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Chain0 プロローグ*ロンドンにて


 このお話は、“これも恋の始まり?”シリーズの第5弾で琉依メインのお話です。夏海への歪んだ想いに苦しんだ結果ロンドンに行った琉依がこれまでの出来事を思い返していきます。




 ロンドンでの一日が今日も始まる。


 予め設定しておいた君の好きな音楽で目が覚め、外から聞こえる子供たちの笑い声に反応して窓へと近付きカーテンを開く。


 君の好きな淡いブルーのカーテンを開けて外を見ると、遊んでいた子供たちと目が合って

 『おはよう』

 お互いに挨拶しあう。


 コーヒーを飲みながら雑誌を見ていると



 パタパタパタ……



 外からの足音が近付いてくる気配がする。



 今日もまた俺はそんな音に期待してしまうよ。


 その足音の主が、いつか空港で別れた『君』でありますようにと……


 でも、分かっている。今日もそれは叶わないと言う事を。


 もう何回もその期待は見事に叶わなかったのだから、それも慣れて来たけれどね。


 「五年か……」


 そう呟くと、ふと視線が棚の上に置いていた写真へと向けられる。手が届く程の距離にあるそのフォトフレームを手にして見ると、そこには大好きな君の笑顔とそんな君に抱きつかれている俺の微妙な笑顔が写っていた。

 こんな写真を見ていると、思い出してしまう昔の記憶。嬉しかった事や辛かった事、思い出したくも無いような事など俺と君の間にはたくさんの出来事があったね。


 俺はやっと、これまでの出来事を真っ直ぐに見つめ直す事が出来るようになったんだ……


 狂っていたあの時の事も含めて




 こんにちは、山口維音です。シリーズ第5弾“歪んだ愛情・束縛したい欲望”始まりました。禁欲生活なんてありえないという琉依がメインです。どこをとっても琉依、琉依ばかりですが明るいというよりも今回は暗めの話が多いです。そんなお話ですが、第1弾の完結編でもあるので、どうぞよろしくお願い致します!

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