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$47 自主隔離の人を管理してる者です


俺達が見て居る所にやって来たのは、

ピーピーと工事車両に近い高音のクラクションを鳴らして、

シュウが乗ったもう一台のローダーだった。

俺たちが今回持ち出したローダーは大型輸送用のローダーを改造した、

ここの支社に前から有ったらしい機体で、非装甲型なただの中型トラックだ、

恐らく輸送を目的とした物を回収した方で、

シュウが乗って来たのは俺と一緒に見つけた軍の装甲車型の方だった。


「やー来たよ~」と白い民間人用のNASA仕様に似てる、

俺がタリ星で買ったデラゴーン連盟正式宇宙服型の防護服を、

俺がまだ袖も通していないで飾る予定でぶら下げ用の牽引機迄買ったのに、

ソレを勝手に改造して背中や胸ポケットに何か機械を付けて有る、

恐らく真空に耐えられ無いが浄化機能の装置だろうけれどソレを付けて、

着てる…「それは酷くないシュウ?俺まだ着ても居なければ、

飾る部屋も無く時々ケースから開けては見て悦に浸ってた程度だったのに、

もう!改造?既に中古じゃねえか!」と俺が怒る。

「まあまあ、今度は本物の民間用の宇宙服買ってやるからさぁ

民間用だけどアレだけが売れれば買えるっしょ」と言うシュウに、

今回調整課の課長さんまで来ててその人物の横で言ってくる。


「いや、そうだけども、何?こう子供が大切にしてたおもちゃ的な物をさ、

兄とかがこう全部起きたらにプロっぽく改造しちゃったって感じで、

これ以上改造しようが無いって感が凄いんだって、だってお前の、

今着てるそれ以外と煤感とかこすれ感とか雰囲気出ててしかも大胆に、

改造ってそれ、もう無理だろ」と俺が言うが、課長さんは

「あ~ソレ解るわ~でも諦めろ」と俺は一言バッサリ言われる。


シュウの笑い声が俺の端末を通してグラスの骨伝導部分から聞こえる。

多分こっちの気分を律する気でその様な重い言い方で言って来てるのだろう、

と思って居たらいきなり後ろから班長のドスの効いた声で、

「理由は宇宙服不足だ、つまりお前等が見つけて来た酒だの、

薬だのエナジーものだのってのは、普通に今じゃ流通していないし、

そもそも凄く貴重なんだよ、あの薬1瓶で50万とか普通に闇で、

偽物が売ってるんだぞ、正規の本物とかアレだけ有れば、

当然貴族の目にとまる、しかも回収作業をしつつ正規の仕事も、

しないと行けねえ、だから新人にいつもの仕事任せて俺達は宇宙服探しだ、

多少はあるったって数少ねえ、探しに探してウチの連中総動員で、

知り合いの所に宇宙服借りに行かせててな、おまえらが言ってた、

見つけたって言う物資の回収だが量が多くて大変だった。


だが別の意味で酷かったぞ、何しろ宇宙服は犯罪者用のとある星から、

修理に出てたのを修理工場からこっそり借りて来て使ったが、

それが別の意味で仇になってな洗って無いから中の匂いが凄くて、

回収した連中は匂いが目に来てて泣きながら回収作業してたぞ、

まあ金になると言い聞かせて居たのが功を奏してな

お前が持って来てた日本の台車をロープでフォローにつないで、

運ばせようとしたら、途中で倒れるから付きっきりで結局はお前らで、

運べって感じだった、まあ全部回収したんだが」

と班長からしっかり置いてきた回収物資を回収したと聞き一応安心する。


だってアレが連合側で売れれば一気に連合側の資金は増えて、

大金持ちになりその資金で金銀各種宝石や珍しい金属類等を買って、

日本から売って当面の資金に出来る!と少しだけだが嬉しくなる俺、

だがその陰で変なウイルスに感染している可能性も在る

と思って居るとシュウが俺の宇宙服着て笑顔で言って来る、


「実はね、悪い知らせなんだけどここの隔壁を閉鎖したっての、

が意外とここは元軍艦だから簡単に隔離出来るのだけれど、

少し問題が有ってね~それが隔壁を閉じると同時にこの艦全体に、

病気が発生した時のマニュアルに沿って閉鎖したから、

情報が艦のどこかに居る筈の名称不明なAIにデータが流れて、

ウイルス感染とかそっち系の閉鎖方法で、

区画閉鎖したから本来は各医療スタッフとか本来なら来るのだけれど、

廃艦だから来ないでしょう?この艦のメインAIが情報を知ってて、

多分対処方法を普通は取るのだけれど流れるんだけど、

ここのメインAIってどうなってるか分からないんだ、

全く動いていないから下手すると空気の移動の完全遮断だけで無く、

この艦の登録IDが無い人たち纏めて帝国軍の侵入とか勘違いしたら、

AIに殲滅兵器送り込まれるか空気抜かれるとか、

兎に角エネルギー消費の無いシンプルな事をするかもしれない。


だから僕は一応今からここの空気とかの汚染度監視センサーを、

だまさず完全に切って手動で閉めますという事で、

その作業要員を連れて来ました調整班の方々で~す」

とシュウが言う横には宇宙服らしき服を着た集団が横一列に並んでて、

見知った顔も居る、ただ彼ら全員がボロボロの宇宙服で汚そうだった。

さあ、イッツ・ショータイム!とシュウが両手を上げて言う声が、

俺の端末から聞こえ終わった時、

ローダーの後ろから数人の多種多様な白黒とか、

オレンジ色とかの宇宙服着た人達がわらわらと下りて来て、

見た目が何か可愛い服の人や恐らく何とかして、

用意した宇宙服で着慣れて居ないから、

動きが緩慢で可愛く見えるのだろう、

そんな彼らが出て来て、隔壁の有る区画の角まで歩いて行くと、

壁を電動ドリルでネジを開けて行く、「チューーッン」

と高い回転数から出る独特の回転音がして壁に使われてる金属板が、

開けられて行く、それが気に為って居るのは俺だけでは無くミケ含め全員だった、

俺達が見守る中、来たのが調整班の人達とシュウだけだと分かった。


シュウが言うには

「そうそう、今班長が皆の血液検査の準備してくれてる、

どうやらお前等が最初に用意した物は簡易検査では何も出なくてな、

仕方が無くノーピアさん達の関連する病院で検査させるらしいから、

裏で検査させられる所探して班長結構銀河中走り回ってるよ、

何しろ5人の作業員と宇宙猫、それに連合流来で無い人達が、

未知の感染症に罹っているかどうか?とか言う危険な検査とか、

物騒ワードばっかりで、へたすると普通なら連合本星の調査が入るからね、

そこを誤魔化しての検査って言うんだから大変だよね。

まあ僕の見立てでは罹ってても多分古い地球の感染症程度か、

この艦に元々在った古いウイルスで恐らく最初期の帝国戦役時代の、

戦時中に在った古いウイルスだろうと推測するけど~、

それなら戦後に対策ワクチンとか普通に有るし直せるよ、まあ、

それまで閉鎖するここで待機しててよ、精々往復移動で2日検査で1日で、

持って言って結果が来て4日って所?まあ何か欲しければ持ってくるし、

買って欲しければ買ってくるけど、

兎に角血液検査の結果が出るまでここで待っててよ取り敢えず今日は、

さっき作って来たステーキをご飯に乗せたステーキ丼ね、朝は各自で食べてね、

一応食パンとか持って来てるから皆が乗っていったここに有る、

ローダーの冷蔵庫事置いていくから、持って帰ってきてね、

後、必ず今差し入れるマスクして出てきてね」とシュウが言った時だった。


ゆっくりと「ガコーン、ガガガガ」と何処かが擦れる音を立てて、

両サイドの隔離壁が下りてきた、

先程の壁の板を剥がした所から操作しているらしい、

その隔離壁は両方とも小さな人が出入り出来る、

程度の小さいドアが付いてて、更に下りて来ると同時に天井の空調も音が変わり、

「カシューー」と圧縮音が流れ始める、

「変な音出てるけど、これって空気を一度狭い空間に入れてそこから、

少し高い圧力でフィルター通して押し出す形で送っているから、

こんな音っぽいねまあこれで他の区画は安全でしょう、一応遅れた原因は、

こっちの接続業をするのに必要な区画がこっちと通じてる区画を、

今みたいに全部閉じて来たからなんだけどね、

まあそういう理由で遅れたの悪いね、まあそこは我慢してもらうかな?」

とシュウは宇宙服を着た状態で言い切って来る、

しかもこっちが何も出来ないと思って腰に手を当てて、

何か偉そうにしてるまあそこはシュウの独自に得た、

僕っこ系の個性だろうと諦めて俺は必要な物をシュウに言っていく、

アイツは何だかかんだで人の話は大体覚えてる、

そこはアシストロイドの特徴なのだろう。


「って訳で、ベットは有るしトイレも紙さえ有れば普通に使えるし、

必要なのは机・椅子程度?一応持って来た厚手の寝具は温かいし、

寝具一式以外も旅行に行くような持ち物持って来たとまぁ使ってよ」

とシュウに言われ俺らは言う事を聞くしか無かった。

さて今回はこれだけ次回は今用意してるのが

多分連合なら簡単に手に入る物が有るだろう機材でさ、

日本で手に入れ難ければればソッチの部品や手に入れやすい方で、

買って持って来る予定で材料調達で必要なのは火炎放射器の部品だ。

無ければ加圧で噴霧する散布機を改造して作る、

有ればそれと、ガソリンよりよく燃える液体燃料系の燃焼する薬品で、

それと生石灰とか消毒薬品だな、

防護服は無ければ簡易宇宙服でも良いから必要な分用意してくれ、

頼むぞシュウ、後で1匹のコウモリだけとは限らない数を、

撃ち殺すなり燃やさなきゃいけないかも?しれないだろう。

だから火炎系の武器が欲しい、無ければ道具を作れば良いしな、

それに相手も1匹じゃ無くて複数と考えてる、調査次第だけど頼む、

後は娯楽だな!、通信端末経由で良いから地球の海外ドラマとか、

忙しくて観られていなかった分を見て取り返したいし、

地球の俺が契約してる有料データの動画サイトと共有してくれ、

そうすればこっちでも見放題だろ?

繋げる連合の規格のモニター持って来てくれると、

大きな画面でのんびり見えて楽だから有ると良いかな?」そう俺が色々言うと、

最後にシュウは呆れた顔で呆然としてて後ろで班長が笑って居た。

「ハイよ頼めば何だって買って来るさ、何せアレだけの物が手に入るエリアだ、

火炎放射器の材料だろうが強力な銃弾だろうが買ってくるよ」

とシュウが言い「ハハハな?言ってた通り祐二は反撃するタイプだったろ?」

と班長が俺の言うだろう言葉を予想していたらしくシュウに言っている、

どうやら俺の性格を班長は賭け事か何かに利用してたらしい、

「酷いっすね、ソレは殺菌消毒や原因解決に必要だから言ってるのに」

と怒る俺、


そして俺も含め必要な物を聞き取ったら、

すると短期だと言った先から皆アレが欲しいコレが欲しいって言い出す、

結果として大体は同じ全員ここぞと休む気満々だったらしかった。

そしてシュウを始めとした宇宙服姿の作業員達に今回俺達の持ち込んだ、

使う為に持って来た古い寝具や衣類とかを袋に入れて持ち帰ると言う、

洗うとかでは無く廃棄だそうで恒星に向けて打ち出して、

焼却だって言ってた彼らは俺たちが乗って来て第2管区で持ち帰った、

物資の残りをトラック型の大型ローダーに積み替えて、

俺達のローダーは何やら緑色の液体を噴霧する装置を背負った数員で

消毒液だという物を掛けて全部噴霧された唯一良い点はその緑色の

消毒液が色が残らず乾燥が早い所だ、彼らはウチらの居たであろう

施設周辺も噴霧して言った。


その後ここは今正真正銘隔離施設となった。

その雰囲気はまるでアレだアルカポネが居たとか言う、

アルカトラス刑務所って感じは全然しないが、

俺の心の雰囲気は正にあんな断崖絶壁に居る、

陰気くさい孤独な所って気持ちで居たいのに!…

今ここには、俺を除く彼ら5人と1匹が気楽な感じで、

何故か集まって残ってた持ち込んだ方の酒や菓子を食べて、

用意してきてたキャンプ用の布製コットに座り楽しんでいるが

その為に俺の心を乱された怒り、荒んだ気分、そんな感情が、

止まらずに出て来そうな感覚がする。


この変な怒りの感じ何だ?苦しい筈なのに皆楽しんでる、

何だろうこの違いヤバい薬かウイルスか何かの外的要因だろうか?

と疑がって持っているホーロー製のコップを見る、

気がつけば飲んでいたのは只の水の筈だったのが気が付けば、

飲み物は水の筈がカップに入って居る物はビールだった、

ああコレかと俺のコップに入れた犯人を捜すと

真横に居る軽く酔ったイグさんだった、

「犯人は貴方か!」と言うと「そうよ!」と何故か乗ってくるイグさん、

元々飲んでた水は家の水道から分岐して濾過装置で濾過して取って、

シュウが日本のネットで購入した設置型の大型の機械で、

濾過してから汲んだ水に今回シュウが持って来てくれてた、

各種ソフトドリンクと普通のミネラル水とか、

各ペットボトルや水は大型のプラ製の20L缶に入って持って来たのと、

折りたたみ式のプラコンに入って置いて在ったので、

酒などは無いと思ってたが、

だがそれとは別の古い持って探索に持って来た方の食材内部に入れてた

材料の内部に紛れ込んでた酒が原因だった、

薄らとだが嗅げば解る程度の匂いでは在るが、多分軽いビールだろうが、

俺のコップに入れているのを見て見ぬ振りをするとか全員だけで無く

しかもミケまでもが共犯とか酷い猫だ。


そうして少し酔った頭で隔離エリアに唯一シュウ達が置いて行った、

物資の確認作業をする、酔って居てもしなければいけない作業だ。

持ち込み1ドアの冷蔵庫とそれが繋がってる、

ポータブルバッテリー電源が1セットしかもポータブル電源は、

電磁化式の発電装置?と言って良いのかこの艦の床から出てる、

ローダーを動かす用の電磁石用コイルに、

無理矢理日本用のコンセントを付けた代物を置いて言った。

多分だがこれで床から電力を取って2台で稼働してる冷蔵庫と、

その繋がっているポータブル電源にも充電する為のコードが、

連合製の部品で無理矢理作った変換器と繋がって、

電力を取る仕組みらしいのが置いて在った。


結果として、その1ドア型冷蔵庫と2ドア型のが動いてて、

今は静かな空間に値段が安かった海外製の冷蔵庫が繋がってブーンと、

あの独特のモーター音を立ててる。

俺たちはその音がする中で用意していたたっぷりの量のスープと、

持って来て貰ったステーキ丼が冷めないうちに、

多少は残っても良いからと頑張って食べる。


すると…「うぐ!ゲホゲホッコレって作ったの班長だろう?、

これ前から思ってたけどあの人って最近特ににんにく、

つまりガーリックの入れる量が凄く増えてるよな?

コレなんて、凄く良い味してるけど、代わりに物凄くにんにくの量が、

多くて明日の口臭とかが凄い事に成ってるぞ!もう飽きたんだが」

と俺が言うと。

「そっすよね、いつも思うんスけどあの人って、気にいる人物が在ると、

際限が無くなるまで、ここまで良いかな?もう少し良いかな?って感じで、

増やして行く傾向が有るッス。とイグさんの解説が入った、

だから結構前にも気に入ったって話して来て何かな?って思ったら、

硬めの食器洗い用ブラシで体を擦ると血行が良くなるって、

健康に成って病気してたのが無くなったって人の動画でやってたのを、

真似して嘘っぽい地球のYaTubeとかっておっさんがやっている奴を、

見て[試してみるか~まあ失敗しても被害は無いだろう?]とか言って、

体が血だらけに成ってたっすよ、そしてあの人その次の日から

[ありゃ体表の老廃物取るのかと思ったが素材が駄目だった~]

と軽く言って今度は違う業者の老廃物除去スポンジに代えて、

こする様になったっす。

時々そう言う事しては普通に戻るっすけど気に入ると極端に続けたり、

量が増えたりするっす」とイグさんはため息を付きつつ、

多分イグさんが一番多く付き合わされた人だと推察する。


「あ~そう言う変わった事を極端に継続して行う人って結構いるよね、

分かる、見た事が有るよ」と俺も理解して言うと、

「それだけじゃねえんだぜ、

あの人はここゾンブレロ・ワイヤレスのミルキーウェイ支社に居る、

俺達とは違って他のメンバーとは全く違う、

変わって居る方向が逆な凄く頭が良い感じで普通ならこの支店に来て、

惑星流しにされたと受け入れて諦めるのにあの人は何故か、

抵抗する様に上からヤメロと言われてるのに、

こっちから積極的にここに来る裏の組織の偉い人達と普通に、

何か取引してるし付き合うし、異様な清潔さと健康好きだから、

今はニンニクにハマって居るが結果は色々やっては、

周りから怒られて居るけれど、

上の注意も裏の力でどうにかしてるし何なんだ?あのおっさん?」

とアレンが班長の事を不思議そうに言って来る。


「そうだよねえ、あの人って何であんなに筋肉付いているの?

普通の市民とかってそこまで鍛えないし、

見た目は宇宙盗賊か船乗り系だけれどそんな資格持ちが、

この支店で下級市民がケーブル運びの監督者するとか普通は居ないし、

給与額がウチは手取り十数万ビットでギリギリ生きてる新人達は骨と皮、

船乗り系は中級市民やらが主流で同じ過酷差だけど、

大体3~40万ビットクラスでしょ?来る所間違って無い?、

それとも普通のうちらみたいな下級市民から鍛えたって言うの?

違法船乗り系は遺伝子改造でムキムキにしてるけど、

ここでは肉体改造って遺伝子関連できないでしょ?、違法手術受けた系かな?」

とケイトリンが班長の不思議を話してるが、

他の皆は何となく気だるそうに話しを聞いて居ない様子で、

皆そうそうと頷いたり暇そうにぼーっとベットに横になってる、

多分酒を飲んで居る状態で食事を取って眠くなって居るのだろう。


そして俺たちは班長の謎を追うのを途中で放棄して、

夜モードに時間的に変わった通路から各自食器を持ち帰り、

自室に付いてる油が浮いて来る、

艦内水道でオレンジ色の出る水が入って居るバケツに、

入れ付けてしばらく放置する、用は油が浮いてるが水につけて、

汚れが取れやすくしてるだけなんだが、何故そうしてる?

と理由を訊かれればそれは現在洗剤とスポンジを当時、

危険と判断して置いて来たから無いと言う単純な理由。


まあ在ってもここの水じゃ洗っても意味は殆ど無いから。

シュウ達が持って来てくれるリスト内に入ってる予定の物資で、

持って来て貰える事に期待する。

そんな今はオレンジの水が垂れてる水道の音や、

冷蔵庫の音などがして静かに成った医療官舎の中央の通路は、

今じゃ夜間モードで酒も入ってて、

食事も済んで、俺達は今何もする事が無い。

既にぼーっと考える思考を止めてリラックスする時間も飽きて来た頃、

地球時間で日本は午後8時を回った。


何も無いので、ただぼーっとするしか無くなった時だった!

「ピロ~ン!」と電子音が鳴る、その音は俺的には聞き慣れた音で、

俺のFaikbookの着信音にしている音だった、

端末を見るとシュウからで、

「業務報告 各員に連絡:通信接続終了、

今から映像も含め見放題プランで契約したチャンネル見放題!」

と文字で連絡が来てる。

すると周囲に居た作業員さん達が端末で、

好きなドラマの続きらしいのを見始めた、

その次に

「但しテレワーク明日から会社でウイルス感染で暫く休むけど、

して貰うって事で僕が副社長としてガンガン回すね!

もう既に簡易の工事入ってるけど先程、中島社長から連絡、

周辺に不審者が深夜出て作業場が荒らされてるとの事、

契約した工事に含まれてた警備会社が、応戦したけど、

既に深夜警備の数人が昏倒させられ縛られた状態で、

発見されてるとの事で、

今まで契約の範囲だったから言わなかったけどもう限界で次が来たら、

降りると言ってるそこで籠もってるお前に相談が有る連絡を乞う!」

とか書かれてる。

「…え~地鎮祭までまだだぞ?既に工事の前の工事をしてるって、

テレワーク?それ早く言えよ、おい!」と俺は文面に驚いて電話を掛ける。


繋がると同時に俺は少し焦りながらシュウに訊く、

「なあ、シュウさん?どうなってんの?まだ購入契約が済んだ後だけど、

地鎮祭すら未だなのに警備が降りるって聞いて無いよ?、

これはもっと前に言うべきで、そういう事は今回の探索を、

するより重要じゃないかな?最初の段階で探索を中止にしてでも、

そっち優先にするべきじゃない?」と俺が訊くと、


「いや探索しないと活動資金が不味いし、大した事無いと言えば無いし」

とシュウは歯切れが悪い言い方で言う。

「おいおい、そういうのを報告するんでしょ?日本の会社じゃね、

ホウレンソウって言ってそういう報告とかを適度にしようって言う、

指導が有るんだよ?お前だってこっちに入れば聞いた事位あるでしょ?」

とシュウは普通に驚きもせずに返してくる。


「うん、それは知ってたけど流石に日本の民間警備が、

普通の価格で逃げると思わないでしょ?

それにこれは地鎮祭前の整地作業とかの下工事だよ?、

資金も今回の件で貯まったし、…だからね、

日中、朝から夕方までは最大手がお金積んで何とか警備してくれるけど、

夜はイヤだって逃げるんだ、そこで出て来るのが未だ使う予定が無かった、

警備システム、荒れ地で運用する気が無かったのに仕方が無いから夜間、

君たちには今日から暇なんだから警備システムのAI学習のために、

テレワークって形で働け!いい仕事が出来たぞ?

名付けて深夜の撃退ゲーム~~!、

コレは何とあの御殿場の施設工事現場に業者さんに、

大きな横幅の有る深い穴をショベルで1つ掘っておいて貰い、

これから僕が一部の作業員さんたちを連れて現場に行きます、

そして連合のとある場所で買って来た警備しシステムを起動して、

発電機とソーラーで充電したバッテリーのドックを設置して

僕たちが必死な思いで買った警備ロボと警備システム本体を、

設置して来ますからさあ其処からが大仕事!」


「深夜になると、

何処からともなくハッキングも直接の妨害も効かない、

未知のOSが乗った警備システムが起動している場所に、

深夜はまるで人が操ってるように動いて敵を粘着弾で止め、

電磁アレイで真っ暗な場所も鮮明化して見ているかのように確認し、

相手の手足を粘着剤で止め穴に放り込むか、

そんなに近づいてきていない人達には、

マイクロウエーブで出来れば腹系を無理なら脳を刺激して、

追い出す仕事です、さあ簡単でしょ?

その作業は普通はその手の警備システムのAIに数日で覚えさせるか、

基礎起動データを入力するかなのだけど、

流石にこれを地球の人間に行わせる訳には、

行かないから困って居たら何と!丁度そこに暇な人が

6人も居るじゃないですか!コレって凄~い」


「何せ、深夜に人が来たら操作パットで機体を操作相手が誰かを確認して、

お帰りを願うだけのボタンを押すだけと言う簡単なお仕事です。

これで何と!計算上深夜の警備費占めて1日で8万円が、

掛からないどころか6人に深夜手当を出しても未だ残る凄い仕様で、

更に1週間もすれば現地AIが仕事を覚えて交代してくれ、

ソッチの寝てるだけの6人プラス1匹の食事代まで、

自分たちで稼いでもらい更にそれを持って業務の代わりとする、

素晴らしいプランってどうよコレ!ってことでよろしく~」


等とシュウが突然ドコゾのブラック企業の幹部みたいな事を言い、

通信が切れた、

どうなっている?大丈夫か?と俺はかなり不安になったので訊いて見る。


「なあ、秀くん?君が言ってる事は結構な危険な考えに基づく発言だよ?

分かって言っているのかな?それ労働法違法です、

もう一度言うけれど労働基準法違反だよ~」と俺が言うが、

「ああ~?それだけれど、そっちは日本では無いのですよ~連合だからね?」

と少し声はかわいい系感じなのにドスの入った言葉を出しながら、

グラスのレンズの先に移って居るシュウがそう悪そうな言い方で言ってくる、


俺はここが日本じゃ無いから労基違反じゃ無いとか言われて、

そのままお互い会話が止まる、…

(コイツこっちが連合の企業の内部だからって言いたい放題だな、

まあ人手が居ないし連合の人に地球で警備システムの

運営をテストで頼むとか結局は誰かが行う作業だけどさぁ)

と理屈では解ったが呆れた俺は少しだけ抵抗した。

「おいおい、海外扱いとか非道すぎるだろう、時間と賃金守れよ」

と言えば、

「ふふふ、法律とは権力者が正しく運用させて初めて法律と言うんだよ」

とか言いやがって、

その声は完全に悪意に満ちた上から目線的な声だった。

「まあ、結局はする事無いんでしょう?昼に起きてのんびりして、

明日僕が用意した物持って行く時にコッチで用意した機械を、

色々買えた分とか含めて今現在用意できた分だけ持って行くから、

弄ってコウモリを殺菌する道具でも作ればいいよ、

だけれど、夜チョット働いてくれるだけで何と1日で8万円だよ?

収入在るし会社的にも支払いが減って良いだろう?Win-Winだよ」

と言われた。


そして俺は確かに理解して居るし、

俺が主導する購入した工事現場だしコレを蹴る立場に無い現状だった。

そう1日で8万円だ、

それだけ入るなら横の部屋に居る5人たちはアッサリ良いと言うだろう、

それを受ければ俺だけ仕事しないとか断れないし、

何しろ元々発注元がうちの会社とか笑えない、と諦めた。

「判ったよ、やれば良いんだろう?やれば!」と言うと、

普通にシュウが「そうだよ?殺れば良いんだよ!やれば」

と一瞬だが、「やれば」って声が殺せって意味の「やれ」

に聞こえた俺が居た少し疲れているのか?

と思うがそこは本当に疲れて居る事も在って判断を諦めた。

そんな酷い事態になった隔離初の夜。

諦めて俺は考えるのを翌日に回して横になると諦めて寝た。



そして翌日の日が落ちた今、

俺たちのユニットは地獄のデスゲームをシュウにやらされてる、

各2つの3人チームで急速に近づく不審者に向けて移動していた。

「ツッピ~こちらアルファ1、デルタ1は右側面から第2陣にアタック!、

逃がすなよ、指向性マイクロウエーブの強力なノックで一撃で倒せよ、

下手に反撃されるとこちらが傷つくツッピ~」と言うと、

デルタ1と言われる聞き慣れたイグさんの声が、

「ツッピ~こちらデルタ1了解っす、一撃でやりまっす、

各自粘着弾でバインド後即攻撃!アタック!ツッピ~」と言うと、

こちらが囮として音を出しながら逃げてた機体を一気に下げる、

後退する機体は凄く早くて、

その速度は、

人の走る速度を超えて約時速40キロで高機動中だった、


3人一組なのは、相手がかなりの素人だったからだ、

動きを見てもどう見ても素人のそれだが問題は武器だった、

警備会社が逃げ出すというだけ有る武器、

そう普通なら死ぬ程度に危険な武器だが拳銃とかでは無い、

危険な武器、[鉄パイプ]だ、といっても只の鉄パイプでは無い、

一人1本から小型のも含め2本は持ってる、

だが警察も脅されるだけでしかも私有地に更にけが人が居ないので、

警察も呆れて注意して終わりとなるため、

最初の数日は抵抗むなしく警備員がに惑って

翌日警察を呼ぶ作業員を保護する形で警察が来るも、

怪我人が居ないのに加え毎日だと逆に嫌がられた、

古い老舗ながら小規模な警備会社が大手の下請けなので文句も言えず、

そこの社長は犯罪者で騒ぎの中心の上と話を俺達が付けなきゃやめると、

言いだし、警察も夜は来ないと言い出し、結果俺達の出番と為ってる、


理由は警備も警察も誰もこの妨害工作の真犯人と言うか、

妨害者までたどり着けないからだ、警察が犯人達下っ端から聞きだした、

上に話を聞きに行くと、その上を指示されその上と、際限が無い状態で、

しかもヤクザではないので、警察も命令系統が解らず、

仕方が無く秀の提案に乗るしかなかったらしい、

大手警備会社は妨害が無くなるまで警備を止めると言い出し、

今は妨害は関わらずそれ以外を警備する契約へ変更されてしまってて、

独立した契約で守る対象が施設のみ、

それと朝一の通報だけは頼んだ、「電話を1本入れるだけで良いので」と秀が、

拝み倒すように言った成果らしく通報だけは為てくれるそうだ、


連合から持って来た防犯システムで、倉庫予定施設横の作業員達が、

活動拠点にしている所から約500メートル離れた草木も切って無い、

放置された場所を数人で切ってもらい、

翌朝にはコンテナがあってという形だった。

もちろん持ち込んだ方法は凄く簡単現地で組み立てる、

「基本必要なのは自動型整備機械と、

土から幾らでも精製する粘着剤の補充液と空気を吸引して水素を作り電力と、

格納庫につけられてるアンテナで、6分割されたコンテナをシュウが、

ノーピア氏から本気で頼んで借りた人手、

(募集を掛けた惑星タリのバイトさん)と

軍用の光学迷彩が使える輸送ドローンで運び降ろし、

大型のコンテナ輸送トラックを勝手に祐二の声を使って、

個人のドライバーを手配して借り出して、

マンション前に秀が連合軍から大枚叩いて借りて来た光学迷彩シートを、

張り巡らし、バイトさん総出で組み上げ、

輸送に来たトラック運転手を秀達が眠らせて居る間に

深夜にシュウが奪ったトラックにコンテナを載せて極秘輸送、

大きさは5m級の長方形なコンテナで空のコンテナ輸送車で運んで、

現地では一緒に乗って行ったサイボーグ化したバイトさんに下ろしてもらい、

返って来ては、シュウが又複数の警備ドローンも大型容器には言った物を、

複数積み込み何度もシュウが輸送してしてローテーションで

小型の警備システムドローンを持ち込み、

2台ずつ現地で整備する警備システムの核であるコンテナを確認した。

(何しろ借り出した人手に手動で自動車を運転できる人が、

居なかったから使えなかった為秀が全て運転をしました)

そうした努力を知らない祐二は

輸送した車両を下ろした途端に運用開始で戦ってる訳だ。


そして連合は元軍用戦闘艦内に居る俺達隔離されてる要員は、

YaTubeで海外のリアルな、

戦闘の動画を見たり地球は米国製のゲームで遊ぶと言う形で、

戦いの訓練を積んでる程度だが、

現地での警備ゲームとして試して見てその動画が一気に広がると、

連合の中でもその手のゲーマーが入って来て攻略するなら如何するか?

とかいう話題となり、俺達隔離されてる要員の使える数を超える、

警備車両は予選を勝ち抜いた上位のゲーマーが入り、

如何にもって現地で夜な夜な暴れる犯罪者(暴れるだけでけが人が出ない)

それらを俺達は一気に硬化銃で相手の足を固着させて、

動けず絡まって倒れる男達が一斉に5名の男たちが倒れると、

そこを側面から頭部側面を電磁波の強力な1撃で即全員が目眩を起こして、

叫びながら、意識を失わせる、そして最後は穴に廃棄だった。


「おし、目標停止、周囲のストレンジャーは残ってるか?

居るなら追撃にいくぞ?ッピ~」と俺が訊けばアルファ1と

名乗った俺が他のメンバーに周囲の状況が帰って来た。


「ツッピ~こちらアルファ2周囲に残ってるのは恐らく1人っすね、

ここから北東方向に車輌が1台と大型ワゴン車っすエンジン音から確認、

それ以外の侵入者は無しっすツッピ~」と聞こえ、

2人が操作する警備車輌以外は残り警戒を続ける、


そして俺はアルファ2と名乗った、アレンを連れて現場まで移動すると、

車輌のエンジンに向けて強力な指向性マイクロウエーブの一撃を撃つ、

打ち方は凄く簡単で、地球製のゲームパットの上面サイドの照準誘導キーを、

押し、パットで狙いを付けて、バツボタンを押すだけ、

それで待っていたであろう車輌のエンジンが死ぬ、

最近作られる地球の車両は全てコンピューター制御だから、

そこを殺られると電気が流れずエンジンが掛からないと、

何処かで核の悲惨さを教える動画か何かでそう言ってたと、

思ったがそれが正しかった。


先程から運転手がエンジンを掛けようど何度もイジっているが、

動く気配もない車両に怒ったのか運転手のラッパー風な服装な男が、

ボンネットを開けて見てる所を、


「ツッピ~こちらアルファ2っす殺っちゃいますね、ツッピ~」と言うなり、

男が車輌の前で突然バタッと後ろ側にのめり込んだ、

倒れた相手は結構な大柄だったので勢い良く倒れて完全に動いていない。


「良し終わり、オールクリア、今日のお仕事終了~って言いたいけど、

ここに転がってる奴らを、

いつもの様に掘られた穴にウインチで引っ張って放り込んで終了な」


と俺は警備システムの末端車輌で小型の6輪バギーに、

電磁マイクロウエーブ発生装置と粘着剤発射装置(圧縮空気発射式)

が積まれた車輌を操作して意識を狩った侵入者の体に、

ハンド型の握りで食い付くワイヤーアンカーを狙って打ち出し、

引きずって行き、最後に昼のうちに建設業者がショベルカーで、

掘った大穴前まで引っ張ると最後は他の車輌で押し出して落とす。


既に持ち込んだ機器の管理AIがそれを学習してて、

更にシュウが組んだ下位用の予選ゲームのデータと俺達の行動で、

ドンドン賢く学んでいくAiは

大半の行動を出来るように成ってた、

当然この半分動かない人達を穴に入れると、

日中に働く作業員が見つけて朝第一報で警備会社が通報。

最後は警察がいつも通り大型の機動隊バス等の護送車で署に送られて、

終りとなる流れの予定だ。


ただ今の所は下っ端ばかりで不法侵入で身柄を、

警察に渡すと記録されて2度めは刑務所と成るかどうかで、

一応只の不法侵入と武器等準備罪で逮捕されるが、

その程度と何故か釈放されるのでだったら一気に狩り集めようと

どんどん足止めしてはマイクロウェーブを照射して受けた連中は、

本来なら痙攣等で動けなくなるだけだが、シュウが設定を変更して、

照射時間を5秒から一気に10秒にして更に追跡モードをONにしたりすると、

物が物だから頭部を追跡照射され続けると逃げても三半規管がやられて、

倒れたまま上下から垂れ流す酷い廃棄物に成り下がる。


今の敵はここに下っ端を侵入させてる謎の俺達への敵対者で、

それを元に俺達の方でも特にシュウが情報を集めてる段階で、

俺たちは敵が見え無いで居る。


だから倒れた物達も大型建設用のショベルカーで穴を掘って捕まえた、

廃棄物を放り込むと警察を呼びハシゴで回収する事に為っているが、

一番最初は放置を数日して見た、作業員達から見えない位置だが、

臭いと苦情が3日間来てたそうだ、そして夜間の駆逐作業が始まり半月、

結果として次々と送り込まれる素人と警察へ行った相手が又来る元もなく、

普通は部下が戻ってこなくなれば諦めるのが普通だが、

手駒が尽きると敵は驚く方法を取った、[バイト募集だ]

東京で若い連中に時給1万の物を壊す解体仕事と言って、

夕方から夜にかけて働けるというチンピラ以下な感じの人間を、

繁華街で雇ったり、闇の借金を奪い取ってるヤクザから、

低価格を借りてるだけの奴らを買い取ってかき集めて招集を掛けさせ、

トラックで輸送とした結果攻防戦に成った。


今日以降は俺たちの生活は昼夜逆転するだろうと思って続けていたが、

今日は異様な人数で、計算では既に機体は3度補給を受けていて、

一機あたり総人数でも数百人は穴に放り込んでいる。

穴は一応汚れた服などを燃やすためと水で体を洗うためで一応3倍の、

3000人までなら詰め込める計算で掘ってある穴だが、

太った奴やそれ以上の人数いれば、

地上に廃棄物の山が出来る計算でそこまで来ても、

警察は動かないので、ドローンで撮った空撮画像を

一応警備システムの動作方法や攻撃装置の原理等を解らない用に、

加工した動画をYaTubeライブで発信し続けてて、

全国の警察のメールアドレスにも動画URLを送りつけて見たりしてる、

同時にタリ星経由でこの製造業者系列の機械を作ってる会社が有る、

武器メーカー[フィノヴシステムズ]にもデータとして映像も含め売ってる、

「なあシュウ、今日で半月たったよなぁ、既に15日目だが、

相手はかなりの物量で奴ら来てるな、

データで見ると俺らの行動を後ろで誰かがサポートしてる感じだ。

そしてこちらは最初以降はかなり動作がAIが学習してくれてて、

正確になってるのに電力消費が4割から一気に6割まで上がってるぞ?」

とアレンが呆れた感じで言って来るが、

当然俺たちは隔離中でお互い直接在って話してる訳では無い、


全ては端末を通して話し、俺はグラスでの通話だ、

この警備の映像も地球には無いグラスで見ると3Dの普通に、

そこに居るかのような連合の通信技術で8Kも真っ青な高精細画像

とそれを中継するシュウが用意した、

警備システムとリンクしたデータを俺の部屋経由でこっちに引き込み、

連動させたシステムを俺たちが警備AIに動作を教える形で

ゲーム用のパットで操作して駆動させてそれをシステムAIが、

学習してる15日目だ。


既に大半を学習して今は最適化アルゴリズムとやらを

構築中だそうだが俺にはそこまで言われても、

プログラマーでは無いので中身は分からない、

ただこれは俺が買った方の古い警備システムだという事で、

貰った方の新しいシステムはまだ起動してさえ居ない。

何でも貰った方は凄い奴だそうで使うと鉄壁の防御で

侵入者を切ってしまうそうだと聞き俺は怖いから取り敢えず、

動かしていないそして、ここ数日シュウからの差し入れは、

食事だけと為ってる、


まず2日目に寝具と机・椅子は届いた寝具は俺が部屋で使ってた物で、

ここで使った後は艦内に置く形で持ち帰れない何せ感染疑いの有る、

身なので持ち帰ることも安全が確認されるまで無理だ、

だから机と椅子はノトリで買って送って貰った通販品、

それらはまだ良かった、

問題は衣類だ、「おいおい、よりにも拠ってこれ持ってきたのか?」

と俺がシュウに言った時、「ああ、何故か新品未開封で放置されて、

ユウジのタンスの奥に隠す様に放置されてた奴よく分からないけど、

使ってないしここで着る分には良いかと思って持って来た、

既に他の分は皆に配布済みね」と言われた訳だが。


これ実は以前居た会社の宴会の即興劇で着る[ダサい服買っといて]って、

前会社の上司から言われて唯でさえ冬にネット通販大手とかで始まった、

ブラックフライデーとかも重なって忙しいときに、

ここに追加で忘年会の余興の服とかを買えとか言われて、

検索しなきゃって気持ちが頭に残ってた時に、

付き合いで酒を飲んだ帰り、当時は当然冬なので、

酔って大量に注文した品らしい、

十数日後に届いてビックリして購入履歴を見て、

ああ、深夜に買ってる、これは俺が兎に角面白いのをバンバンポチって、

酔った勢いで買ったなと完全に覚えていなかった品だったりする、

代金も支払い済みでしかも中国からの直接購入なため、

返品するにも代金も支払いしなきゃで諦めて仕舞い込んでた奴だった。


そんなTシャツやトレーナーやらキンキラの光沢有るパンツやレギンスとか、

赤、青なウイッグとかが入ってたまあウイッグは被らないけどね、

完全に今日本の人と合うとヤバい人認定受ける奴を着て、

シュウが来るまでは

生活を始めてこうしてネット通販で届いた椅子に座り机の上に置いた、

ゲームパットでゲームして持って来て貰った元会社用の

ノートパソコンを使い色々金のレートを確認したり、

海外ドラマ見たりしてのんびりと思ってた訳だが、


何故か今日はここ最近物凄く夜が忙しい毎日シュウが連合の、

感染症対応ツールで俺たちの血液や酸素濃度の確認を端末のデータから、

確認してくれてるらしく届いた専用ツールで俺の腕が毎日端末の、

データ読み取りして居るがそれと関係なく増える夜の警備の仕事、

最近次第に人数が増えてはいた、

既に御殿場の工事を発注してる現場では侵入者は日に日に増えてて、

1夜で約30人から現在では50人規模で来る、

その為ショベルで普通の穴から大穴に変更して掘って貰い、

深さ5m幅10m四方の穴に2000人放り込んでて最近は過密気味だ、

当然それだけ来るが、一応シュウによると3000人までは収納可能だそうで、

昨日までは普通に撃退してるので日中は回収して外の山中にある、

県道との境目に放り出してって扱いで普通の警備会社が、

警備してる工事現場なのでヤバい人らも日中の工事の最中は来ないし、

着てもすぐ捕まえるだから夜来ると言う事に成るのだが、


今日は異常だった。


そして朝が来る午前4時まであと3分という所で、

大型トラックが一気に3台突っ込んで来た、「ツッピ~こちらアルファ1、

既に5時間経ったがまだ来やがる、幾ら補給してもきりが無ぇ、」

と言っていると、「ドッカン」と木板の簡易防壁を打ち破り、

大型トラックで敵が人を輸送してる車が突っ込んで来た、

中からもの凄い数の人が出て来る、

「ツッピ~最終決戦だ、全機マイクロウェーブを

車両前方に集中コンピューター破壊して止めるその後は乱戦だやれるだけやれ、

勝ったら焼きそばを大盛りの山で提供だツッピ~」

「ツッピ~ウヲオオオ~~やるっすゲットっすツッピ~」

「「「ツッピ~ヒャッホーーイタダキーツッピ~」」」と言う無線通信と共に、

まるで戦場さながらと言うよりリアルな低劣度紛争が始まった、

翌朝、「ツッピ~やったっすツッピ~」

「ツッピ~こちらデルタ分隊がイタダキだぜ、ツッピ~」

と言う無線の声が映し出す場所が、

静かになった朝方頃急遽警察がやって来たと言うより、

完全に恐怖感で機動隊が前面に出てきてて白旗まで立ててる。


そしてそこいら辺りに散乱してる負傷者になった賊を急いで回収していった、

何しろ毎日来るので問題だが今日は人数が多すぎて

シュウが近隣の警察は来ないから仕方が無く、

県警本部のネットで画像通報が出来るシステムを利用して、

県警本部の管理している大画面に通報という形で

穴に嵌まって居る大勢の犯罪者や穴に回収され放り込まれる、

犯罪者の映し出した画像を見た県警本部の警官達は大騒ぎになった、

何しろ総人数は正確な数は現時点では不明だが見ただけでも、

この人手不足社会に於いて暴徒が数千は居るのが見える状態だ、

焦らない警官は居ないだろう、


現地には手製には思えない加工武器が全部で1万8千程度の

大半が同じ武器で今回は鉄パイプの先端にコンクリが付けられた、

メイスもどきからバールや金属バットなどが山となって、

1カ所に積み上げられており

何故作った?と聞きたくなるヤカンにコンクリを入れた鈍器が有り、

大半が祐二達の戦闘により無効化された人達が持って来た物で、

ヤカンは当然未使用で回収され持ってた女性で、

ホスト狂いにされた女性ホステスさんがドレスの姿のまま捕まった、

これを逮捕したのは、映像が映し出されるまで事態を知らなかった

県警本部の機動隊員だった。


地域的な危機的事態と捉えた山梨県警本部長は内密に

[警察庁]と[法務省]にweb会議で報告しリアルタイムな映像まで送り、

所謂お伺いを立てた、

「この映像は現地の土地所有企業から送られて来ていまして、

元々は現地警察に止めて欲しいと言われていたそうですが、

更に悪化中なのが見て取れます、人数は管内の警察署は此方からの連絡に、

応答するも認識して居ないと言うだけで、

署長達は「いつも通り10人程度だろう」と指示を出していないと、

確認したところ言われました本部長命令を無視と言うことで放置して居ます、

見ての通り既に2千人を超えているだろうと言う状態を私は無視できません、

当県警本部としては大臣に「組織的犯罪処罰法」の即時発令をお願いしたく、

理由は逮捕ですが、ここまで組織化されていると、

かなりの資金が流れ込んでいるかと…止めない訳には行きません」

と敢えて資金が有ると匂わせ根回しが行われた、

組織的犯罪処罰法つまり破防法とか言われる法もあるが、

この辺りは資金を没収出来るので捕まえられると犯罪者の資金が国庫に入り、

(つまり犯罪者=今回の襲撃者の資産)上からの覚えも良い、

その結果として決定が成された。

そして当時に即地域の警察署に連絡して署長以下課長クラスまで、

全員を近隣の署も含め本部から送り込んだ捜査員が突入して緊急逮捕した。

逮捕理由は業務上公務員職権濫用罪と言う一番罪が重い奴で逮捕された。

理由は命令を聞かないからという理由だがこれが一番悪い、

そして最悪だったのが、現地の一番近い署の警察署署長が、

親玉として紹介されていた人物から拳銃とかは使わないと聞いていたので、

自分は問題ないと言い出し武装もせず立てこもり、結果として、

警察署の署長室のドアを「開けろ~!」とこじ開けようとする捜査員と

「嫌だ開けない」と言い閉じこもる署長の攻防が起こり普通に20分立てこもった。

この珍事件で、流石にこれを後日報告された警察庁長官も、

現地で指揮してた県警本部もに予想外だったらしく頭を抱えたそうだ。


そして幾らでも補給が続く粘着剤を撃って来るドローン相手に、

県警は何処からとも無く聞こえてくる声の指示通りに、

「ここで起きた事件はゲームのイベントの一環だと広告を打つが、

其方が変な気を起こせばこちらは、今回の事件は県はもちろん、

政府から県そして地域の不安とそれが報道されると、

日本の治安崩壊と大々的に報道する嫌ならこれは無かった事として欲しい」

と言われ非公開にすると口約束だが契約し

服を脱がせ洗って男女別に回収して帰るために半日かけた。


その日の朝、シュウが作業員を雇ってる各社に、

臨時の休暇日として来ないように指示結果として、

その後シュウは被害者という体で「知ら無かった」

「知らない海外の会社に依頼して警備して貰ってる格安だった」と言うと、

県警はもちろん更に上も、この警備装置を動かしているのは、

奇しい海外の何処かの国の実験的な組織による情報収集用の機械実験か?

と疑い出し、シュウが提示した契約書も全部が偽物だと為ると、

そこから県警も何も言わなくなった、

更にシュウに県警が許可を得て防護服を着たり胴長と言う、

お腹辺りまで覆うなが靴の延長のような服とゴム手袋で、

1人1人の身分証を掘削回収して、最後にガソリン等の燃焼剤を警察が、

消防に頼み、消火訓練として臭くて防疫的にも危険な服を燃やして、

ほぼ燃えてから保健所を呼んで消毒剤を巻いて、

ショベルカーの鍵を持ってきてもらって埋めた。


その頃から、県は大きな看板を大量発注して設置、

通る道には検問を設置と繰り返して、県道の先へ行かないように指導しつつ、

逮捕もあると書いた看板も設置して、

それが即行動できる法的限界だったと現実に行動して出来ない事実を知り、

関係者は焦ったと言う、結果としてやっと大規模な妨害を止めたが、

残ったのは大量の犯罪者の事情聴取と裁判で、

聴取は県を上げてとしたかったが、人手不足がたたり無理で、

当時の県警本部長の元上司である警察庁関連を通じて、

千葉県警と茨城県警の捜査員を半分借りて地味で且つ内密に話を聞き、

捜査して司法に渡す段になると、

司法は根回し通りにバッサリと組織的犯罪処罰法と認定して、

一回の裁判で終わらせ総人数非公開で、

回収した手製武器1万8745品を武器とそこだけ認定し、

それ以外も含め非公開裁判で全員の内雇われた方で、

逮捕歴が有る物は人数が人数なので大半を別件逮捕として、

臨時で逮捕して裁判は一人ずつ臨時再開された刑務所の中で確認して、

文章を読み上げて終わらせる略式裁判で終わらせ異議があるなら、

地方裁判所で最初から裁判をする事を告げるが元警官も含め、

大半が事実を認めた、理由は現地にいたのが確実で、

しかも周囲に民家も無い事から警察によって、

確実に武装している写真も動画も指紋のついた武器もあるので、

裁判を後に回しても問題ないとの判断で確保されていた、

1万3500人強が移送されて閉鎖中の少年刑務所を2施設が、

一時的に再開した。


そして逮捕された警察官達は本当に業務上公務員職権濫用罪で有罪で、

現役の刑務所などへ収容仕切れなかっため

閉鎖中の少年刑務所を2施設再開のために派遣されて、

自分たちが入るために施設の掃除をする事になり、

酷い目に合ったと聞く事となった、だが閉鎖中の少年刑務所の掃除から、

始めると聞きそれなら逃げられるだろうと思った一部素人の犯罪者や元警官も、

逃げたが、ワザと逃げられる用にした結果即捕まり逃げられなかったらしい。

そしてこの逮捕で一番得をしたのが自衛隊の上層部で

北海道では訓練している自衛官達を借りて監視の訓練と行って手伝って貰ったが、

自衛隊的には脱走があった為捕まえられたので良い訓練になったと、

自衛隊の監視が更に付き、なおこの事件に対して警察は情報を、

つかんだ報道関係者には敢えて情報を教えつつ報道は、

捜査中なので禁止と行った、結果としてマスコミは、

大規模な人員が入り込んで暴れた全員が雇われた過去最大の闇バイトで有り、

また過去最大価格の賃金が提示されていたと言うが、

犯人は無職で騙された者たちの犯行で有ったと発表したが、

その主犯は報道されなかった。


そしてその大事件と言うか、今までの妨害行為をしていた奴らを、

まとめて逮捕して事件化した結果が起きた日の翌日5日目の昼、

昨日のリアルゲームは酷かったと思いつつ今俺は治外法権という事で、

電動ドリルで電動噴霧器を改造してる、理由は【コウモリ】を焼くためだ、

正直焼くと酸素が失われて危険だが、

そこは仕方がない1匹程度を焼くなら問題ないだろうと改造してる、

ガストーチを先端に付ける形で、

噴霧器の送油モーターやホースを油に強い耐油耐性のに換え、

強いのに変えてる今の所水で実験していい感じで、

細い水が4m程飛んでるこれなら火が付いても、

安全圏にいられるだろうと考え現在は漏れる部分の改造中だ、

何せ連合の薬品とガソリン系の送油という違う事をするので、

管関連の部品が実験で連合のテスト様に買った、

宇宙船用のメインエンジン用燃焼剤を入れたら、

管から保管容器まで樹脂系部品は全部溶けた、


まあ日本じゃそう言う改造は違法だからさせないように、

素材からしてあるのか、何故か溶けるがそれで正解だと思う、

ただ今回入れたのは連合のガソリンに近い安い燃焼剤で、

交換したホースやモーターは結構高い対薬品用の高い品質の物だったので、

問題無かった部分が金属だけとなると、

噴霧器もガソリンやこの燃焼剤は想定して無いので仕方がないと、

ここは普通に違う連合製の容器に交換する予定でそして色々改造している、

次いでにシュウに実験前に、

俺が最初の頃に探索用にサバゲーショップで買った、

レプリカのサバイバルベストや各種道具を一式全部持って来てくれたのだが、

それにも問題が出た、

一部のベストや各種道具やベルト系のが一気にマダラに溶けたので俺は焦った、

今回の火炎放射器に改造してる途中で持ち込んだ今回の燃料で

正式には連合製の汎用宇宙船用燃料-Aと言う名称で売ってる、

例のノーピアさん所のジグ星系のタリ星で大々的に売ってるのを、

持ち込んだのだけど、これが手に付着してたのか浴びた可能性は無いが、

揮発して着いたか?理由は不明ながら、人体に影響は無いのに、

完全に地球のベストなど化学繊維を大半が溶かして穴だらけに為ってしまった。


一応手洗いをしたりしてたが俺の気づかない所にまだ付着してたらしく、

あちこち溶けた、まあ結果的に気づけて着てた服も特段未練のある服では無くて、

良かったがレプリカのベストが結構な値段だったので少し痛い、

だがここで俺は諦めず、逆に通販でアメリカから[本物]の奴を買った、

1着で6万とかこれで溶けたり壊れたら泣く、それ以外も全部発注した。


そして噴霧器は改造に失敗容器が溶けたので泣く泣く残った部品を元に、

連合の例の作業員さん達が食べてた食料のゲルを入れてた、

見た目やばい赤道色の金属の樽型容器を改造して中に燃料を入れる予定で、

更に連合の部品とかで大改造してホース系の樹脂全部を連合製に変え、

完全に見た目別物な、雰囲気は台車に乗った掃除機って感じで、

何か適当な部品で作りました感が無い、

違うヒャハーと違う系の火炎放射器が出来た、

何しろ機材が燃料用の樽以外が、

全部四角いので台車に乗せると、

電子機器を運んで居る感じでヒャハー感が無い、

そして凄く地味で制作で3日掛かって出来たにしては性能は良いが、

なにかが違うので、そこで印象を変えたいので色だけ金属を黒と紫で塗って、

色が混ざったヒャハーな感じを出した、

だが現在に至るもシュウや班長からの検査結果や、

隔離開放の通達が来ないので完全に俺含めてイグさんや

他の皆も飽きて来てる、そんな隔離生活。


探索に出た祐二が、

いきなりの未知のウイルス感染の可能性を訴えて帰って来た、

しかも倒した相手が巨大【コウモリ】とか何ソレ?って話で、

ユウジは自主隔離を選択、結果として日本での仕事が全部僕に来た、

許せ無いので、せめて働けと言うと例の警備システムで、

AIを現地に適応する教育を任せた、本来は僕とかが適任だけど、

普通に出来る仕事があると任せてみた、

御殿場の倉庫に改造する施設の解体再建と山積みだが、

その横の管理棟だった施設裏の奥が、

結構普通に未だ使えて現地での仮本部として運用出来てる、

だがそれを破壊しようとする妨害者が多く出た、

ほぼ夜間だ彼らは夜陰に紛れて来て破壊をしようとするのだが、


残念な事に祐二らの動かす連合製の警備用ドローンの、

良いエサに成ってくれてるらしくてここ毎日警備会社の人達から、

「いや~夜間に来るバカどもの相手はウチらじゃ無理ですから、

毎日警察呼ぶのもねえ?ですがあの警備ロボットが来てからは、

毎日朝に警察呼んでいつも通り護送車で運ばれて行く、

馬鹿の顔見るだけで済んでて楽できてますよ、

ハハッいや~いい機械ですねえアレ」

と警備会社からも何処のメーカーの警備システムなのか、

気になるらしくて怪しい顔で見られた。


だが5日目で襲撃は消え誰も襲撃には来なくなったが、

工事に来る人たちの顔色が初日だけ真っ青だったと言っておこう、

何しろ人が着てたらしき服が焼かれた状態で積んであり埋めろと指示し

された作業員達が多かったせいだ、

この間にシュウは幾度も俺に荷物を持って来た

基本的に頼まれた物と必要そうな連合製の中古のモニター、

これは向こうでお世話になった時に手に入れた物で、

丁度使い手が居なくて余ってた物だからと貸した、

更に祐二が隠してた新品だけど外に来ていけない様な、

恥ずかしい服が沢山隠してあったのでちょうど良いと持っていったら、

イグさん達作業員組の皆さんに受けた、そりゃそうだ、

地球と違って連合ではこの手のダサい服を敢えて着るって、

風習や文化も無い何せ弱肉強食な銀河の世界では、

新品でマトモな服を着るのが市民の目標だから、

そこで敢えてダサい服って選択肢は無いし、

ある程度裕福でも着ない文化だだから丁度地球文化に

汚染されてる彼らにはちょうど良い服だった、

ダサいと思わせるように作った服だが、

ここ艦内の隔離施設化した部屋で着るならちょうど良いだろうと、

持ち込んだが皆笑って見てたが一転着るのが自分だと成ったら、


服の奪い合いに成ったイグさんも含め女子2人は、

若い男子を殺す何とかと言うセーターとか、

ユウジが笑いを取ろうと選んだらしいふわふわ系のメイド服とか、

コスプレで着る服とか女性物が一緒に詰まってて、

それの中からマトモな服を2人で奪い合った、


結果はケイトリンの一人勝ちセーターとメイド服をイグに押し付けて、

自分はオタクが喜ぶ軍服系の服を奪った元ネタを知ってる僕としては、

それを着ると変なポーズとかさせられると思うけど知ってる人居ないから、

良いかと放置、流石に元は軍需工場で生きて来た女だけ在って強かった、


そして逆にイグさんは殺すセーターを寝る時に上から着て寝ると、

言ってるきっと熱いだろうと思うが本人曰く、

「寝具が薄いっすよこのセーター背中と両サイドと下が無いっすけど、

横になる時なら誰も見てないし分厚い生地が衝撃を和らげるっす」

とか馬鹿なことを言ってる、

「それは男性にチラ見せして殺す系のセーターです勘違いしないように」

と言うと「じゃあ!いずれいい男を殺すっす」

と本気かどうか理解らない事を言ってたそんな平和な日の午後。


その時の日本では深夜に全員が酔って騒いだ所為で、

一部が[地域の治安崩壊で大ニュース]と誤解された報道を為たので、

訂正すると更に報道されたがその後過去最大の闇バイトによる、

襲撃事件と報道された。


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