無能な僕ら 二話
後日報酬の700万を銀行で引き落として、アパートに戻った。
「こっから税金で80万、チーム維持費で220万、生活費で100万引いて300万、これを3で割ってと、はい2人とも、100万」
「おいおい!まじかよ、命張って戦ったのにこれだけかよ」
「仕方ないだろ、能力者達が事件ばっか起こすから資源の供給が間にあわないからいろんな物が高いんだよ、しかも事件を起こした能力者についての情報にも金かかるんだから」
「クソ能力者がアァー」
「はぁ、こんなうっさいヤツと一緒に居ると疲れる、早く自分の家が欲しいなー、」
「そうそう、情報屋にこの超常事件対処機構に所属すれば?って言われたけどどうする?」
そう言い、バックからパンフレットを取り出す。
「そのやつに入るとなんかあんのか?」
「超常事件対処機構っていうのは複数のハンターチームと情報屋で構成される会社のことだよ。各ハンターの円滑な活動を支援するための後方支援してくれるらしい。4カ月前に出来たんだってさ、しかも社員寮があるから使える金が増えるとおもう」
「マジ!?じゃあこんなヤツと過ごさずすむじゃん!」
「今すぐ入ろうぜ!」
「そうしましょ」
「分かった。そうするか」
「どんな試験があるか分からないし仕事道具も持っていくか」
そうして僕らは超常事件対処機構の試験を受けに行く事になった。