チュートリアル2
柱間は勇者スキルのクエリー保存を使用し書いたコードを名称テストで保存した。
再び柱間と星野は、モンスターを検索しつつ遠くに見える町へと向かう。
町へと向かう途中、柱間は星野にバフをかけてくれとお願いしたが、それでは柱間の力が測れないと丁重にお断りされた。そんな事を話している矢先に再びスライムが現れた。
星野は柱間に向かって叫んだ。
「さっきの魔法使って!」
いきなり大声で指示され身体がビクつくも柱間は魔法を唱えた。
「execute テスト!」
柱間がそう唱えると、瞬時に四角い透明な結界が張られスライムは、その中に閉じ込められた。それを見て星野はおぉっと歓声を上げた。
「凄いよ、柱間君!処理性能すごく高いよ」
喜ぶ星野とは正反対に柱間は何語凄いのか困惑しながら質問した。
「ええっと、どれ位凄いんだ?」
「おそらく処理時間から考えて、CPUは2.3GB、メモリー32GB、更に加えてコア数は8ってところか」
それを聞いた柱間は、口を開けてぽかーんとしていたが星野にお願いをした。
「……もう少し分かりやすく説明してくれ」
柱間にそう言われ、星野は少し考えたのち言い換える。
「ようは柱間君はコードさえ書き溜めてクエリーをどんどん作っていけば、初級はもちろん上級まで問題なく使えるって事」
柱間はそれを聞いて涙と鼻水を出して喜んだ。
「んばあぁ!よがっだ、俺にも戦う力があって」
泣き喚く柱間を星野は優しく宥めた。やがて、落ち着きを取り戻してきた柱間は閉じ込めたスライムをどうするのかふと疑問に思い星野に聞いた。
「あぁ実はあのコードは、ループ処理が入っていてね柱間君が『エンド』と唱えると、あの結界は消滅するように出来てるんだ。やってみて」
星野にそう説明された柱間は、スライムの方へと身体を向け直した。
「では、『エンド』」
柱間がそう唱えると結界は瞬時に消滅すると共に中にいたスライムもセットで消滅した。その光景を見て目が点になった柱間を他所に、星野は説明を付け加えた。
「『エンド』は例外なく、あの中の物質は消滅させちゃうから結界だけを消したい場合は『リターン』って言ってね」
柱間はそれを聞いて、高笑いを始めた。
「ふははは、俺はこの魔法でもう一度、最強に成り上がってやる!」
柱間がそう言葉にするのが早いか遅いかのタイミングで2人は再び眩い白い光に包まれた。