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二十歳の贈り物  作者: 平和
前編
1/4

プロローグ 別れの季節

「遠くへ行っても、わたしのこと忘れないでください!」


 そう口にして見上げる彼女と私との、これまでの出来事が思い起こされる。

『今日も勉強を教えてください♪』という建前をひっさげて、彼女にとって大の好物であり私にとって大の苦手であるホラー話を度々聞かされた苦い日々が……


 そんな小柄で不安な一面がある彼女だけれど、これから最高学年という立場になってこの中学校を支えていくのかと思うと、ちょっぴり感慨深い気持ちにもなる。


 そして私はこの春実家を出て、寮生活の高校生として新たな門出を迎えようとしているーー

二十歳の贈り物(プロローグ 別れの季節)をお読みいただきありがとうございます。


最初の後書きでいきなり盛大なネタバレをするのはどうかと悩みましたが、今後の方針等にも影響しますので書かせていただくことにしました。


まず、筆者である自分の身の上話になってしまいますが、二十歳のときに癌を患いました。そしてその当時から今に至っても後悔し続けていることがあります。それを伝えることで将来自分と同じ思いをする人が一人でも減ってくださればと思いますし、これが自分の人生をねじ曲げた癌に対してできる唯一の仕返しなのかなと思っています。


当初は動画の編集技術を学習して、ちょっぴり名前が知られるようになった頃合いを見計らって伝えるという取らぬ狸のなんちゃらなことを思い描いていましたが、最近体調が急変してしまい(流行しているウイルス的なものではなく、悪性の細胞が暴れる的なものです)そんな悠長なことを言ってられない状況になってしまいましたので、急遽別の方法を考えた末「小説家になろう」様に伝えたい内容を含んだ物語を投稿させていただこうという結論に至りました。


今後の投稿の方針ですが、物語は大まかに主人公が高校一年生の前編と、高校二年生の後編という構成を予定していて、肝心の内容については前編の終盤に触れさせていただくつもりです。

あと、自分としては癌を患うことの辛さを知ってもらいたいという気持ちは全くありませんので、できるだけ明るいストーリーになるように書かせていただくつもりです。


したがって、本音としてはじっくりネタを考え、文章を書く練習をしてから投稿したいですし、今後この物語を読んでくださった方々の中には「こうしたほうがいい」と思われる部分が多々出てくるかと思いますが、そうこうしているうちに肉体と魂が分離してしまったら元も子もありませんので、とにかく前編が終わるまではひたすら突っ走りたいと思います。


長くなってしまいましたが、改めてありがとうございます。

もしよろしければ、今後もこの二十歳の贈り物にお付き合いくださると大変嬉しいです。

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