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森と向こうの扉  作者: 03


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13/33

封鎖

翌朝。

森は、完全に様子を変えていた。

迅たちが登校前に遠目で見たとき、すでに異変は始まっていた。

西側の管理通路にも、黄色い規制テープ。

パトカーが二台。

見慣れない白いワゴン車。

圭が双眼鏡を下ろす。

「鑑識っぽい」

翔太が言う。

「昨日の誰かの通報?」

迅の背中が冷たくなる。

隆司だ。

正式に動くと言っていた。

だがこれは“正式”どころではない。

規模が大きすぎる。

学校へ向かう途中、スマホが震える。

クラスのグループチャット。

「森で倒れてる人いたらしい」

「立ち入り禁止区域で血」

「ニュース来るかも」

迅たちは顔を見合わせる。

血?

放課後。

三人は情報を集める。

美咲は四年生の教室で様子を探る。

圭がまとめる。

「今朝5時、巡回の警官が森の奥で“倒れている男性”を発見」

迅の喉が鳴る。

「おじさん…?」

「軽傷。頭を打って気絶してただけらしい」

翔太が眉をひそめる。

「血は?」

「枝で切った程度。事件性なしって扱い」

迅は机を握る。

あの場にいた。

隆司は倒れていなかった。

自分たちが帰ったあと、何かがあった。

圭が続ける。

「問題は別。森の奥に“不自然な地面”が見つかった」

石の円。

霧の中心。

「それを自然現象と説明できないらしい」

結果。

立ち入り禁止区域は全面封鎖。

警察+市の職員。

そして。

「明日から自衛隊が地形調査入る可能性」

迅の胃が重くなる。

森は、もう自由に入れない。

向こう側との接点が、閉じられる。

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