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護り神シン

南の島が俺達の王国となって1ヶ月が経った。


「ご主人さまぁ! こっちこっちぃ!」


「どりゃぁあ 行くぞ!捕まえるぞお!」


「キャー ダメー」


俺達四人は 海岸で裸で追いかけっこをしていた。

しかし 常夏 毎日が暑い これは早急に海の家を

作らんといけない。


そう思っていた時に


「シン殿 そろそろ定期便の時刻です。」

ドラゴンの定期便を 週に一度あの町と行き来を

しているのだ。こちらの果物などを持って行き

町からは 適当な必要な物と交換していた。


「おぉそうであった ところでドラゴンよ

あのメス達とは 上手くやっているのか?」


「おほぅ そりゃもう ありがとうございます!

毎日が夢の様な物でーーーす !」


「そうか この島も 大陸とは言わんが結構大きいか

らのう 子供も作ってお前の王国を作るのもいいかもなぁ。やってみれば?」


「ほーーい 今 そのように 取り組んでますおります! もう腹に子供がいる者もおります!」


「おぉー それはめでたいのぅ。 どんどん頑張って

30匹くらいになれば そりゃもう お前の王国だよ」


「本当に 全部シン殿のお陰です!

ありがとうございます!」


「では そろそろ 定期便いくか! 」


「はい!」


俺は 果物を積んで ドラゴン籠に乗り飛び立って

行った。


暫くして町に到着し 果物を降ろして パンや服など

と交換し 長老に挨拶しに行くと


「おぉ シン殿! 聞いて貰いたい話しがあるのじ

ゃよ。」


「どうしました! また何か問題でも?」


「いや こちらの市民で 5名程なのじゃがのう

南の島に移りたいと言っているのがいてのう。」


「おぉ それは 願っても無い事。 我々4人だけでは

あそこは広すぎる。どんどん来て頂きたい。今なら家だって作り放題ですぞ!」


「それは 有り難い。では帰りの便で お願い致すと

しよう。」


「了解です!」




俺は移住希望の市民5名を乗せて ドラゴン籠に

乗り帰って行った。


移住希望の市民達には 王国のルールとして


1.他人が困っていたら助ける事

2.他人の物は盗まない事

3.与えられた土地の果樹園は自分で管理する事

この3つのルールを守る様言い

後は全て 自己責任で対応と伝えた。



そして3年の平和な日々が経過した…。


市民の5人はお互いが助けあって家を作り

それぞれが 自分の生活を満喫していた。


その話しが 更に町にも伝わり 次々と島に来る

者が増えていき

今では 島には50名の市民達が 平和に暮らしてい

る。その家族も増えて 子供が出来た者もいた。


実は 俺にも子供が出来たのだ。

キキ、ララ、ミミに一人づつ授かって 今は俺も

3人のパパになった。

ママ達は 毎日が子育てで大変だが 三人が協力して

育てている。


そして俺は この島全体の護り神となっていた。

俺の名は この世界では もう知らぬ者は居ない。

ゴブリン からドラゴンまでそして人間達も

全て俺の名を知っている。


護り神シンと……。


シンの本音

あぁ 元の世界に帰らなくて正解!

じゃまたねーーーー!



終わり



















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