最初の出会い 4 翌朝の悲劇
ども、正直この先が不安…
翌日。俺は何かにあたっておきた。
「ん~おはy……………………」
俺は意識が完全に覚醒したとき、自分にどんな危機が迫っているかを悟った。
「や、やばいぞこれ」
クレンが横で寝ているのである。どうしよう添い寝それてる状態なのだが、腕をつかまれているのである。
「ど、どうしよう」
自分の顔がどんどん熱くなっているのを感じる。とりま、腕をとろう。
「よいしょ…ん?」
とれない…だと?やばい!
「ん~?」
あ、やばい。これ死ぬ。
「ん?あ、おはよう」
終わった。俺の人生もここで終わりか。短かったな…
「ん?え?」
クレンは完全に意識が覚醒してしまったようだ。仕方ない、とりあえず、謝ろう。クレンも顔を赤くしているし。
「「ごめんなさい!!!」」
………………………なんかハモった。
グツグツと煮える音が鳴っている。うん、上出来。俺は煮た野菜を机まで持っていく。
「……」
クレンは耳まで真っ赤にしながら座っていた。無論、俺も真っ赤だろう。やっぱり朝のことは恥ずかしい。
「「………いただきます」」
俺らはうつむいたまま食べ始める。
「あ、あの……」
「な、何?」
「やっぱり、ソファーに寝てもらえますか?」
「そうですね、わかりました。……ソファーから落ちる可能性も考えておくべきでしたね…」
「でしたね…。本当にすみませんでした」
「いえ、こちらこそすみませんでした」
というか殺されなくてよかった。なんか俺も敬語になってた。でもほんとに殺されなくてよかった。昨日の「殺す」が怖かったからほんとに殺されると思った。クレンが早とちりしなくてよかった。
「ごちそうさまでした」
「早っ!そんなにお腹すいてたのか?」
「いや、おいしかったので」
「そんなにおいしかったか?」
「ええ、毎日食べたいくらい」
それ…状況によってはすごい大きな意味になっちゃうんだけど…。そのことに気付いたのかクレンの顔が真っ赤になった。
「ああ、あの、べべべ、別にそういう意味じゃないですからね」
「ま、まあ、そりゃもちろんだろ」
俺は一応、コミュ障だからやめてほしい。女子とのかかわり方もあんまりわからないし。心臓を無駄に酷使するから口が軽いクレンさんには自重してもらいたい。
「え、えっと!その、騎士の仕事があるのでそろそろ行きますねっ」
「お、おう」
「家には魔術式のカギがついてるんで手をかざせばカギはあきます。どこかに行くときは
置手紙にいつ、どこで、誰と、何故、どのようなことをするか、を書いて出てください。では、行ってきますっ」
と、まだ赤い顔のクレンは急いで外に出て行った。クレンが出て行ったあとさっきの言葉につっこまずにはいられなかった。
「お母さんか!」
というか、アンチさえ出てこない悲しみ