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ここは転生の間、俺の明日はどっちだ

導入部分はもうちょっと続く

前回のあらすじ!

トラックに轢かれて謎の空間で目を覚ました俺、平 凡楽(たいら ぼんらく)は自ら異世界転生神と名乗る男・・・いや女か?に出会ったのだった、どうなる!?俺!


にしてもスクウルドダンディはないよなぁ・・・ネーミングセンスが死んでると思う


「そう?だとするとアナタの問題だと思うけどな、ワタシの名前は話してる相手次第で決まるからね」


・・・OK、神だしな、思考を読まれたとしても不思議ではない、be coolだ素数を数えよう、1、3、5・・・いや、2も素数だろ、落ち着け俺、というか俺が決めたの?スクウルドダンディ、OH!MY!GODDESS!


「焦らなくていいよ、今までも話しかけたらパニックになるのが普通だったからさ」


ふむ、どうやらこの反応は普通らしい、というか今までにも転生者を送ってるのか?

えー、転生者がひしめいてる世界は嫌だなー、ていうかパニックになったのは人の思考を読んで話しかけたからなのでは?


「あー、それはあるかも、盲点だったね」


盲点ではない、人間は思考を読めるようにデザインされていない

うん、とはいえ割ととっつきやすそうな神だ、当たりを引いたのではないか?

トラックには轢かれたけど


「ひどい親父ギャグだね、人間界の33歳にしては老いが早いんじゃないかな?」


ほっとけ、どうせ神にもダメ出しされるギャグセンとネーミングセンスだよ

ていうか異世界転生神って事はその名の通り異世界転生させてくれる神なんだよな?

どんな異世界へと飛ばしてくれるんだ?ていうかチートはもらえるのか?


「ずいぶんと話が早い子だね、そう、異世界転生神であるワタシはアナタを異世界へと誘います」

「あ、その前に質問を一つ」

「なんだい?凡楽クン」

「あなたは男神ですか?女神ですか?」

「ワタシはどちらでもありどちらでもない、というかそんな事聞いてどうするのさ?」

「いや、見た目で判断出来なかったのでつい、あと俺が名付け親だとするならせめて女神であって欲しいと・・・」


そう、目の前の神の容姿は実に中性的で、絶世の美少女とも美少年とも呼べるようなものだったのだ

身長は160センチ程度、胸はないとも膨らみかけとも言えるようなもので、服はザ・神の衣装とでも言うべき白い布を肩からワンピース的にかけており、手には年代物の木で作ったような杖を持っている


で、どちらでもありどちらでもないという事はなにか?この世界の神は男神、女神の区別がないのか?


「そうだね、ワタシは男でもあり女でもあるもの、ワタシたち神に性別は無く両性なんだ」

「両性」

それは夢が広がりんぐ

「いやー、アナタは感性が独特というかおっさんだね、今時そんな言葉使う人いないんじゃない?」

失敬な、アラサーはまだおっさんじゃない、おっさんは35からだ、きっとそうなのだ

「失礼、でもワタシの価値観もアナタのものを流用させてもらっているということを伝えておくよ」

なんと・・・俺は俺の価値観でおっさん認定されたというのか・・・認めたくないものだな・・・いや、このセリフは適切じゃないな


「ずいぶんと脱線してしまったね、ではあらためて、ワタシ、異世界転生神スクウルドダンディが告げます」

杖を上へ掲げ、神の目がこちらを射抜く、真剣な眼差しに俺は思わずたじろいでしまう


「アナタはどんな異世界へと旅立ちたいですか?」


え?俺が選べるやつなの?

神様は両性器具有、何なら単独で神を作れるし性交渉も必要としない

必要としないだけで出来ないわけではない、なんとなく子供たち(人間)は性別を分け、子孫を残す時には性交渉をするようにデザインした

神々の世界は人間界の役所みたいな感じで異世界転生神は割と閑職

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