受け取るシュウ、

反抗期の子供か?と世のお父さん達の哀愁に共感しつつ、

「分かった、これで買えばいいんでしょ、問題ないよ」

と言うので「頼むぞ」と念押しして俺は1月の残業体勢に入った。

今日からは会社の3軒隣りに有るビジホに連続で泊まりで、

強制研修が始まった部屋を取って荷物を置いたら、

出社後上部企業の新人と待ち合わせの会議室に行き、

強制研修が始まった。


部屋を取って荷物を置いたら出社後、

上部企業の新人と待ち合わせの会議室に行き

「始めまして、高田ホールディングスから来ました飯田ヨミです、

宜しくおねがいします」と言う一人目は見た目は結構地味で、

短めな髪型の女性事務員と言った感じの女性と、

2人目は

「同じく、柳コーポレーションから来ました、館山メグです、

よろしくおねがいします」と凄く清楚系で長めの髪型をしてる、

男性ウケが良さそうな風にしている子の2人が来た、

正直面倒だ何しろ今は忙しい時期だし、

俺が下請けのこの会社で働いてるのも、

いろいろな企業で面接の時の対人関連で、相手側の評価時の、

話しのすれ違い的な誤解が多くて採用されず、

後から「ああそうだったの?」とか言われるクチだ


ウチの社長が面接で

「ウチはそういうの関係ないし、仕事さえしっかりしてくれれば良いよ、

君はフットワーク軽そうだしね~サポートとか良いんじゃねぇ?」

と言った一声で俺は入った。

と後で上司から聞いたがホントかどうか判らないが、流れ着いたのが、

ここの会社だし割合今まで上手く言ってる。

人と合って短期間だと上手くコミュニケーションが行った試しがないし、

今まで彼ら中間会社の指導した社員から、

何かしら後から連絡が来たことも無いので余りいい気分ではないし、

恐らく相手から好かれてないだろうと正直慣れた作業だという、

考えでただ働く。


「それでは、通り仕事の形態を説明しますので、

とりあえずこの冊子を読んでください」と言いつつ2人に、

俺独自に作ったここの仕事のマニュアル化した冊子を渡す、

この冊子は俺が毎回同じ事を一々説明するのが面倒で、

個人的に作ったオリジナルのマニュアルだ、

内容は俺独自の[輸送業界クレーム等のトラブル対応チャート]

として作ったチャート型マニュアルの冊子で敢えて細かくは書かない、

概略だけだが、大抵の親会社や関連企業の社員さんはこれを渡すと、

俺への関心を無くして勉強時間を取りたいと離れていくのだが、

今回の2人は別の意味で俺に関心が強まったらしかった。


飯田さんは熱心にマニュアルを見つつ、

説明を求めて来た向上心の有る珍しいタイプだ、

何しろウチの会社が今して居る仕事は、

基本配送のデータ上での管理部署と、

実際のクレーム対応と搬送する荷物の物損トラブル対応する実働部署が主だ。


そこで渡した両方に対応するチャートの簡易版マニュアルに

高田ホールさん所の飯田ヨミさんがなぜ更に細かく聞いてくるとか、

この子は中間会社の直接関係がない業務内容の社員なのに、

なぜ其処まで熱心なの?と不安になるほどだ。


そしてもう一人の子はつやつやな髪の毛を手で弄りながら、

俺に熱心に高田ホールディングスの社内にいる男性の容姿や、

彼女が務めている柳コーポレーションの社内でウチの男性社員達から見て、

出世しそうな男が居ないか聞いて来てた。


「いや、仕事しようよ、そういうのってあまり良いとは…」

と俺が辞めるように言うと、「え~この仕事って、

うちの会社の業務と関係ないですよね?教育って言う名目の視察でしょ?」

と素で言って来る、


「そうなんだけどね、この仕事を知る事で君の所の会社の仕事が、

より分かりやすくなるって言う研修なんだけどね」と言うと

「じゃあ良いです、もう見ましたし」と諦めたらしく、

社内の休憩室に出入りして別の男性社員に声をかけ始めに行ってしまった。


(1日目で研修の仕事を放棄する子は初めてだなぁ、だけどまぁ、

ウチの社員じゃないし、良くある事だし)と俺は遠くから見守ることにした。


結局残った飯田さんが俺の仕事に熱心に付いてくる状態で、

現場の視察やネット越しの通信対応を真面目に見てて居る状況で、

対応する現場の声も良かったのだが、研修4日目の朝に、

トラブルが起きたと聴いた。


俺が朝出社すると、

会社は大騒ぎだった何か内勤の社員達が全員が電話対応してる、

「佐藤ちゃんあんた大変だよ!」と声かけて来たのは、

会社でも中堅の女性社員で割と良くしてくれる、

年配だが信頼されてる女性社員の中でも代表的立場の人だ。


その人に俺が「一体どうしたんです?」と聞くと、

ああ、佐藤君「それがね、貴方の今回担当だったキレイ目の子いたでしょう?」

と頬に手を当てつつ話してくれる、そこで俺は嫌な予感を感じつつ、

「ええ、柳コーポさんの所から来た女子ですね、初日から仕事放棄してた~」

と言うと。


「そう、その子がうちの部長と昨日夜飲みに行って、

部長が主催で開いたお酒の席で高田の部長さんと柳の課長さんと、

3人と部下達一緒だった席で、何時は連れて行かない部下を連れた、

飲み会だったらしいんだけど、そこにその子が高田の部長に粉かけられて、

かなり飲んでたら、柳の課長さんが呼んだ柳の若い社員と、

不倫してたらしくてその子、彼氏が居たのに高田さん所の部長さんに、

今度夜個人的に会うって話してるのが高田の若手の彼氏にバレたらしくて、

その子は若い子と付き合っているのに、

柳の若い社員と部長さんとのW不倫で男性陣が大騒ぎだった時に、

最後はその高田の若い男が刃物出してウチの部長はそれを収めようと、

したらしいんだけど、男性陣が全員大怪我して警察沙汰よ、警察!

ウチのあのちび部長も、刃物で軽い傷だって言う話で一応検査入院してて、

今日は出社してないし、


そして今朝のこの話が大々的にニュースか何かで広まったらしくて、

今社内に来る電話は全部が、興味本位で来る良く理解らないネット関連の?

取材とか?良く理解らない所からの電話と苦情とか怪しい話ばかりでね~、

もう大変よ~」と聞き、


俺はそれを聞き少しだけ焦って「俺課長の所行ってきます」と向かった、

「謝らなくていいから堂々とね」と行ってくれたので少し気が楽になったが、

課長の所に行くと。


「まあ、なんだ、君のせいでは無いのだけど、ただな、

君が指導中の担当だったのが運悪かったね。

騒ぎを起こして捕まった男ってのが、ウチの一番上の親会社、

高田さんの所の偉いさんの息子でね~柳に入社してた社員らしくてさ~、

最悪なんだ、何しろうちに出入りしてたウチの社員に、

例の子を社内でウチのが高田の若手を紹介して知り合ったと言ってるらしい、

つまりウチが仲介で関わって紹介した女だって言う話が出ててさ~


噂だと言っても、一番上の高田さん所が柳との交流でも、

その刃物振り回した高田の社員をウチのあの部長が多少だが、

優遇してたらしくてうちの社の所為で関係が壊れるって、

高田さん所は言っててさ、親会社の父親とかは降格で会社側からは、

ウチに今後も含めて、こういったトラブルは困るって、

高田さん所の更に上はそれは激怒しててね~


その女子の担当を首にしろって言ってるらしいんだ、

当然その女は首なんだけど、責任を取る上司って、ホントなら直の上司である、

柳の方の上司のはずだったんだろうけど、ちょうど研修で担当が今はお前だ、

ホントツイてないな、でどうする?」

と物凄く冷めた目で課長は俺を見てくる。


(そう言われたってそれって首か辞めろって事でしょう?でも、

俺のせいじゃないよね?、だけど断っても結局は一緒で首か…

それならいっそ自主退社のほうが退職金が出るな、

しかし急だな昨日まで普通だった俺の人生は何なんだったんだ?)

と考えに考えて結論を言う。


この会社は親会社から仕事と情報の管理権限を一部とは言え引き受けてる、

となると、その権利と下っ端の俺1人を天秤にかけるまでも無く、

会社は文句も言えない立場で、

俺は今はこの2択しか選択肢が無いので仕方がない。

「わかりました、自主退社します、今日付けで良いですか?」と言うと、

「そうか済まないね、でも退職届は必ず出して行ってね、書類上、

消えられると後が大変だからさ~」と、淡々と言って来て、

この会話で俺あっさり退職、辞職願を自分で用意してたのが無駄になったらしい。

俺はその足で倉庫からダンボール持ってきて私物を入れる、

ロッカーやらデスク周りの物を放り込むと、

デスクの業務書類を割り振るファイルを、

関係する部署の担当者のデスク上に文字通り放り投げて総務に行き、

事情を言うと、「ああアンタね聞いてたよ」とあっさり申請が済み、

出された関係書類にサインと判子を押して正式に退職終了。


社内は騒然としたまま電話が鳴ってて凄く忙しそうだったので、

俺のことを見る人も居ないまま、俺は1つのダンボールを持って会社を出た、

そして泊まってるホテルからも荷物をピックアップして、

ロビーで連絡を入れて明日からはキャンセルすると言い、

荷物はスーツケースと段ボール1箱とたったそれだけだった。

ただただ呆然とするだけで、

今後どうするとか考える暇も無くケースに段ボールを乗せて駅に向かう。

途中にある居酒屋チェーン店が目に入ったので、見ると昼もやってるのを見て、

日中の営業をしている事に驚きつつ気付けば入店。


すべての種類の焼き鳥を1個ずつ頼み、ビールを大ジョッキで頼み、

一気に喉に流し込み潤すが、悔しさをやけ食いして落ち着かせて、

そして焼き鳥の串が残るテーブルの前で(あ~今後どうしようかな~、)と、

串をぶらぶら揺らしつつ、後悔の考えが頭に残るだけで、

それ以上の思考が進まない。

その後、酎ハイを昼間っから飲んでトボトボと昼に乗ったことが無い、

家方面行きの電車に乗った。


結局俺はダンボールを抱えて帰宅したのだが…

俺は部屋に入ると、そこは今の俺の心とは対象的にメチャクチャ明るく、

楽しそうだった。

「ただいま~」と俺が声を上げると「お~お帰りだ~」と班長の声と、

「お邪魔してるっす」とイグさんの声が聞こえ、

リビングにつくと、シュウが班長さんとイグさんにお茶を出してる所だった。

「やあ、皆さん今日は休暇ですか?」とちょっと苛立った俺は、

少し低い声で聞くも、

班長はあの日に買い物をした時、「この原始的なひげ剃りの方が沢山使える」

と言って俺は不思議だったが、ひげ剃りをそれ以外の所にも、

おそらく使ってるのだろう、見た目が前回会った時とかなり違い、

安かった中華の全身トリマーと更にひげ剃りで髭を剃ったらしく、

全身がスッキリして居て、よく見ればヒゲ以外も綺麗に無くなって居て、

眉も整ってて、今まで印象が薄かった緑色の目も綺麗な印象で見える、

そしてついでなのか、最初からなのか今まで薄かった髪の毛が、

多少だが在った頭まで綺麗にツルツルに成っていた。


元々体格が良く、今は髪の毛が全く無い状態になってて、

体まで最近ウチで風呂に入ってる所為か無駄にツヤツヤでムキムキ筋肉体型だし、

どこぞの軍人さん?って感じに成ってる。

更に他の作業員さん達も見れば身体以外も服も若干小汚かったのが嘘のような綺麗さだ。

またイグさんは直近に見た姿より何故か小汚く成って居たのがボサボサで、

ハネまくってた髪が美容品とか各種な1本3000円の高級シャンプーとか、

ヘアドライヤーとかで結構キレイになって髪はつやつやサラサラに成ってて、

下地の金髪の髪がキレイだったからか、金髪も光っていて目も青い色で、

白い肌も青い目も見た目は今じゃどこぞの令嬢って雰囲気だ。


そして二人は私服でどう見てもいつもの作業服ではないので、

今日は休みだろうと結論づけた。

「もしかして今日ってお休みですか?」と俺が言うと、

班長は当然と言った感じで「あ、分かったか」と言ってるし、

「いや~分かるっすよ、ねえ~」とイグさんは少し恥ずかしい感じで行って来る、

「まあね、私服だしさ」とシュウも言う


「さっき俺らで街に買い物行ってきたんだが、お前さんがシュウに渡してた、

クレジットカードってので、買えて助かったぜ」

とシュウに渡した家族カードで班長が買えたとか言ってて不審に思い聞き返す、

「え?あのカード買い物で使ったんですか?アレは家族用で一応は使えますけど、

お二人はどう見ても、

俺ら日本人には見えないから店で疑われませんでしたか?」

と訊くと、

「ああやっぱりね~」とシュウがいきなり納得してくる、

「僕に家の外に出るな!って行ってたのって外見が問題だったんでしょ?

何となく分かってた、

ネット上でも日本人は外人を異様に怖がるって海外サーバーでは、

よく書き込みされてるしねでももう大丈夫だよ、

実はあのローダーに積んで持って来た雑貨品の中から少ないけれど

面白い物を見つけてね、認識変換デバイスって言う機械で、

地球人からしたら嘘みたいな効果が有る道具でさ、

連合では法的にグレーな機械だけど、便利な機械が出て来てね。

このチョーカー見たいのがそうなんだけど、

地球人はその点無防備だから簡単だったよ、僕らを日本人だって思い込んでて、

簡単に買い物できたんだよ」と自慢げに話すシュウ、

そこで俺はてっきり透明化する何か不思議な道具とかだと思い聞く、


「はあ?、何だその認識変換デバイスって、もしかして透明化するとかか?」

と違った反応が返ってきた、

「違う違う、これは簡単に言うと階級が偉い人が相手に自分たちの見た目を、

何となくその人物が見たい人物風の概念に思い込ませる装置って所かな。

普通は上級将校だけど見た目があまり宜しくない貴族の幹部とか下っ端兵に、

カッコイイ人物や威厳の有る人物に思われる言葉や、

立ち姿を良く思われる様にしたい相手に刷り込んで思わせる機械なんだけど、

軍人とかって機械化義眼な人何か、

基本は身体強化やデジタル補正レンズ付きのメガネとか使ってて効かないけど、

地球の一般人と違って効きにくいから思ったより出力が強くてさ、

こっちで使ったら、予想より耐性が無い地球人だと、

日本人ですって言うとその人脳が普通に本気で信じちゃうんだよ、

効きすぎて逆にびっくりだったよ」

と逆に日本人が引っかかるので驚いたと言われた訳だが、

「つまり日本人だと信じさせたと…」

と俺は今まで信じていたシュウが一瞬だが信じられなくなり落ち込むと、


「うん、機械の方は僕がデジタル阻害波を出してたから、

監視カメラとかには写ってても、ぼやけた何かが掛かったようになって、

見れないようにしておいた」と言うシュウの笑顔に俺は呆れて頭を抱える。

「は~、そっちについては分かった、そっちはトラブルは無いとして放置だな、

で、実はこちら側が問題が起きてねぇ、

大事な話があって急いで帰ってきたんだがちょうど全員居るし丁度いいかな?」

と俺が真剣な表情で話をしようとすると他に皆も急な事で不安になったのか、

「なに?どうした?」と言う班長や「なんスカ?」

と気になっている風な顔で訊くイグさんと、

「うん?、どした?」とシュウが何となく全員がのんびりな態度を、

未だキープした感じで聞いてくるので、


俺は真剣に言う「実はね、俺、今日会社クビになった」と凄く真剣に言う。

だが誰も日本語的な発言が理解していない雰囲気で、

「?」「?」「首って何?」という顔をしてるので、仕方が無く一から説明する。

「ああ会社から仕事を辞めさせられた、明日から無職だよ、

つまり明日から金銭の入金する仕事が無いんだ」と言うと、

一番早く理解したのはなんとシュウだった。


「不味いじゃないか!、もう通販で色々頼んじゃったよカードって信用ないと、

使えなく成るんだよね?、どうするのさ僕の生活」

と言う話を聞いた残りの二人は、ここに来てやっと理解したのか、

「なに!~無職だって」と驚いてる班長と

「そうっすよ、せっかく手に入れた素敵生活の生命線が台無しっすよ!」

と何故かイグさんは逆ギレしてるし「困ったな」

と何か考えてる感じを出すシュウ、

「いやみんな自分の事ばっかり、俺なんて明日からどうすればいいか、

不安で仕方がないんだぞ!、まあ今月の生活費とかは有るし、

退職金は少しだけだけど出るけども」仕事探しって、

昨今の日本じゃ別業種だと見つからずに大変だし……、


「それなら例の副業を本業にすれば良いっすよ!」

と真剣に考えてるか分からないがイグさんの提案を聞きつつ、

「え?君等の地球での買い物の案内をするツアコン的な仕事をか?

それはちょっと……、仕事とは言えないだろう?」と思わず言ってしまう、

すると直ぐにイグさんからの訂正が入る、

「そっちじゃ無くて支店で艦内の[探索者]を仕事にすれば良いっすよ」

とイグさんが言って来る、

「いやそっちの機械とか、他にも色々この星で換金出来ないでしょう?

こっちの物品はそっちじゃ下手に目立って何処から持って来たとか、

そっちの宝石や貴金属は商品の出元が不明だと国が言い出して調査入るから、

お互い色々騒ぎになって、それこそ国とかヤバい人たちに目つけられて、

問題になるって、それに俺はそこまで若くないから夢を追う仕事もなぁ~、

安定して無いだろうし困ったな」と色々言って居ると

「あ~駄目っすかね?」とイグさんが言い負けた所に

「とりあえず、少しでいいから金とか宝石とかを売り買いできる、

商人になったらどうだ?ウチの連合は基本この地球より貴金属が安いし、

大量に手に入るし少しずつ売るなら良いんだろ?」

と班長が助け舟を出してくれたが、そうは言うがと俺は考え込んでいると、


「現実的で良いですね」とシュウまで納得してるし、

「いやあのね、そういった売り買いは国の許可を受けた古物商とか税関とか、

許可を受ける必要が有ってね、

貿易実務関連の書類を申請したりする必要が有るんだ」と説明すると、

「だったらその資格を取ればいいだろう」と、

どや顔で言う班長は凄く髭も無くなりスキンヘットも輝き、

しかも少しだが筋肉が付いた様な気がする程元気そうに言って来た。


「そっすよ」とこっちは適当に言って来るのはイグさんで、

それを気にせずにシュウは「だね」と何故か全員が納得してる様子で言う3人、

「いや、日本じゃ狭き門過ぎて、俺には取れないと思うよ?

…とりあえず売り買いはしなきゃ行けないから確かに資格試験は受けるか、

はあ~解った明日資料の買い出しや、許可申請の仕方を聞きに行ってくるよ、

…って何処に行って、それどうすれば良いのかな?さて調べないと」

と俺はなぜか押し切られた感じで決められたが、

いつかは手続きしなければと思ってた事だったので、

正規の手続きで売り買いできる許可を取る試験を受ける事に前向きになった。


「これで買い物できるね」と俺が言った発言を訊いてシュウが買い物が出来る、

日本円が手に入ると喜んでいるが、俺は丁寧に説明する。

「そう簡単でもないぞ、まず資格試験を受けて合格して、

会社を作らなきゃ売る資格すら出ない、そして会社を作ったら、

商品だが宝石や貴金属を何処から宝石類を持って来たとか、

申請しないと疑われるから、そこを上手く通す申請をしてと、

道は長いんだよ、まず資格と宝石の売買をする会社を作らないといけないだろうし、

取得ないしは買ったか?とか、とにかく入って来た、

商品の由来をどうにかして考えて作らないと売れないしなぁ~。

はあ~とりあえずは時間か掛かるな、

貿易の実務関連のどういった業態なのかとか調べて行政に疑われない程に、

しっかりした会社を作らないとな」と俺が何をするか数えながら説明すると、

俺は「やっぱりやめ、」と言いかけた時に、「仕方がないな~僕も少しは手伝うよ」

とシュウが横から手伝いを申し出てきた、完全に道を塞がれた格好だ。


「おう、俺らも手伝えることがあったら行ってくれ、多少の事なら手貸すぜ」

と班長までが言うので「助かります」と俺は答えると、

そっすよ」とイグさんも言ってくれた、俺は自宅のリビングで生体アシストロイドと

異星人の2人に励まされて、俺はいきなり素人が金属や宝石の会社を作るか?

何かしらをしないと、行けなく為ったらしい、

結局それっぽい事をする為に大変な活動をする事になりそうだ。



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[気になる点] 説明文も説明台詞も長過ぎて要点を得ず、何を言ってるか分からない。 長々とダラダラとアレもこれもと説明すればするほど要点がボヤけ、相手に伝わらなくなります。 退職の経緯が突っ込み所満載…
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