プロローグ
おそらくこれを投稿し続けるかは気分です…もしかしたらいつの間にか消えてしまうかもしれませんがゆったりとみてもらえれば幸いです。あっ…先に言っておきますがストーリー的には普通に暗いと思うのでそれでもいいよという人はぜひ見ていってください
(…………………が……い……!!)
ぼんやりとした視界の中、見上げる俺にその男は叫んでいた。
(な……………………く……ん……?)
自分の口が何かを発した瞬間に激痛が頭に走った。
「!!」
呼吸を落ち着かせ、ゆっくりとあたりを見渡せば見慣れた光景が目に映る。
「俺の部屋…」
どうやら夢を見ていたらしい。俺はめったに見ない、見たくもない夢。
「昨日は薬を飲むの忘れたな…」
枕元に置いてあるその薬は寝る前には必ず飲むようにと医者に言われたものだった。それを飲まなかったので夢を見てしまったのだろうか…
「はぁ…」
呼吸を整え、そんなどうでもいいことは頭から消すと俺は布団をたたみ押し入れに詰め込む。
「また学校か…」
自室は2階にあるため、俺は階段を下り洗面台に向かい顔を洗う、なんてことのない1日の始まり…
「やっぱりまだ笑えないな…」
鏡の前で自分の死んだような眼を見ながら口角をむい~っと指で無理やり上げる。
「ご飯出来たよ~!」
そんな時リビングの方から母さんの声が聞こえてきた。
「は~い」
その声に返事をしつつ俺は今日も白い仮面を浮かべてリビングに入るのであった