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召喚者は覚醒した!

ココは異世界ーーーー。

遥か遠くの別の惑星(ほし)の出来事。


小鬼類のゴブリン どもが 大量発生し

人類との人口比率も 今は6対4となっていた。

なんとゴブリンどもが 人類に数で勝ってしまった。

その理由は ゴブリンと人間とのパワーバランス

が崩れゴブリンが優って来たのが一つ

もう一つは 数が多くなったゴブリンどもの

食料事情であった。


ゴブリン どもは人々の家を襲い 若い娘達を

根こそぎ拉致して娘達に乱暴し子供を産ませ

産まれた男子は食料とし 女子は10歳になれば

また乱暴し 子供を産ませるという方法だった。


これで人間達は 数を減らし続け ゴブリンどもは

増え続けるシステムが出来上がってしまった。


業を煮やした 人間達の長老が集まり10年を掛け

召喚魔法を完成させ 本日その儀式が行われた。


「アントニラ・ウレヒルマ・タタネヤルーー!」


祭壇は 激しく光り 辺りも真っ白になった。

徐々にその光が 収まってくると祭壇に

一人の 男が倒れていた。


長老達は その男に近づき


「おい 召喚者よ 起きなさい!」


「・・・・・・・・。」


「おーーぃ! 召喚者よ! 目覚めよ!」


「・・・う、うーーーん ココは何処だぁ?」


「おぉ 目覚めたか! 召喚者よ!」


「さっきまで スーパー銭湯にいたのに 何故

こんな所に いるんだぁ?」


そうこの男が 召喚者で主人公の 桂 (かつらしん)

スーパー銭湯で 入浴中に召喚された為 勿論 裸だ。

真はまるで ターミネーターの如く 立ち上がった!


「あのぅ 俺の服あります?」


「えぇい お前は 我々が10年掛けて呼んだ召喚者だ

もっと シャキッとせんか!シャキッと!」


「はぁぁ〜 召喚? そんなの俺に関係無いし 」


長老は 召喚者のスキルとレベルを確認した。

するとーーーーーー。

名前:カツラ シン

LV:1

HP:100

戦闘能力:100

スキル:無し


「あぁ ダメだ この召喚は失敗だったぁ……。

もう良い この者をゴブリン留置所に放り投げぃ!」


「はっ!」


「10年かけて 呼んだ者が あの様な不甲斐ない者

とは……どうすれば…いいのじゃ…。」




暫く経ってから


「大変です! 先程の召喚、召喚者が!」


「慌てるでない! 召喚者がどうした!」


「召喚者が ゴブリン どもを全て倒しました!」


「何! あそこには 20匹程ゴブリン がおった筈!」


長老達は ゴブリン留置場に向かった。


「何と! この者が全て倒したのか?」


「はい! 私が召喚者を ココに入れると直ぐに

ゴブリン どもは 召喚者に襲いかかりましたが

目にも止まらぬ速さで ゴブリン どもを 倒して

しまいました。」


「おい 召喚者殿 どうやって倒されたのか?

聞かせてくれい。」


「あぁ コイツら 遅いから ただ殴って倒したさぁ」


「お、遅いだと? ゴブリン どもは我々よりも

速く動ける筈じゃが… よしココを開けて 召喚者を

上に連れて参れ。」


「はっ」


俺は 長老達が集まっている 広間に連れて来られた。


「取り敢えず この者に服を用意せよ。それとカシム

をココに呼んで参れ。」


「はっ」


俺は 簡単なズボンと バフっとした 被り物を渡され

それを着用した。


「カシムよ ココにおる 召喚者と対戦してみて

その実力を確かめよ!」


「はっ 分かりました! では 参る!」


「えっ やるの?」


シュッ シュッ ドドドドドーーーーン!


その瞬間 カシムは飛ばされ 背後の壁にその体を

叩きつけられていた。


「今 一体何が 起きたのじゃ! カシムよ!」


「はふぁい 速すぎて 見えませんで、し…。」

カシムは 気を失ってしまった。


長老は再度スキルを確認すると


名前:覚醒シン

LV:101

HP:112800

戦闘能力:116000 +α

固定スキル:コンバット(戦闘時 戦闘能力10倍)


「レベル101! カシムが歯が立つわけ無いわ!

カシムは精々レベル25じゃろう。それになんじゃ

この戦闘能力は! 11万越えだと!

野生のドラゴンでさえ 5〜6万だと言うのに……。

更にスキルで それが10倍だと……。コレは我々は

バケモンを呼んだ様じゃなぁ。」


「あぁ〜 良いかな そろそろ バケモンはないだろう

そっちが 勝手に呼んでおいてよぅ。」


「いや〜本当にすまん事をした。実は……。」


俺は 長老達から今までの経緯を全て聞かされた。

どうしても助けて欲しいとの事だったが 俺は余り

乗り気がしなかった。何故って俺にとってそんな物

どうだって言いことだったからだ。何のメリットも

無いのに ゴブリン どもを 倒すなんて面倒極まりない

だから 断って この世界を自由に生きる事としようと

思っていたのだがー。


「もし ゴブリン どもを 倒すクエストをやって

もらえるなら お前に二人の超美少女をさし出そう

どの様に使っても 構わん。また、衣食住全てこちら

で用意しよう。この条件で どうかクエストを

やってもらえないだろうか!」


その超美少女って言葉に 俺はピクンと触覚が反応し

た。いや触覚は無いが マジで心が動いた。


「えーと 信じ無いわけじゃ無いが 先ずその娘を

ココに呼んでよぅ。そしたら考えてもいいかなぁ」


「おっやってくれるのか? おーーい あの者達を」


暫くして 二人の娘が 広間に入って来た。

俺の前に 来てローブのフードを上げると顔が露わに

なった。顔立ちは言うだけあって整っていた。

切れ長の瞳と 黒く長い髪 豊かな胸 引き締まった腰

スラリと伸びた白い足 どれをとっても非の打ち所が

ないと言っても良い。その様な女が二人も 俺の物

として頂けるなんて そりゃこのクエスト……。


「はい 分かりました! このクエスト

喜んでやらせて頂きます!」


「おぉ そうか そう言ってくれると 思っていたぞ

では キキとララ このシン殿を 新しいご主人と

思って 側に行きなさい。可愛がって貰うのだぞ。」


「はい!」(二人)

どうやら 二人の名は キキとララらしい…。


ササッと俺の隣に来て

「ご主人様!キキです!」

「ご主人様!ララです!」

と言って 両腕にそれぞれが 抱きついて来た。


よく見ると この二人は双子だったので

全く見分けがつかないと分かった。


「では シン殿を家までご案内して。」

「はい!ご主人様 ご案内します!」(二人)


俺は 二人に案内され クエストの拠点となる家に

到着すると 意外と綺麗で広々している事に驚いた

そして居間のソファに3人が腰掛けているとー。

メイド服を着た女の子が来て


「ご主人様 食事担当の ミミと申します。どうぞ

よろしくお願い致します。コーヒーか紅茶でも

入れましょうか?」


「あぁ そうだな コーヒーを頼むよ。」


「かしこまりました!」


「キキ、ララ ゴブリン は何処から襲って来るのか

分かっているのかい?」


「はい どうも 直ぐ近くの洞窟から出て来るのを

見た者がいて その洞窟は他の洞窟とも繋がって

いる様です。」


「ほう では皆んなで戦えば 勝てるかも知れん

のに 何故戦わんのだ?」


「いえ 最近のゴブリン 達はレベルが上がっていて

とても 普通の人間では 太刀打ち出来ないと言って

るのをお聞きしました。」


「そうなのか では明日 そこの洞窟を手始めに

攻略してみるかな。」


「ご主人様 お一人で 行くのですか?」


「勿論 キキとララも一緒だよ〜」


「えっ 私達がぁー 拐われちゃう。」


「はははっ 冗談だよ ココで待っててくれ

必ず 良い知らせを持ってくるからね。」


「あぁ〜びっくりしました!ご主人様!」

そう良いながら 両脇で俺の肩を小さな手で叩いていた。全く 可愛い限りだねぇ。


ミミが コーヒーを運んで来てくれた。

このコーヒーは 中々美味かったので


「ミミ ありがとう 美味しいコーヒーだ。」


「あっはい ありがとうございます。」

少し 顔を赤らめた ミミもとても可愛いかった。


「ご主人様 お肉と魚は どちらがお好みですか?」


「あぁ 俺は魚は苦手だから 肉料理にしてくれる

かな ステーキの場合は レアで頼むよ。」


「あっはい 分かりました。」


暫くして 豪華な肉料理が出て来た。

その味も 抜群で ミミは本当に料理が上手い。

奥さんに するなら こう言う娘が良いかもと心で

思った自分がいた。





つづく




























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