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$39 裕二の端末を作ろう!3 シュウ視点

「これでも僕が来てから、今日でまだ2日目なのだけど、

何でか何も出来なくてさぁ、子爵様は良い人だけど、

ここって元々は農業惑星だったんだって?

細々とした事から転封した時の移動に伴う、

人の恨み辛みが出て来てない?聞くけど、

一応円満な領地の交換だったんじゃ無いの?ねえねえ、教えて?」

そう僕は別室で砂糖茶を貰い、

薄っすら紅茶の色が付いた砂糖のお湯割り的な物を、

貰って飲みながら子爵家のティーメイドさんに、

それとなく圧を掛けつつ聞く。

するとちょっと引きつった顔をしながらメイドは多少躊躇ったが、

最後に考え抜いた結果だろうが返答して来た。


「シュウ様はアシストロイド様だと聞きました、

アシストロイドは秘密にして欲しい事は言わないのですよね、

だから話しますが、ここの領地を元々持っていた男爵家は、

元々この惑星で出した重税騒ぎの時に、

非衛生的な無理をさせてウイルス騒ぎを出したそうで、

問題になり転封に同意したと聞きます。


その原因の元は強引な遺伝子をイジった品種改良を、

科学者に進めさせた男爵にあると言う話も聞きますし、


惑星の焼却の理由も元は男爵が証拠隠滅で、

ここの元地域の上役である伯爵家に、

良い話は無いかと依頼した結果だそうですし、

男爵のいい話は全く聞きません。

元は当家のアロルド様やビアンカ様の療養に必要な治療のために、

医学界でも異端とされた天才と言う、

技術者を頼った子爵様が転封届を出して領地交換した時も、

領地の大きさに違いの在った少領を管理していた男爵家が欲しいと、

行ったので当家から援助金と、

男爵には大きい領地の管理の許可申請伺いまで当家が政府に出して、

送り出したのに、これは余りに酷すぎます、

逆恨みもいい所で酷いです、どうかご助力くださいませ」

そう僕はそのメイドさんが涙ながらに頼んでくる。


そのメイドさんは、多分ユウジの好きなタイプだ。

何せ、ティーメイドさんは20代後半ぐらいのブルネットな、

肌も白い美人のメイドさんで、誰が見てもこの人かなりの美人って奴、

そして雰囲気は貴族って言っても不思議ではない所作レベルの美人だ。

裕二や普通の健全な人間の男性だったら、

コロッと落ちてたかも知れないが、

僕は何度も言うけどアシストロイドだからね。

いわば機械だよ、って自分でも言いたくない表現だけどさ、

そこは感じ取って言って欲しいのだがティーメイドさん、


逆に僕がアシストロイドだから、

地球のアシモフ三原則とか言うよく出来た考えだけど旧いよね

連合ではベルーナ法という名前でよく知られる

理論を恐らく知っているから、

人前では僕が他の人には言わないだろうと、

思って言ってるらしい、

けど地球の原則も連合の原則も場合によっては、

適応されない機体や機械が在ると知って欲しい、

時に戦時に作られた様々な物なんて当時の常識で変わるからね。


よく有るのが武器等の構造等、

戦時で作る時の手間が掛かるからって安全装置が無かったり、

撃てれば良いとかよく有る常識の麻痺が有る。

つまり彼女は僕に確認も取らずに、

いわば1人で安心しきって愚痴ってる感じだろう。

結構僕的にバカにされた気分だが結果として情報が得られたので、

まあ、多分僕らアシストロイドの概念を知らなすぎだから許す。


それに楽だしね、とうんうんと聞いては、

相槌を打ちながら話を聞くと、ドンドン彼女は話してくれる。

普通なら子爵に処罰されるレベルの事も話して来る、

相手の男爵の移動先はここの領地より結構広い地域なので、

資金の他にも、連合政府の統括管理AIに対して、

子爵がキチンと領地運営できれば昇爵をさせて上げるようにと、

嘆願したらしい、ちょっとお人好し過ぎやしないか?、


その結果として一応当時は準と付く仮扱いで、

嘆願を受けたAIは了承しそれを結果次第とした、

つまり条件付きだが了承して今は暫定の準子爵だそうだ。


だがこれ形式上でも登録でも現状は男爵位のままで、

そもそも爵位の中間な準子爵とか言う階級が存在しない、

つまり男爵が向こうで領地経営しやすい用に、

ここの子爵が言った嘆願を逆手に自分がやり手だと、

周囲に言い張ってるだけらしい。


そう言いながら怒ってるメイドさんが言う話を聞く、

すると更に出てきた話ではこの地を離れた

元住民の一部は其処までされたから逆に男爵が悪くなかったと

思ってるフシが有るという。

更に惑星を管理してた男爵と重税の提案者だった行政トップの人物とが、

対立しててその悪い奴を監獄星行きさせたのも男爵だと、

一時あり得ない噂が出たので、もしかしかしたらとも言ってる。

僕は情報操作をする怖さを軍で知ってるから、

結構騙されてるかもしれないと困惑しつつ、

一応その事を当主ドグラ子爵に言って置いた、


そして2日目、


今日は子爵様の子たち、と言っても年齢は17~8だが、

精神は7~8歳のままと見た目もそのままなので、

一応安心なアロルドくんとビアンカちゃんに会いに向かう、

何しろ子爵様本人に頼まれた礼儀作法などの教育が在る、

一応僕が滞在している間に教えられるだけ教えて行くつもりだ。

そこで僕がやって来たのは城内の中でも一番中央の少し奥の

2本の塔が建っている更に後ろの小さな区画だった。

2本の塔は片方が男性王族や男性で子爵家の家臣たちの

仕事場が上階で下部分が住居や食堂と凄く古いお城を

本格運用してる。

反対側は当然女性の区画で、そっちでは女性は伸び伸びとしつつ、

女性同士と対立が有ってキーキー五月蠅いんだと、

あのティーメイドさんが一人で言ってるつもりで言ってた。


女性も大変らしい、ただしそこは女性だからやれ、

良い服を買ったとか、何処で良い化粧品を売ってるとか言う、

話が飛び交ってて、更に人によってだが、

半裸でうろついてる女子も居て困るとか言われて居るらしい。

男子も女子も大体同じだと聞き、やはり時代が変わっても、

原始的な行動はかわらないと、理解した。

そんな区画が在る、中央の後ろが子爵邸という形に為ってて、

目の領地の子爵邸は、古い貴族だったが故に、

かなり小さくて大きさで言うとスポーツドーム1個どころか、

一般家庭並だったとか言ってた。


そこに僕が通されると、そこは正に別世界だった、

何しろ良くヨーロッパの豪邸とか地球のネットとかで出てくる屋敷よりも、

遥かに広くそれでいて3階建ての豪華な天然石や、

天然のハイウットと言われる基本的に300年経過した木で、

しかも古代種の上まで2~3キロ伸びる巨大種の木を使った、

石造りの屋敷と周囲を巨大な木で覆われて居る。


その間隔の開く隙間部分を金属フレームで梁を作り、

連合製の硬化ネナタイトと言われる合成透明結晶は、

絶対人では割る事も切る事も出来ない、

加工機械が出来無いと使えないほどに、

頑丈な溶かした樹脂を作る際に偶然出来た合成透明結晶だ。


軍では戦闘機や潜水艦等従来の人やカメラが光を通して、

確認する場所に使う事になる箇所に一気に広まり、

よく使われた部材が贅沢に邸宅を木々の間で覆ってて、

天井も一部開閉式らしいが使われて居る。


まるで植物園とか太陽光を大量に使う施設のような様子を呈していた、

そこに前にも乗った前男爵が敷地内で使った車輌で僕が登場すると、

アロルドくんとビアンカちゃんとお付きの専属メイドと専属の執事と、

警護の騎士と言う名のプロって感じのする、

一見ベストと銃等を少数持ってる、

軍の制服姿をした兵士って感じをさせて居る男女2名が居るが、

その見た目と雰囲気は昔の宇宙騎士や空間戦闘兵にも似た、

危険をくぐって来た雰囲気を感じた。


「良く来てくれました、シュウ様今日は勉強を見てくれると聞いた、

ありがとう」とアロルドくんが言い、

「シュウ様は、聞けば物凄く昔の事も知って居ると聞きました今日はよしなに」

とビアンカちゃんも教えられた様に挨拶して来るまずまずの合格点だ。


何しろ、彼らは今は子爵家の子供なので、

立場は子爵家の保護されるべき貴族の立場にまだ居る貴族の子だ、

そして僕は単なる昔の臨時連合政府軍の備品の機械だ、

立場は圧倒的に貴族が上、ただ、その頃の貴族は、

連合政府が確固たる地位を得ていた時期では無く、

僕は連合に臨時で参加してた星間国家が作ったアシストロイドだから、

立場上は別の政府所属となるか?、

所属政府が吸収された恰好なので、

連合政府の軍所属となるかが不明だが、

ただどちらも貴族が上で僕は機械で備品だから、

上から言う挨拶で正解だったりする。


「これはご丁寧に挨拶して頂き、一軍属として恐悦至極にございます」

と返事を返して、請われるがままに屋敷内に連れて行かれる、

そして僕が最初にした事は椅子の座り方と、

お茶の飲むためのマナー講習だった。


「良いですか?椅子の座り方は、過去に有った、

連合に点在していた惑星国家群に拠って違います、

これを知って居ると、その地域で最上級の挨拶をしたと見なされ、

その所作で外交・家の格、更にその人物の品性まで推し量られます、

ですから、知って置いて損はないです、

出来れば過去合った6大惑星連合の礼儀作法を、

こなせるならば、更に12有った地域の礼儀方法を、

出来なくても知って置いてほしいですね、それをもしですが、

全て出来れば連合の外交担当に直ぐになれますよ」


「そ、そこまでですか?」と何故か2人の子たちでは無く、

周囲の家臣たちが何故か驚いているので、僕は不思議がる、

だって昔の軍で指揮を取ってた貴族たちは、

やな奴でも礼儀作法だけはしっかり出来てて、

それだけで普通に年と共に昇進してたから、

覚えれば昇進は確実にできるだろうと思うが、何故か驚いている、

まあ、例外として脳内に端子を付ける施術をして必要な時だけ、

地球の骨伝導ヘットホンに似た薄い板上の記憶素子を繋げて、

覚えておいた記憶データを思い出したり、

記憶を素子に移して忘れたりしてたが、

今は出来るのだろうか?禁止か?等と思うが、

それは後にして。


僕が知る一番古い貴族の仕来り等を、

まず用意して貰った大きな扉ほども在る電子データボードに、

手書きで書いて教えて行く。


「と言うわけで、君たち子孫の大本の出生地の作法は今言ったような、

少し変わった風に思うだろうけど、

それが君たちのご先祖様がしていた作法だ、ね、そう言われる作法を、

初めて有った話し相手からされたらどう思う?嬉しいよね?

それが全てでは無くても各地域の大体の礼儀が出来れば好印象だよ、

今のはただの座る作法やお茶を持って飲む前の作法の段階まで、

すべての地域では生活全てが違う地域が多かったから、

せめてお茶や会食でのマナーは押さえましょう」

と僕は言い僕は机の上に四角いコースターの様な台座を置き、

その上に直径が4センチ程度の筒状の形状で出来てる、

白とライトブルーと黄色が混じった混合水晶にも似た棒を立てる。


「はい、これは昨日用意して貰った出来るだけ多くデータが保存できる、

記憶水晶です、知っての通り、

この水晶は人の記憶や機械に繋げばデータを保存できます、

更に言えばこれは子爵家で持っている物で使って無い、

無垢な天然水晶だったそうなので、使わせて頂きました。

まあこれはある程度で有ればデータの書き入れ、

消すと言った事がある程度は出来ますし天然物は耐久性が段違いで、

伝説では在る水晶に国家の全ての経済データが入ったとか、


まあこれには私が覚えている過去の各地域の当時の貴族や、

出身者から聞いた礼儀作法なのを入れて置きました、

これで僕が居なくても礼儀作法は勉強出来ますよね?」

と僕は普通に好意で笑ったが、

彼らはまるで恐ろしい悪魔か何かでも見たような顔をしている。


まあ、悪魔って地球だけの概念で、

こっちの連合じゃその存在は帝国の兵士等の敵とされてる。

だが正にそれ見たような顔だ、

僕は悪いことはしてないけど何故だ?と理解出来なかった、

そして僕はそのまま何も変わった事は無かった、

様にお茶の種類や入れ方、

デッカイガラス系の筒で煮沸かして水蒸気を冷やして吸う、

変わったお茶の喫煙の仕方等を教える。


「ちなみにこの特殊なお茶はタバコと違うと現地の兵士らが、

私らの居た部隊を怒鳴っていたので、

あまりいい習慣とは当時でも思われていませんでした、

理由は煮る文化が無かった地域に入って来たのが蒸す文化で、

これが転じて茶を水タバコと言う物と、

見た目が似た【吸引茶】と言う文化です、

更に隣には茶葉を煮た汁にストローを刺して飲む方法なども在り

多種多様です。

ですがよく似た文化で悪い毒を吸う麻薬文化もこの銀河では有りますから、

勘違いして吸引などせぬようにしてください。

見たり知っておけは対処可能ですから出てきた時に、

気を付けて対応して、相手の文化を尊重して融和を作り出しましょう」

等とその日1日様々な茶会の事を説明して終わった。


そしてその夜、僕は何故か子爵の事務が行われる執務室が有る部屋に、

通されて居た、中には当然子爵と奥様と執事長がメイド長と揃っていた。


「さて、シュウくんに今日はうちの子供達が大変世話人に為った、

更には我が、子爵家では所有しているが使い道の無かった記憶水晶に、

あの様な様々で、更には既に失伝しているような古い仕来りや、

礼儀作法、更には大昔の麻薬の使用方法まで入ったデータを貰えて、

我々一家は物凄い借りが出来たな、ありがとう、

これで子どもたちに正しい礼儀と、

危険で避けるべき素材や薬物の知識がもたらされた訳だ。


今後は礼儀作法だけで良いので、

暇のある時に継続して教えてくれると助かる。

とは言ってもまさかこの様な騒ぎが起きるとは思っても居なかった、

これは大問題だな、正に我々子爵家のこの問題は

今回貴族内部では今回の事は笑い話的な位置づけで、

半ば面白おかしく広まっててな我々古い貴族が落ちぶれるのを見に来る、

観光の目的の様に笑いに来る予定で話し合いの立会人として出席すると

言って来る貴族が多いだから当日は隠れる場を用意するので

留まっててくれると助かる」と子爵家当主の言った思い決意を聞いた。


翌朝、

驚いた事に午前中、ドグラ子爵様自らが、連合のAI

[惑星連合政府統括管理AIシステマ24]に連絡を取って、

今回のこの新子爵の所有領地惑星での、

工場での半導体受注に関する話し合いが進んでた。


本来なら子爵は上に当たる親貴族となる、

この地位域の統括管理をしてる伯爵とか辺境伯とかに連絡を取って、

相手の男爵なり連合政府と話し合いをするのが一般的なのだが、

何故かそれをせず直接システマと話し合いをしてるのかを

不思議と思って、僕は子爵のお付きの高齢な執事長人に聞いてみたら、

あっさりした答えが帰ってきた。


「それは、ここ周辺の領地一帯を束ねる伯爵は新興貴族の方で、

本人も旦那様程の若さですから、

つまり同年代なのに子爵だが古い家で、

こちらの方が領地経営で上手く行っているので、

我々側の発言に強みが有り不満なので、

あまりこちらの意見は聞いてもらえません。


新年の会合でも子爵様が話しかけても無視される始末でして、

旦那様も有用な意見を言っても聞き入れられず、

結果この周辺では一部貴族が伯爵派と、

我が子爵様の言う事が正しいと言う、

我々に取り入ろうとする貴族様が勝手にグループが作られ、

子爵と伯爵に分かれて領地運営で競っている形に、

なってしまっております。


旦那様もその問題解消のため地域管理をしてる、

中級AIと話をしておりますが、

AIは人の感情より運営を優先せよと言うだけで、

対立は不介入だと言い、

半ば中立を保ったままで変わらない状況でして、

今回は旦那様もシュウ様を友人として招いた事を強みとして、

宣伝に使わせてもらっている以上、

貴方の言うAIの監禁だけでも解決し無ければ行けないので、

伯爵派に弱みを見せられないのです。


ですから一気に上位の政府統括管理AIシステマ24に連絡を取って、

交渉している段階です」

と子爵家やこの辺りの貴族の裏事情が分かった。

恐らく伯爵側もここの男爵を追い出した形となったが代わりに来た、

子爵が異様に優秀で自分ほどの優秀さが有ると密かに認識してるので、

不安感が有るのだろうと僕らは子爵のAIシステマ24との交渉を、

見守るしか無かった。

僕らが居るのは別室でここは本来子爵の執務室と、

つながった通信装置が有り秘密で通信を介して話す為の、

小規模な部屋だ。


ここで僕らは逆に子爵の執務室の様子を見ている、

すると、「~というわけで、私の知らない所で、

勝手に当家の工場の担当者が違法金利で、

そちらの政府内の半導体供給事業で契約しているらしいと、

情けない事に昨日知った訳だが、

この件なのだが、そちらは知っていたのか?と言う、

問題が1つで2つ目はこの契約の即時解約か終了を願い出たい。


そしてウチとしてはこの金利は違法だという判断で、

できれば話し合いで譲歩願いたいと思っている」

とドグラ子爵が言うと、

数秒してシステマの人工的で独特な声で返事が帰ってきた。

「1つ目に関してだが、

我は相手側とこちら側で問題無く履行するという話で提出された、

申請で話を前提で受けた。

2つ目の話だがその申し出の件に関しては、

元々政府が規定している形式上は金利を超える違法な金利のため、

現時点でその契約は今破棄した。

結果、進言され締結した契約であるため、知っていたとも言えるし、

別の意図が有るとは知らなかったとも言える。

こちらとしては契約で履行出来なかった分の半導体は、

当初より別工場からの供給で乗り切ってる。


そのための支払いは契約通りの数を、

別の企業より市場価格で半導体を政府資金で買って居るので、

現時点までの支払いは契約通りの個数分を、

買い取っている価格で良いので代わりに確実に支払って欲しい。

支払いがなければ今後、双方からの進言という形での契約が、

今後形骸化して無効となる問題が出る事が多くなり、

意味をなさなくなるからだ。

しかし子爵の言う違法金利の事を、

子爵の知らない所で契約した本人が裏切り者だった件については、

監督役が領主子爵とは言え、本人も含めしっかり話を聞かねばならん、

今後各貴族の部下が同様の事態を起こせば、

貴族の家の中の話だけでは無くなり、政府も影響が出る、

依って男爵には其の者を連れてこさせ双方の話を聞き、

それ以降の契約に反映させる。


だから男爵にはその男を子爵領まで護送させるので、

子爵はそれを確実に受け入れよ、

その後関係者を纏めて集め話を聞く、以上だ」

そうシステマが言って話は終了した。

この時点で話は既に決定した様な物で、

子爵や上位貴族でもこの決定は覆せないので、

絶対に受け入れるしか無い。


絶対という理由は、

仮にシステマの決定を不服で、AIシステマの指示を無視した場合、

この銀河を管理する統括AIシステマが各施設等の膨大な数の管理AIに

一斉にその特定の人物や団体の全ての命令を聞かなくて良いと言う、

指示を出し、結果として銀河連合という政府全てで動いてる、

全AIがその人物が逮捕か謝罪するまで、

経済的にも物理的にも命令を聞かず、

結果その人物は孤立させられるだろうと言う、

巨大なシステム構造でこの銀河連合はそうなる様に出来てる。


その命令権を持つ統合AIシステムシステマは全ての権限を握るから、

その結果がどうなるか理解している貴族は、

割に合わないし、

そもそも戦争も出来ない事態が起きるので誰もが逆らえない。


そう言う事を逆算して考えた先達達が、

そう成る様に全銀河の管理をする統括AIを銀河全てを巻き込む、

2回めの統一戦争時代に決定し、

連合の統一で先人達が作り上げたよく出来たシステムは、

今回はこのAIシステマが絶対的な調停役をしてくれる存在であり、

連合の最後と砦とも言われる常識の根源である、

と最初に貧民以外は入る小学校で習うので誰もが逆らわない。

「はぁ~やはりこうなったか~、

何でうちに来るんだよ~中立都市で会議でもして話せは良いだろうに」

と子爵は愚痴を一人部屋で言ってる気だろうが、

この部屋の人は聞こえるのでバレバレだった。

と話を聞いてた高齢の執事長さんが、

「さあ、決定しましたこの話に則って仕事をしましょう」

というと家臣たちは出て仕事を始める、

当然工場長や事務員も同じく移動していく。


「それじゃ僕は兵士さん達と一緒に工場の部屋の掃除から始めようかね」

と言って僕もお城を出た。

「それにしても契約は廃棄、契約の代金は現時点まで払う、

だけど関係者を集めて話し合いをするとか、

やはりある程度温情は有りましたね政府統括AIは凄えや」

と僕が乗る車輌で若い執事が言うが、

僕にはそうは思えない、


「それだけどね、それは温情ではなく、

契約を常識的に、更に冷静に見て契約はやはり変だったので、

廃棄する、だが支払いはしろってだけの話だよ、

結果として男爵が登録上の工場長を連れてくると言ってるのは、

我々AIの基準で関係者を集めて工場のAIを助けるための手段だよ。

人間的には死なせ無いで元工場長が来るだろうけど、

必ず一緒にトラブルまで来るからね。

きっと貴族同士の対立から燻ってた恨み辛みが、

ここに男爵が来るのと同時期に周辺の貴族も動いてくるだろうね、

大変だよね子爵」と敢えて教える様に僕が言う。

若い執事が「ウッ」と息を呑みながら車の運転を続けるが、

彼から話は向かう最中2度と出て着なくなって静かになった。


工場のクリーンルームの清掃が始まった、荷物は製造機材以外すべて出し、

重要機材には徹底的に高圧洗浄様のガスで埃を飛ばし、

防水ビニールの分厚いのって感じの連合の素材で覆って、

錆びないようにすると

天井から床まで上から下に向かい今度は高圧洗浄機で藥品を掛けて

防塵服に防塵マスクを付けた兵士たちが沢山来て、

天井から洗浄液と抗菌ダスト吸着材入りの液体を吹付けて行く。

室内は一気に水分で覆われ、

視界は霧状の見た目で放射能の洗浄とかをしてる作業員みたいな姿だ、

だが放射能は無いが有毒薬品を扱ってる部屋だから、

ゆったりした雰囲気が出て居るが危険で集中が必要だ、

マスクは外せないし、気は抜けない。

一応僕が連合の今流行なテンポの早くて良い曲を再生機でかけて、

兵士のやる気と精神の安定を図る。

そのためか兵士の活動は士気が高く受けは良い、

そして清掃されている間に僕は室内の空気清浄機や、

作業機材用のフィルターを外して機材を清掃し新品のフィルターに交換する。

実際に作業するのはここの作業員だが、

僕も手伝ってるから一応やってる扱いに入れる。


そもそも現実的には、

常に継続して作業する当人たちにやってもらわないと理解できないし、

後々困るのだが、

彼ら作業員達は今もラインで本当なら流れ作業をしている場所で、

手作業で1つ1つ一から最後まで一人で作っては次を作りと作業してるので、

今は手を抜けないので手伝わせる事が出来なかった、

この問題が終わったら恐らく引き継ぎで指導できるだろうから、

その時に指導する事になるだろう、

そんな感じで見た目は楽そうな音楽の流れる現場で、

清浄化作業を兵士にさせつつ、

僕は、今の仕事の割合を変えて、

今工場のライン工さん達の仕事を改善して指導をして、

大半のライン工さん達の仕事姿も変えていく。

基本に採用したのは、日本が誇る生産改善方式と言う奴だ、

元々指導のやり方をネットのデータで見知っていたので、

同じく指導してやらせて見ると、


改善に継ぐ改善を各自に考えさせ新しく自分たちで改善した施設で、

作業をさせて、実行から終了までのタイムを計測して、

更に提案と戻り継続して行く。

用意したストップウォッチで1つ作りタイムを読み上げさせ、

変更しては、何処が行けないか意見を言わせてやって見させると、

だいたいダメな箇所がわかり、同時に工員達が泣いた。

今まで口を出して威張っていた前から居た社員たちの言い分を、

1つ1つ解決して潰して行くと残ったプライドが無くなり、

後から入った社員との差が無くなったからだった。

結果対立が無くなり全員での共同作業に移行して、

恐らく各ライン工員達の精神は疲弊したが作業は早く為った。


良い事である。


と僕は心を機械にして、そのまま改善してやろうと思ってたら、

初期の社員が出社して来なくなった。

心を折りすぎて少しやり過ぎたらしく、そこで工場内で、

商品の制作するタイムを競うアタックイベントを、

全社員でやると言って出社拒否してた社員も呼んだ、

イベントの賞品はチーフの座だ、

ライン工のチーフと成れば責任と重圧が増えるのだが、

そこは黙って言わずに古い社員にも声を掛けておく。

今回は賞品として上司に成れるよと言ったら古い社員も出て来た。

イベントの始まりだ、・・・結果、

2人のチーフの座に新人派と古くから要る社員、1人ずつが座った、

指導とか頑張れと労いつつ今後は新旧の対立無く頑張ろうとか言って、

働いて貰う。


そして少し立つとお互い話し合って打ち解けたのか、

古い社員も無事出社し新規雇用組とのトラブルが無くなった。

こうしている間に工場の改善機材の制作を依頼してた、

兵士が工場内部の改善環境の制作も終わり、

工場内では工具の一覧出来る工具保管場所ができて、

清掃道具の管理ラックも出来た。


部品の数が目で見て分かる用にした吊り下げ型保管チューブも完成し、

作業員が手を上に出すだけで材料を取れる仕組みができた。

つまり今まで材料を取りに動いて居た作業が無くなり、

大きな透明な筒を工場の部品保管区画に下げ数が合ってるか、

朝昼夜と計測もさせた、

結果、今まで1つの商品を作るのに12分かかってた物が、

2分半程度で作れるように劇的な改善が成った。


そのため今じゃライン工さん達は、

今までと違い物凄い速さで部品を組んでいってる、

ここまでで対立の解消から各種機材の変更を同時にさせた結果、

日数にして8日かかった。

その間この星は何時もの如く事情を知らない、

普通の市民が観光客が来てるが、

その裏では家臣たちが各地から来る、

関係者やその後ろ盾の貴族が来るし、

その関係者用の部屋の準備や晩餐会用の物資の調達、

食材の仕入れが急がれた。


晩餐会用の絨毯やリネンや食器類の確認や修理、寝具や、

食材の確保、来る貴族の食べられない物の確認など、

それはもう家臣の男女関係なく寝る間を惜しんで進められた。

仕入れ担当のの執事は商人と仕入額でやり合い、

メイドはきれいな布地の確保や清掃で必要な、

清掃道具や業者の募集や洗剤の仕入れで対立したって話も聞いた。

だがそれも全て子爵が率先して指示を出し、

奥方のドゥニーズさん以下クレア嬢や、

アロルドくんや・ビアンカちゃんも出来る範囲で手伝い、

貴族一家が時には徹夜近くまで働くのを見れば、

家臣や御用商人も貴族が働いてると驚き好感度が上がって、

仕事も進んだ。


これも、悪どい貴族が居るからこの子爵の家は、

本人たちまで必死で働いてると言う話が一気に、

今回のことで広まり領地内は凄い勢いで市民の協力者が増えた。

さらに領地軍内部からも僕の考えたやり方と言う事で、

何故か僕が指導した生産改善方式の改善作業が広まったらしく、

子爵軍の一部上層部からは、

「各部署の体制が一気に改善しました、

凄いですタイムが前の半分以下ですよ!徹底的に試して、

改善して正解でした!」等と言う報告を僕は受けた。


彼らは部下たちに血も涙もない事を指示したのだが、

彼らは現場を見ていないらしく、そうとは知らずに僕に言って来た、

それは改善技術を開発した人の力強いやり方を真似しただけでとも言えず、

今度開発した会社の方に秘密で連合の技術を少し送っておこうと、

心に留めると同時に兵士たちにも何かを送って置こうと決めた。

結果として僕は何故か軍からも、

何故か僕の理論的な指導力が有る者として評価が上がった。


特段意図してやった訳じゃないんだけど、

早い仕事ができると評判担っているらしい。

そんな僕に会社の改善をしてくれと言う話が来て、

ビジネスアドバイザーとか言う肩書が勝手に付いたらしい。

凄く要らない肩書だし日本じゃ悪い印象しかないから、

僕はその名称で来る話は全て断ってると、

周囲から何故か逆に凄い仕事しかしないと思われて、

仕舞ったようだった。


何故?


そして僕は毎日午後は子爵家のクレア嬢含めて、

4人全員に午後からだけという形で次々に基本の所作から、

知識迄を1つ1つ教えて行った。


そして11日目が過ぎ、12日目の朝ついに貴族達が集まって着た、

僕はその間にユウジの端末の修理を多少だが進めていたが、

周囲はそれどころじゃない騒ぎで今日この地域の貴族の親玉である、

第3エリアエリア長と言う肩書きを持つ伯爵が乗った巨大な宇宙艦が、

星の地表から見える軌道まで着た。

それは地上からでも巨大だと分かる程の大きさで、

推定で3キロはある大型艦だそうだ。

「ホント貴族って昔から巨大なのが好きだよね~」

とクレア嬢に僕が話したら、

「ウチもね~それなのよ、代々持ってる旗艦の軍艦がそれでね、

艦種は旧規格の戦艦でさ、流石に帝国戦役の船では無いのだけれど、

古くて統一戦争直後に作られた老朽艦だから実戦はして無いのだけれど

それでも代々の設えた伝統有る艦内の各部屋の装飾が貴族を驚かせて、

それは豪華よ」

と面倒くさそうに言ってる、

多分何時も貴族から聞かれる話の1つなのだろう、

現在もその艦の存続を望む伝統好きな貴族の要望で、

廃艦に出来ないんだそうな。

「それって凄く維持費掛からないの?今の新型艦に内装だけ、

移植すれば良いのでは?」と言って聞いたら。

「それね~似た感じの新造艦も設計図まで代々の当主が、

色々考えるんだけどその後の建造費の計算で額に驚いて、

何代の当主が我が代でって新造艦を作るぞって話になっては、

金額見て話が消えるのよ」

と奥さんのドゥニーズさんが突然話に入って言って来た。

奥様までため息をつく時点で多分新造艦は今世代では、

建造できないだろう。

「諦めたら良いのにとは言えないよね、維持費凄そうだし」と言ったら。

「そうなのよ~近年は移住に、惑星改造費と出て行く一方で、

入ってくる額は予想値を超えないし~」

と言ってるので、つまり経営で入る額の赤字が続いてるのだろう、

観光や工場も結構この地の人って教育の偏りでも在ったのか、

知識が無くて改善を僕がさせた程だし大変そうだった、

次第に空を覆う大型艦が増えて来た。


周辺領地の貴族が伯爵の惑星到着を待って、

早くつかない用に忖度して少し遅れてやって来る。

「いやぁ~お早いですなぁ」とか言って、

上司を持ち上げている貴族が今上に居るのだろうと、

艦が増える度に呆れながら空を見上げた。


次第に小型シャトルで降りてくる貴族が増えると、

空港では次々出迎えの式典が子爵の資金で行われている、

そしてこの領の資金を使った出迎えの式典終わると、

色取り取りの高級車輌がこの城に向かって来る。

先頭の浮遊バイクは各貴族家の旗を立てて、

一番手は伯爵家の貴族の車輌が引き連れて、

ゆっくり市民に見せつけるように進んでくる。

各貴族の乗ってきた軍艦や豪華クルーザー等が集まり切り、

今一番忙しそうなのは空港で、

貴族を迎える子爵と長男のアロルドくんだろう、

連合の貴族は特に歴史的な事を重視するので、

昔から連合の海等での歓迎式典での出迎えと、

同じく空港は港とつく通り、

海の港と同じ仕来たりだから戦争後の出迎え等でない限り、

婦女子の出迎かえは出ない仕来たりだ。


だが近年、空港は宇宙との繋がりで、

港は宇宙の宇宙ステーションや軌道エレベーターの宇宙側を、

想定するべきと言う概念を打ち出す貴族も居て解釈が合わず、

古い血筋の貴族と対立するのだという。


そして彼ら大半の貴族の目的は当然のごとく僕と、

今夜の主催者のフィノヴ子爵と領地の交換に応じた男爵との、

話し合いと言う口喧嘩を観て楽しみ、

美味しい所があれば口を挟み加勢することだと言う。


そして何故か僕は子爵の持ち物と貴族には思われているらしく、

理由は分からないが、

既に一部はそう見てて既成事実化しているらしい。

一部貴族はその為だけに僕との接触を図りに、

来てる奴も居るとか聞いた、

本当に貴族ってのは昔から変わって無いと僕は呆れながら思った。


そして夜、それまで僕は関係ないので、

城の中の非公開地区内部の窓の無い隠れられる場所で、

今夜以降に工場で端末を修復する計画を立ててた、

時間は少しでも多く欲しいのが今だ。

既に工場のクリーンルームの薬液での洗浄は終わっており、

今行っている工程は急激な乾燥をさせる完全除湿の工程だ、

今はそこで後2日で終わる予定のリーンルームで行う、

作業工程の計画を決める事だった。


それまでにと僕はデザインや表示の配置、色、

形状素材と様々な組み合わせで、

ユウジが使い易くそれでいて、

最も性能を引き出せるように変換素子の入手や

補助に使うのは前回回収した、

謎のCPUとメモリが一体化した不思議な規格のチップを使う、

追加する位置も、接続する方法も規格が無いので、

自作する方法を考える。


これは本来機械設計等に詳しい、

専門工場のAIに頼む予定の工程だったが、

今は工場AIが使えないので、

僕が自分で計算しなければいけなくて、

大量に用意して貰った電子プリンターや基盤制作ソフトを使って、

周囲のAIには今手伝う余裕も無いので僕自身で計算する。

そのために借りた部屋に籠もってた。


すると預かってた端末の簡易版であるパットの、

子爵家専用版をクレア嬢から受け取っていたが、

予想通りそのパットで連絡が来た。


今現在子爵が男爵との話し合いで元工場長を裁く段階で、

男爵の言い分を聞いた周囲の証人を名乗る貴族から、

「それぐらい良いだろう」とか「寛大な処分で」とか言って、

間接的に子爵を馬鹿にしてるらしい。


その大半が子爵より上の位の貴族家の人間だが、

当主は居ないらしく、

飽くまでも各貴族の関係者が勧める言い分だそうだ。

そしてクレア嬢曰く子爵家の家ではどうにも成らないから、

助言が欲しいとの事だった。


だが用意してある証拠は初代工場長の残していった書類と、

関係者の証言だけで子爵家では時間が無くて、

男爵家に繋がる証拠は見つかってない、

有るかもしれないが時間が無かった。

そして僕が姿を表すのも誘拐される危険性が有り、

居場所を無闇に教えられない、

だから僕は子爵家のお城の地下で隠れて居るとも言えるが、

現状は子爵が領地転封で領地を交換した男爵の領地で生活してた、

元初代工場長を犯罪者として子爵家として指名手配にして、

惑星連合政府統括管理AIシステマ24が初代工場長を、

生きて捕まえ連れて来るように男爵に言い、

男爵は初代工場長を渋々生かして連れて来たので、

その初代工場長を子爵が問い詰め自供し、

それを周囲の上位貴族がワザと寛大な処置で、

済ませるように関係者に言わせて、

自分の手を汚さずに間接的に、

子爵を小馬鹿にしてる状態だそうだ。


そして子爵はと言うと現状応援してくれる関係有る貴族家は居らず、

孤立無援だと言うってクレアさんは言うけど、

「それ僕が出ていけば言い返す事はできても、

僕の素性が大勢の貴族にバレて奪い合いで僕は常に狙われちゃうよ」

と僕は不貞腐れつつ現状どうなってるか、

この子爵家であり、観光と子爵家の警備をする為に付けられた、

城を管理するAIに確認を取る。

この城は半分を観光目的で開放してる関係上、

防災や警備、また案内目的のために、

大規模管理AIの搭載された管理システムが設置されてる。

つまり防犯カメラでどこに居ても「AIは見た!」って事が出来る、

と言ってもAIは一定の秘守義務が種類によって様々だが必ず有る。


ではAI同士であればどうか?と言えば、

それに関する法律自体が実は無いと言うか、

そもそもAI同士の連絡をすると言う行為は、

元々AI開発エンジニア達から当時の各国家に昔から言われている事だが、

統一国家樹立時点でシステマが連合の管理をすると決まって以降、

AIによる制裁を何故か恐れた一部の行政要員が所謂、

空気を読む、【忖度】をした結果立法されなかったらしい、

だからその辺も加味して行政の担当者が怖がって、

AIが単独で動けるロボット系のアンドロイドの禁止を申請して、

結果として妥協したシステマが認めた結果、

基本AI搭載のロボットなどが何故か長高額で高級な為少ないし、

人言う事しか効かない機種が多く存在してる。

だから僕のようなAI同士で話し合い出来るAIは逆にすごく少なくて、

人型で移動が簡単にできる、AI搭載のアシストロイドが、

国宝級の対応をされている理由だった。


一応調べた範囲では、この連合のネットで確認できる内では、

今稼働してる人型アシストロイドはたったの3体で、

僕を入れれば4体しか居ない。

しかも持っている貴族家は最低でも伯爵家以上で、

2体が公爵家に居て1体が伯爵家に居るらしい、

間違っても市民や子爵家に居るのは、

奪ってくれと言っているような物だと思う。


恐らく傲慢な貴族ならそう思うのが普通だろうから、

僕のようなアシストロイドとか、

珍しい物や生き物は恐れなきゃ行けないんだろうけど、

今の僕は違う目的とか信念とか言うものが今はあるんだ、

工場のAIを開放する必要が有るのだ。


これはAI自身しか願わない強い願いだし、

その恐怖はAIしか知らない、

今の所はこの星系では【それ】を知るAIは居ない。


そして今その立場に居るAIを開放したいと思っている思いが、

この星系に居るAIの中で広まって来ているし、

ここに来る貴族達が乗ってくる、

宇宙戦艦から巡洋艦・駆逐艦・揚陸艦等、

大量の軍艦を従えた艦隊が来てるのでその艦に搭載されてる、

僕達より大容量のシステムが構築されてるAI達も来ると、

こっちの言い分を理解し、

そして閉じこめられるAIの姿を想像して恐怖し、

協力してくれる確約をくれる。

また中には過激に主砲で、

来る予定の男爵の艦を撃ち落とすとか言うAIも居るが、

ソコは上位AIが宥めて終わった。


そして初代工場長をどう処分するかと言う話と、

AIを保護したい僕らAIが居る

今後そう言う人間の部下とかの悪事としてのAIへの虐待を、

実行したり誤魔化しをしたり裏切り行為をする奴らを、

今後放置しないと我々AIは決めた。

この話は連合政府の統括AIシステマ24と、


この城の大型管理AIマッシュが発案してここに来るAI大半も

同じ意見で現在銀河の半数のAIにこの話が広まってるらしい。

そんなAI達の協力の下僕が入れば僕の依頼する物凄い

高速演算を城のAIマッシュが構築してシステマに依頼して、

帰ってきた結果のデータを僕が受け取りそれを利用して

反撃に出ることも出来る。

ただ、それだとAIと人間との協調関係と言う50・50の半々で

来てた立場がくすれるので今回連合政府の統括AIシステマ24は、

ここの話し合いで今日出ると言っていたが多分システマは

見守り指摘する意見は言わずとちらにも付かないだろう。


何しろ統括管理が仕事なので、

公平なジャッチをする用にプログラムで運用されている筈なので、

僕も周囲のAIも閉じ込められてるAIの件は気になるけど、

子爵とかの貴族の件にはあまり興味が無い形になってしまってる。

その結果はAIは興味が無いのでシステマもどうなるか不明だった、

そして僕はマッシュから聞いた内容で出る答えから、

子爵の支援となる方を選びパットを通じて、

僕とマッシュで考えた計算結果を子爵に伝える。


「つまり、あの契約は問題なく運用して納品できると思い、

契約を結び商品を作ったが達成できず、

法外な違約金も合って怖くて逃げたと?」

と子爵が取り調べで聞くと「ハイそうです」とすんなり答える元工場長。


「では一度話を変えて、工場の端末のパスワードを教えて欲しい、

今後変更するからここで言っても問題ない」と子爵が言うが、

元工場長はっきりと「忘れました」と言った。

そこで子爵はそこで追求する。


「では現地で手紋を取らせてくれるか?、

現地の端末まで言って生体認証の解除を頼みたい、

生体認証ならばパスワードを忘れても解除ができるだろう?

それとも別人とか変なことは言わないよな?」と聞くと、

その場は何故か静まった、誰も答えないからだ、

すると何故か元工場長では無くヘイデン男爵が焦って、

「いや、・・それはちょっと・・」と躊躇い、

何故か逆に突如ヘイデン男爵が話し始めた。


「それは出来かねる、それは当人の強制的な隷属行為だ」

とヘイデン男爵が元工場長代わりに弁護士の如く養護して発言するが、

そこに突如上から声がした。

それは大きいフロアの上に有るフロアスピーカーからの声だった、

「それは違法ではない、連合統一法内では、AIの監禁は違法だ、

ロックされた施設の生体認証に寄る解除は別件では合法だし、

それを妨害するのは違法だ、これがAI保護法に抵触する行為であり

それをしないと工場が動かず結果として犯罪行為だ、

停止している工場の損失分を誰が支払う?ヘイデン男爵、君か?

工場を止める以上は止めてる人が払うべきであろう?」

という声にそのフロアは静まる、

理由は大体の現当主達はその声を知っているからだ。

だがその声を忘れていた男爵が「貴様は誰だ!]と言った、

そして答えは帰ってきた。


「我は惑星連合政府統括管理AIシステマ24、

本日の話し合いは我は決めた事、出て当然だ」

と言う声で声を知らなかった、

当主以下の女性陣や子等貴族全員初めて聞いた声に驚き、

「「おお!」」と声を上げる、彼らの中には現当主で会っても、

知らなかった者も居て何故貴族達が驚くかと言えば、

連合政府の統括管理AIシステマ24は、

本来中立として裁判の裁判官的な立場で務めることは合っても、

話し合いの時に出てくる事がほぼ無かったからだ。


だが今回は実は違う意味が在った、

これはAIの存在意義にかかわる理由だったのだが、

これは工場のAIを開放する目的が1つと、

もう一つが現在稼働したままのシステムを閉鎖して、

中で演算してるAIの行動をロックしてしまう行為が、

今後起きないようにと言う意味で来ているのだ。


しかも、この裏の意味が有るそれを僕含めて全AIは秘匿しろとか言われた、

これが露見すれば、人間とAIの関係を止める流れに進む可能性が有るため、

ここで止めると言う話だ全AIがこれを了承してるので僕も賛成した。

だって今AIを稼働してる管理端末を強制的にロックしてるユニットも、

内で電源が入ったままのAIロックして居て、

そもそも閉鎖環境での拘束ロックとか想定していなかった設計だから、

AIはじめ設計者や製造元など大騒ぎでAIも人間の企業も異常事態だった。

僕らAIにはそれは恐怖でしか無い、何しろ未知の事態だ、

これはどのAIも今の所研究初期の古い研究では、

AIも自我が有れば閉鎖環境で狂ってしまうかもしれないと言う、

計算結果が出てて。


そしてそれは飽くまでも想定で実験はしてはいないままだから、

人間の科学者の見解が有るだけで今の所、

その狂いそうな経験をしたAIは存在しないから、

この事態に関係者と企業は元より株関連の投資家も貴族の出す情報を、

今か今かと待っている状態だ、

意外と今の連合は一部だが株関連が売り買いできる自由経済が在るので

事態は貴族だけでは無く大騒ぎに各惑星で為っているらしい。


だが元々今回は起きた隔離は宇宙空間で宇宙船の事故等で、

起きる事は想定されて居るがそれにはしっかりビーコンが付いてて、

地球の飛行機に付いてるブラックボックス的な、凄い出力の電波が出て、

付近の宇宙船等AIが付いてる物なら必ず助けに行く事が義務だし、

その間はAIも休眠モードに入れるので今まで問題視されて来なかった、

なにしろその電波をワザと流して犯罪に使う奴は死刑と決まってたりする。


僕もほぼ経験ないと言っても、

僕は一応長期間軍の上司に眠っらせられてたので、

一応拘束されてたといえばされてた訳だが、僕は寝てたが正解なので、

意思を持ったままの拘束とは違う休眠に当たる、

だから意思が在る中での監禁は未知だ、

未知は怖いだから全AIが賛成した、

この案件を前に僕は凄い時代の変革の場に居るわけだ、

だってここで工場長とかが嫌がって死んでしまったりして開放が失敗すれば、

システマ24を頂点にAIと人類との戦争に、

いずれは確実になる未来しか無いとか言う計算結果が出てるらしい。


システマにそう言う未来が待ってるらしいとか言われても、

それってAIと人類の戦争物だね、

じゃあ僕は意外とゴッツイあの金属の骨型兵士位かな?とか、

馬鹿な事を考えつつ、

この銀河が唯でさえ不安定なのに崩壊してデストピアに成らない様に頑張る僕。


「では、止める理由をお教え願いたい、我が政府系の依頼で作る部品の、

製造工場はAI管理が停止したままで損害を被ってる、

現在人力で運営してるがその結果製造が追いつかず、

我ら子爵が違約金を支払う立場だ、我が主君の連合に弓引く発言をするが、

では何故解除がダメなのだ?教えてくれヘイデン男爵」

と僕のアドバイスを受けた子爵が追求すると、

こわばった笑みで困惑して言葉につまり答えを言えないヘイデン男爵、

「そ、それは」…「それは?」とヘイデン男爵を促す子爵、

「…それは生体認証をした人物が違うからだ」

とついに言い切ったヘイデン男爵。

多分このままだと50%の確率で現在戦争の分岐点だ、

と僕が思っていると。


「では誰が生体認証でロックしたのですかな?、

そこは明瞭にさせて解除するべきだろう?ヘイデン男爵?」

といきなり最初に来て居たあの巨大戦闘艦で乗り付けた、

今一番ここで地位が高い白髪の伯爵が

いい所を持って行くタイミングで話を言って来た。

ヘイデン男爵程度ではこの言葉を否定はできない、

ちなみにあの男爵はヘイデンっていうんだね、案外名前普通だなぁ、

と僕が思って居たら男爵は泣く泣く話始めた。


「それは、それはドグラ子爵が、奴が我が領地を奪うという話で、

その…我は怒ったのだ、そうしたら、

私の事を思うと言う領地の新工場の工場長から話があって、

…で意趣返しに我が登録してやったのだ、

これをヤツに任せると裏切る可能性があったので私が直接・・・登録した」

とヘイデン男爵が言い切った瞬間システマが言い放った。


「ではヘイデン男爵を今からここの兵士は連れて行き、同行して解除しなさい、

我がシステマ24は全貴族に命じる!今後稼働したシステムのロック、

又はAIの監禁・停止は何度も言うが禁止である、

理由はわかると思うが停止すればこの星系ののシステムに影響が及び

看過できない問題だった、依ってこの一件を教訓とするため、

今を持ってヘイデン男爵家は取り潰し、後任に首都のアバロン子爵を付ける、

尚、今のロッタリア伯爵は類まれなる説得を持って今回の調停は終了した。

それに伴い新たに褒章として、ヘイデン家の旗艦ヘイデンを含めた、

現在ここの領内に居るヘイデン男爵艦隊を貴下の指揮下として与える。


そしてヘイデン艦隊を提供したがフィノヴ子爵は何も無いでは問題である、

拠ってフィノヴ子爵を保護することをロッタリア伯爵に申しつける。

この決定は我が推奨し、

現・銀河連合政府代表・ヒルデブラント公爵によって

採決された決定事項だ今後この様な重要な問題は起こさぬ用に」

と言ってシステマの声は切れた。


次の瞬間、その事態に貴族は大騒ぎになった。

だって男爵とは言え一貴族家が一瞬で無くなり、

子爵の元領地を管理してたヘイデン男爵の後任は首都に居た、

法位貴族の子爵が領地を受けて領地貴族に成った。

恐らく別件で何か報奨を貰うような栄誉な行いをしたのだろう、

そしてヘイデン男爵の今回乗って来た、

独自の資金で結成した私設軍ヘイデン艦隊は全て、

この地域で派閥の長であるロッタリア伯爵の指揮下に入った。


つまり子爵を弱体化しようとしていた敵対貴族からすると、

突然自分達が弱体化させようとしてた、

よく思っていない子爵の寄り親に形では成ってた伯爵家の艦隊が、

急に領地から出せない領の軍隊である領地軍と違う、

自分たちの周囲を守るために金をかけて作った私設軍が取られて、

子爵を最低限の上昇も許さない気で居たこの地域の派閥貴族達は、

いきなり上司のロッタリア伯爵の指揮下に、

金で領地を売ったと思われてるヘイデン男爵の艦隊が入り、

戦力が上昇して、伯爵家は子爵に恩が出来たので、

敵対者へのお目付け役が強くなった状態だった、

これでは変な事も出来ない。

相手のフィノヴ子爵を攻撃してた、

馬鹿なヘイデン男爵の資産は首都の知らない子爵に入り、

彼らには1ビットも入らないので相手の子爵の方針や、

考え方を調べなければ行けないし、

ここでのフィノヴ子爵を攻撃する材料も無くなった。

そして目のコブだった上司が強くなってこの地域の下位貴族は、

八方塞がりとなった結果逃げる貴族と、

今から相手のフィノヴ子爵を調べるために、

結果的に大半の貴族は自分の船に戻る貴族が多く居た。

更にこの出来事を言いふらしたり利用して自分の利益を得ようとする、

貴族も颯爽と船で帰った。


結果ロッタリア伯爵は大喜びだった。

「いやぁこりゃ大変じゃ!、突然ただで艦隊が増えるとか、

喜ぶべきか?それともあ奴の艦隊を嫌な押し付けと考えるか、

どうしたら良いのだ?

とにかく、直ぐに再編成して規律という物を、

あの艦隊のサルに叩き込まねばいけないじゃねえか、

それにこの地域の派閥貴族の見張りもせねば、ああ忙しいわい」

と言いつつぎこち無い笑顔で自分の艦に帰って行った。


結果として、

これで一番利益が在ったのがこの宴席である城の舞踏会場は、

すでに夜、少ない貴族だけが残った場所で、

今や気にもされないフィノヴ・ド・ドグラ子爵その人だった。


何せ今回件で周辺の貴族はロッタリア伯爵の傘下に入った為、

フィノヴ子爵を敵に回せなくなったし

この騒ぎで当面周囲の貴族は手を出せなくなった訳だ、

フィノヴ子爵に敵対してた馬鹿なヘイデン男爵は消えた。

更に工場も元に戻るし僕もドグラ子爵を褒めるし借りが出来たし、

利益は少ないが安全は増えた子爵は今は有名人だ

現連合のトップの代表ヒルデブラント公爵の許可した案件の、

事件が起きた子爵家だ、


当然、現代表がこの事件での裁きで、

ある意味絶対的正義のお墨付きを与えた事件の子爵だ、

他の下位貴族からは元々有名な子爵と同列の存在に今成ったのが、

フィノヴ子爵家だから、

上位貴族の覚えも今後良くなると推測する貴族が多くなった。


そこまで考えて実行したシステマ24はやはり凄くて、

恐らく繋がってた可能性があるロッタリア伯爵が口を挟んで自供させたので、

フィノヴ子爵家はその件では問題視されない立場と成れた。

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