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「報告 その9」

 このメールが送信される頃、きっと私は死んでいるでしょう。なーんて始まりはただ書きたかっただけ。ともかく、きっとこのメールは誰の目に留まることもなく、メーラーダエモンさんからの返信を待つだけなのかな?


 まあ、最初の一文は、もし私の両腕が動くのならば、削除していたい一文だね。恥ずかしいし。

 

 さてと、まあ、今回はただの未来予知。そして決意表明。


 彼はきっとグリモワールに手を出すんだろうね?っていうね。


 彼はたぶん、無属性魔術に手を出すんだろうけど、でも呪いだけはやめておいた方がいいと思うんだ。彼女としては、彼が人を呪ってます系男子になるのはちょっと…ね。


 いや、まあ彼が呪いに手を出すのは、計測的に確定した未来だと思うけれど。


 だとすれば、あの女が障害になるのかな?あいつ、うざいんだよなぁ…最終的に序列一桁台に到達しそうなあの女。


 ま、なんでもいいや。死人に口なしってね。でも、元彼女としては、あんまり厄介な女に捕まらないでほしいね。おそらく、彼はあいつを彼女になんかしないだろうけどっ!私がサイコーにかわいかったからねっ!


 まあ、彼だったら、一年強くらいで新しい女を作りそうな気もする。まあこれも女の勘ではなく、計測の結果から出る確率の高い未来なのだけれど。


 彼にも教えておけばよかったかな?まあ時間がなかったからできなかったんだけど。あの目は「視る」ために使うものじゃない。精霊の流れを読んでそこから未来を読み取る。計測する。


 まあ、なんでもいいや。彼に一言。


「アンナは強敵だよ?」


 まあ届くはずがないんだけれど。


彼の元カノより、愛をこめて


p.s.彼を使って悪いことをたくらんだ奴は私が殺す。

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