幸先がいい俺
没ネタでしたが、ネタが思いついたので
投稿を再開しようと思います。
「いてて・・」
ここは・・・・街?
明るさ的に、だいたい3時ぐらいだろうか。
ていうか、こっちの世界の情報なんも聞いてなかった。
まじでなんもわからん。
「・・あの」
不意に声をかけられて、とっさに反応した。
「は、はい。何でしょうか?」
そこには、黒髪の女性が立っていた。
「急にそこにあなたが出てきたもので、つい話しかけてしまいました。」
この人、かわいい。
俺の好みだ。
性格もとてもよさそうだ。
そんなことは関係ない。
ひとまず情報取集だ。
「おれのことは心配いらないですけど、この町はどこですかね?」
と聞くと、
「・・・え、この町を知らないのですか?」
この町は、そんなに人気なのか?
冒険者らしき人たちは多く見えるが・・
「この町は、駆け出し冒険者の人が多く集まる街です。
ここは、とてもいろいろなものがそろっていて、
とても冒険者には人気の街です。」
この女性は笑顔で言う。
でも、俺がこの町を知らないことをびっくりしているようでもあった。
「この町に来たことがないのですか?」
「はい」
と返すしかない。
「ではこの町を案内しましょうか?」
なんてありがたい話なんだ。
そう思いつつ、ついていくことにした。
「まず、この町の全体図を確認するために門へ行きましょう」
そういい、そのひとは門があるであろう方向へ歩いて行った。
俺も、その人について行ってた。
歩いていると、いろいろなものが目に入る。
この町には大きな建物があまりない。
おおきな建物があるからと言って、
技術が進んでいると思うのは違うかもしれないが、
ここの街は、日本などに比べるととても小さい建物が多い。
日本と比べるのも間違っているか。
色々なことを思ってると、
「つきました。ここが門です。ここで全体図を見ましょう」
この地図はあまり細かく書かれていない。
誰かに教えてもらえよという伝言なのか?
しばらく話を聞いてると大体わかってきた。
この街はオートンという名前らしい。
武器屋や防具屋が多くあるらしい。
この町に1つ宿があってその宿は、安いことで有名らしい。
この町自体を知らない人は、そうそういないという。
「そういえば、なんで急に町の中に現れたのですか、
急に現れるとしてもテレポートできる場所は限られているんですよ。」
”テレポート”
そう聞くと、異世界という感じがより強くなるな。
・・・テレン
ん、なんだ?
右上に文字が出たような。
まぁ、テレポートのヘルプとかだろう。
そんなことより、この人になんと説明しようか。
ひとまず自分もわからない設定しとこう。
「俺もわかんないです。いったい何が起きたか・・・」
「そうですか。私も理解しかねますが、
ひとまず町を案内しちゃいますね。
考えるのは、それからでも十分かと思います。」
「わかりました。町案内お願いします」
「はい!」
そういう会話をして、町案内が再開した。
・・・
「この町はどうでしたか?」
「とても素晴らしかったです。ありがとうございました。」
この人は、この町のギルドの人で、
ちょうど町を巡回しているところだったらしい。
道理で案内に慣れているわけだ。
「いえいえ、役に立てて何よりです。
何かありましたら、ギルドまでお越しください。
では、私はこれで失礼します。」
そう言って、ギルドのお姉さんは去っていった。
転生したてにやさしい人に会えるのはとてもありがたいかった。
今は7時ぐらいだろうか。
これで、この町のこともよく知れたし、早いが今日は休むとしよう。
どうでしたでしょうか。
次の話は長くとも2週間以内に投稿する予定です。
その時はまた読んでいってください。