プロローグ 「報告 その8」
何となく書いた。反省はしていない。
おそらく全員が初めまして、初めてではない稀有な方々お久しぶりです。
おすすめもできないゴミのような駄文ですが…読んでくれると嬉しいな。
評価とか、ブクマとかもお願いしたいですが…とにかく直した方がいい部分の感想なんかを送っていただけると、僕は喜びます。もっと…もっと罵倒してくれ!
お爺さんへ
一寸先は闇、とはよく言ったものだけれど、人間はそれを考慮しない。一寸先に闇があるにも関わらず、三寸先の光しか見ないのが人間だ。楽観視が悪いとは言わない。物事の最悪を意識しながら行動するのは生きるのはとてもつらいのだから。だからこそ、人類は最弱だ。
…って言っている男の子がいた。なんでも心が読めるらしい男の子。魔術の行使が当たり前になってきている現在においても、少し行き過ぎた異常性であるところの受信テレパス。その特性柄、人の真意を読み取ることのできる彼は、まず人を信用しない。私のところに来た時からそうだった。彼の心を解きほぐすのに私がどれだけ頑張ったことか。まったく…
おっと、話がそれたね。
まあ彼がそういう人間で、だからこそ、天性の寂しがりやだってこと。
そして、彼の心はもう壊れかけている。彼は人の悪意に晒されすぎたのだ。
でも少し考えるとおかしな話でもある。人の二面性なんてのは、テレパスなんて使わなくてもわかること。誰しもが、悪意と善意の両方を持っている。しかし彼には善意が見えていないようだ。
彼のような人間は今までも確認されている。生まれながらに異常性を宿した人間、「加護」を持った人間は。
でも…もしも、彼の加護が「悪意のみをくみ取る異常性」だったとしたら、それは「加護」ではなく「呪」とでも呼ぶべきなのかもしれないね。なーんて。
彼の心の歪みは偶然ではなく必然だった、と言いたいんだけれど…ん?自分でも何が言いたいのかわからなくなってきた!じゃあ、手っ取り早く結論だけ!
誰かが作為的に彼を壊した節がある。
まあ杞憂かもしれないけれど。…杞憂だったらいいよねっ!
杞憂じゃないことは分かってるんだけれどっ!
にしても私でも壊せない術式を組むとは、やりおるな?
まあ、何でもいいや。相手がどんなパターンで来ようが、彼はそれを乗り越える。だからこそ、この物語は必要だった、って言っておけば私の黒幕感も全身からにじみ出るかな?
ほんとにもう…あと少し彼のそばにいたかったのだけれど。
あ、彼に関する途中経過のレポートってこんなもんでいいのかな?レポートの描き方って難しいからめんどくさい。
まあ、二年にもわたって彼の術式を観察してきて、やっと見つけたバグのレポートなんだから、私悪くないもん♪
じゃあこんなところで、こんなもんで。しーゆー!
彼の彼女より♡
p.s.あ、言い忘れてたけど、多分そろそろみんな死ぬよ♪私でも、あれの相手は無理!だから、生存は一名、彼だけになる。彼以外はここで逃がしても死ぬ未来しか見えない。一応抗うだけ抗ってみるけどね。