第72話 ユーにゃんの一日+宮永家の朝+ガチャガチャじゃ!
~ボクの一日~
こんにちは、ボクの名前はユーにゃんです。今日はボクのドキドキな一日を見てもらいたいと思います。
ボク「ふぅ……ご主人様はまだ寝てるんだ」←実際はニャーニャーと言っていますが人間の言葉に訳しちゃいます
朝の陽ざしが窓から入ってくる前にボクは全身をプルプルと震えさせながら起きあがる、そして僕の目の前には大好きなご主人様とご主人様のお兄ちゃんが一緒に寝てる。
ボク「ご主人様とお兄ちゃん、寒くないのかな?」
ボクはご主人様たちが風邪を引かないか心配になっちゃう、だって今のご主人様たちは二人とも裸でお布団の中に入ってるんだから、どうしてか知らないけどこの二人はいつも夜になると当たり前のように服を脱いでそのまま抱き合ってる。しばらくそのままいろんなことをやり終えた後は二人ともまた服を着るんだけど、こうやって時々裸のまま眠っちゃうときがある。
ボク「そうだ、ボクがご主人様を温めてあげよう」
ボクはお布団の中に入ってご主人様の胸の間に入り込んで丸くなる。
ボク「これでご主人様が少しでも温かくなってくれると良いな~」
ボクは全身から毛が生えてるからちょっとした毛布代わりになれればと思ってご主人様にくっ付くのでした。
☆
ご主人様「ユーにゃんがあたしの為に布団の中に入って温めてくれたんだよ、優しいよねユーにゃんは」
お楓「そうかい、ユーにゃんはご主人様思いだからね~」
ご主人様たちもいつもの時間になったら起きて今は皆で朝ご飯の時間、僕も今日は皆と一緒のお部屋で床でご主人様が用意してくれたツナ缶を食べてる。
ボク「ご主人様が用意してくれるご飯はいっつも美味しいな~(パクパク)」
ボクはご主人様の用意してくれたご飯をモリモリ食べちゃう、美味しい美味しい、これを食べると朝からとっても元気になれて……
お源三「おのれ子猫が絵梨の胸の谷間に入り込むなど許せんのじゃ……!」
ボク「!?」
ボクはその瞬間、全身をビクッと震えさせて後ろを振り向く、そこには床に這いつくばってボクを睨み付けるお源三がいた、うう……前々からこのお源三は怖いよう……。なぜか僕の事を嫌ってるみたいだし
ボク「怖がらせないで~」
お源三「ニャーニャーと鳴くでないわ!何故お主と来牙ばかりが絵梨の愛情を独占できるんじゃ!ワシにも少し寄こさんか!」
お源三がなんでそんなに怒ってるのかボクには全然わからない、ご主人様とはみんなで仲良くすればいいのに何でお源三はボクがご主人様と一緒に居るのを嫌がるんだろう?」
ご主人様「お父さん、ユーにゃんを怖がらせないでよ」
お源三「え、絵梨よ!ワシはお主の事を誰よりも最優先してじゃな……」
そしたらご主人様がお源三から僕を助けてくれる。だからボクはご主人様が大好き、とっても優しくて頼りになる人なんだ。
お兄ちゃん「絵梨の事を優先するなら絵梨から離れることだな」
お源三「貴様は黙っておれ!」
ご主人様「お父さんがね」
その後お源三は凄く落ち込んでいなくなっちゃったけどご主人様が元気なんだからそれでいいよね?
~宮永家の朝~
源三「痛いのじゃ……朝から頭が痛いのじゃよ……!」
楓「気のせいですよそれは、そんなことよりも早く食べちゃってくださいね」
朝食の場に全員集合、源三に対する折檻がどんな内容でいつまで続いたのかは知らないが源三は席に座りつつも頭を右手で抱えて左手で何故か股間を押さえていた。
絵梨「来牙君のお弁当はちゃんと包んでおいたからね、今日も気合入れちゃったからお昼休み楽しみにしててね」
来牙「ああ、そんだけ気合入れたって言うなら来牙も楽しませてもらうな」
と言うか、朝からずっと来牙とやっていたと言うのに絵梨はいつの間に朝食を用意したのか?絵梨は来牙よりも若干は止めに起きたみたいなのでその間に作ってしまって部屋に戻るなり来牙に色仕掛けを仕掛けて来たとも考えられるが詳しい理由は定かではない。
源三「なぁ絵梨よ、偶にはワシにも弁当を作ってくれんかの?」
絵梨「あれ?前にも似たようなこと頼まれた覚えあるんだけど」
来牙「と言うか、家にいるのに弁当なんて必要ないはずなんだがな」
絵梨「お父さんはダイエットメニューだったんじゃ……」
楓「お昼ご飯が私のお料理じゃ不服なのですか?」
絵梨に昼の弁当を求めた源三に楓がどこから取り出したのかクロスボウを構えて和やかな笑みを浮かべていた。いっその事そのクロスボウで源三を始末してしまっても来牙は特に文句を言わないかもしれないな。
源三「そんなわけないのじゃ!婆さんの料理はそれはそれは良く出来れおるではないか!ワシが100%保障するのじゃ!ふぉふぉふぉ……」
来牙「そんな部屋の片隅に隠れながら言っても説得力ないからな」
クロスボウを持った楓に対する恐れか部屋の片隅で椅子を縦にするようにしてぶるぶると震えている源三だった。
絵梨「お父さんは家にいるからアタシのお弁当なんて必要ないじゃん。あたしだって来牙君が学校お休みの日はお弁当作らないし」
楓「それに絵梨だってときどき夕飯や朝ご飯を作るんですからそれで絵梨の手作り料理は充分のはずですよ」
源三「いや……だからワシは絵梨の手作り弁当を……」
楓「早く食事の続きをしましょう」
絵梨「うん、お腹空いちゃったもんね」
未だに未練がましいことを言う源三をスルーして来牙達は残りの朝食を食べ尽くすのであった。
~ガチャガチャだぜ!~
源三と来牙は珍しく二人で出かけていた。
源三「お、ガチャガチャじゃ」
来牙「ああ~、ガチャガチャだな~、昔は俺もやったな~」
源三「やってくか!」
来牙「ああ、好きにしなよ」
良い歳の大人がガチャガチャなんてと思うものもいるが、来牙はそのあたりは特に気にしなかった。
源三「やるぞぉ――――――――!!10万円つぎ込むつもりでガチャガチャじゃ――――――――――!!」
来牙「流石にそれは止めろ」
が、流石にバカな大人買いは止めるのであった。
源三「早速やってみせるぞ!」
源三は100円玉を入れて、さっそくガチャのレバーを回す、するとカプセルが出てきて早速源三は中身を空けてみた。
源三「おお、こ、これは!」
中に入っていたのは透き通った透明の液体……
源三「スポーツドリンクじゃ――――――!!」
来牙「カプセルに飲み物が入ってるとはな……」
源三「こんなもんはいらん!もう一回じゃ!」
源三は苛立ちながらもう一度ガチャを回すのだった。
源三「今度は醤油ぅ―――――!!」
来牙「調味料だな」
二度連続で液体が出るガチャに源三の怒りは一気に高まっていた。
鳥飼「無駄だぜ!」
源三「と、鳥飼!?」
鳥飼「俺は1万円つぎ込んでそのガチャをやったがゴミしか出なかったんだ!どうだ!」
来牙「大の大人が一万円も何に使ってるんだ……」
鳥飼が一万円で積み上げたのは大量のゴミ同然のカプセルの山だった……
源三「ええい!とんだゴミ量産機じゃなこのゴミガチャは!」
源三はガチャガチャを指さして怒りをぶちまけていた。
源三「こんなガチャガチャを作ったやつも、このガチャガチャも存在自体がゴミ同然じゃ!悔しかったらゴミ以外も出してみやがれなのじゃ――――!!」
ウィーン←ガチャガチャから銃口が出てくる音
源三「ほげ?」
次の瞬間だった、銃口から高火力の火炎放射が発射されたのであった!
源三「ぎょえ――――――――――!!」
鳥飼「ガチャガチャが火炎放射器になりやがった!!」
来牙「まるで爺さんのゴミ以外も出せって言葉に反応したみたいだな……」
こうして、源三はガチャガチャの火炎放射によって最終的にゴミカスのような姿になり果てたのだった。
鳥飼「結局、このガチャはゴミ量産機だな……」




