痩せろ!迷惑なんだよ! byビリー青井
ビリー青井は取りあえず電車に乗っていた。
青井「ヘイヘイヘイ!腕を交互に動かして、ワンツー、ワンツー!」
そして相変わらず電車内でもお構いなしにエアロビクスに精をだしていた。当人にとっては清々しい気分のようだが、他の客たちにとっては迷惑でしかない。
青井「WAO!そして片足を持ち上げてジャンプ!」
そんな中、他の客たちはウンザリとしたのか徐々に他の車両に移動し始める。
デブ「ふぅ~、暑いな~」
デブ「ふぅ、ふぅ、汗かくな~」
そしてそれと変わるように太った男たちがぞろぞろと入り込んでくる。
青井「お次はシャドーボクシングをやるかのようにパンチ!パンチ!」
しかし青井はそんな事は気にすることなく自らのエアロビクスに没頭していた。
デブ「ああ~、腹減ったな~」
デブ「暑くのキツイ~」
ところが電車には次から次へと太った男たちがぞろぞろと入り込んできてとどまる様子を知らない。
デブ「ちょっとゴメンよ~」
デブ「そこ開けてね~」
そしていよいよ青井の周囲にも穂撮った男たちが群がってきて青井がエアロビクスをするスペースが失われていく。
青井「おいおいおい、何なんだい一体よ?デブばっかりで暑苦しいぜ!邪魔じゃないか、お前たちその醜い脂肪を俺のエアロビクスで落としなってんだ!」
邪魔をしている立場の青井だが、自分が邪魔されることは気に入らないようで太った客たちに対して不満を堂々と口にする。
デブ「あ~あ、やっぱり太ってるとモテないのかな~?」
デブ「でも痩せるのシンドイしな~」
だがデブの客たちはそんな青井に構うことなくどんどん入り込んできて青井のエアロビクスを続けるスペースどころか動くスペースすら圧迫してゆく。
青井「く、臭ッ!あ、汗臭いぜ!せ、狭い!」
デブたちに圧迫されることによって清々しい汗が一転してむさ苦しい汗に変わっていく、さらに身動きが取れなくなってきて狭苦しい気分を強いられる羽目になっていた。
デブ「よいっしょっと、まだ入れるかな?」
デブ「歩いたら疲れるな~」
青井「お、降りろ!じゃ、邪魔すぎる!く、臭い!汗が汚い!息も苦しい!」
デブたちに圧迫されしてゆきどんどん苦しくなる青井、デブたちの汗にまみれて息もし難くなりむさ苦しさはピークに達してこの上ない気分の悪さを感じ始めていた。
デブ「あ、こっちの車両開いてるじゃん、入ろ~」
デブ「はぁ……はぁ……内田の抱き枕買っちゃったよ~……」
青井「も、もうこっちに来ないでくれ……」
更に入り込んでくるデブの客たち圧迫されてゆくにつれて青井の呼吸は薄くなってきた、呼吸をするたびに汗臭い匂いも鼻を刺激して吐き気すら感じ始めていた。
青井「こ、これが満員列車」
まさにデブだらけの車両は完全に圧迫された状態と化していた、青井を取り囲むデブたちによって社内の熱気や湿気はこの上なく悲惨な状況下に追いやられていた。
デブ「「「あ~、暑いな~」」」
青井「そりゃこっちの台詞なんだよ――――――――――――――!!」
デブに埋もれて見えなくなる青井は最後の力でそんな断末魔を叫んでいた。




