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第62話 源三VS最強のOB浦澤!

~希望の星、源三!子供のために戦え!~


※ベイバトォォォォルッ!!それは熱きベイブレイダー達による戦い!

 ベイバトォォォォルッ!!それは人生の縮図!そして男のロマンである!!


源三「ゆけぇぇぇ!ワシのドラゴーンナイトォォォ!!」



源三は自信を尊敬している少年、唐沢幸男からさわゆきおの元を訪れていた。難病に侵されており、一日も早い手術が必要な唐沢幸男であったが、幸男はその手術に対する恐れからか、手術を逃げていたのだった。そんな様子を見た唐沢・父は源三を呼んで、幸男に勇気づけてもらおうと呼んだのであった。そして、幸男は源三に対して失恋の話をしたのだった。


………


……



幸男「俺、源三さんみたいな強いベイバトラーになりたいよ!だけど、好きな女の子からはベイバトラーなんて将来性無いから嫌だって言われて……どうすれば良いんだよ……」

源三「う~む、男を収入で見る女は多いが、まさか小学生のうちから金銭に目を付けるとはの~」

ちなみに、源三もなんだかんだで無職歴10年以上で、腕利きのベイバトラーなどと言ってい入るが、無収入である。

源三「幸男よ、お主の学校で最強のベイバトラーは誰じゃ?」

幸男「OBの浦澤うらさわさんだよ……」

源三「OBじゃと?」

幸男「うん、浦澤さんは本当は中学3年生で3年前にうちの小学校を卒業してるんだけど、OBとしてほぼ毎日ウチの学校に来てるんだ……」

源三「ほぉ、ソイツがお主の小学校で最強のベイバトラーなんじゃな?」

幸男「うん、浦澤さんのビーフ・バーベキューは強いんだ……あの人に今まで何人も挑戦してるけど、誰も勝てないんだ。俺も小鳩ちゃんに良いところ見せたくって、勝負したことはあったけど、無様な姿を見せる結果になっちゃった……」

好きな相手の前で大敗してしまったことを思い出した幸男は目に涙を浮かべていた。

幸男「どうしよう……このままじゃ、小鳩ちゃんが浦澤さんに取られちゃうよ!」

源三「泣くでなーい!!」

そんな弱気になっている幸男に対して源三は一喝する。

源三「幸男よ、ワシは明日その浦澤と言う奴に勝負を挑むのじゃ!」

幸男「えぇ!?あ、あの浦澤さんに!?」

源三「そうじゃ、ワシに任せんか!ワシが勝つのじゃ!そして幸男よ、ワシが勝ったらお主は手術を受けてもっと特訓するんじゃ!強い男になればきっとその、小鳩と言う娘もお前に好意を抱くに違いない!お主は将来ベイバトラーとしてやれるだけの強さがあると証明するのじゃ!」

幸男「げ、源三さん……」

源三の頼もしい発言に幸男は感激の涙を浮かべるのだった。

幸男「分かったよ源三さん!俺、源三さんが勝ったら手術受けるよ!」

源三(計画通り!)

現像は内心でこう考えていた。自分が小鳩の前でかっこよく浦澤を倒せば、美少女と称される小鳩は自分に惚れるであろうと。

源三「ワシにドーンと任せんかーい!!」





翌日、幸男が通っている小学校にて……

浦澤「なんだ爺さん?部外者が何の用だってんだああん?」

源三「ワシは貴様を倒しに来たのじゃ、この学校で最強を自称する貴様をな」

源三は体育館に浦澤を呼んで、ベイバトルを挑んでいた。腕に自信のある浦澤は勝つ気満々で源三の挑戦を受けていたのだった。

幸男「源三さん、大丈夫かな?浦澤に勝てるかな……?」

ユーリ「大丈夫でーす!源三君はやれる男デース」

そして学校には幸男の他にもユーリ、鳥飼、薮井も来ていたのだった。

校長「な、何事ですかこれは――――!?」

そこに、小学校の校長が現れていた。

校長「な、なんなんですか貴方たちは!?児童の保護者か何かですか!?」

校長は源三、鳥飼、薮井、ユーリ。四人の大人たちを見てその素性を訝しまずにはいられなかった。

校長「関係者ではないのなら早く出て行ってください!」

浦澤「おい校長!これからここは死のバトルスタジアムになるぜ!犠牲者が出て、問題沙汰にしたくなかったら今すぐに、部外者を連れて出てくんだな!」

校長「部外者は君たちです!それと浦澤君も既に3年前に卒業しているんですから、いい加減に中学校に……」

ユーリ「構え――――――!!」

ユーリの号令で鳥飼と薮井がバズーカ砲を構えていた。そして、ユーリ自身もバズーカを構える。

ユーリ「発射デース!!」

鳥飼&薮井「「発射ぁ――――――――!!」」


ドゴォ――――ン!!


校長「あぎゃ――――――――!!」

バズーカ砲によって邪魔者たちはあっけなく散らされたのであった。

源三「ふぉふぉふぉ、すまんなユーリよ」

ユーリ「バトルに水を差す者たちはこれでいなくなりましたデース!今、この場に残っているのは命知らずのベイバトラー達だけです!」

源三が浦澤と戦うと聞いて、学校中のベイバトラー達(大半が男子)が体育館に集まっていた。もはや、教師たちの制止は無駄と化していた。

源三「見ておれよ、幸男よ。これはお主の戦いでもある!お主が勇気を獲得するための戦いでもあるんじゃ」

幸男「うん、頑張って源三さん!俺、真のベイバトラーの戦いを学ぶよ!」

源三に再び励まされて、源三のバトルを改めて見届ける決意をする幸男だった。

源三「待たせたな浦澤よ!一本勝負で決着じゃ!」

浦澤「上等だぁ!俺のビーフ・バーベキューがテメェらをぶっ潰す!」

源三「勝負じゃ、浦澤よ!」


ベイバトル!ゴォ―――――――シュート!!


源三と浦澤のベイバトルが始まった!

源三「ゆけ―――――!ワシのドラゴーン・ナイトよぉ―――――――!!」

浦澤「俺のビーフ・バーベキューで焼き尽くしてやらぁ!」

鳥飼「いよいよ始まったな、奴のベイはいったいどんなベイなんだ?」

幸男「うん、浦澤さんのビーフ・バーベキューは見た目通りの耐久力に優れたベイなんだ」

ユーリ「攻撃タイプの源三君のドラゴーン・ナイトとは正反対という事デスね~」

幸男「いや、アイツのビーフ・バーベキューはあの技のおかげで火力も高いんだ……」

薮井「なんなのだその火力も高いというのは?」

幸男の言ったことに対して鳥飼たちがその意味を図りかねていた時だった。

源三「くらえ!ドラゴーンタックル!」

早速、源三のドラゴーンが鋭いアタック攻撃を食らわせていた。

ユーリ「早速決まりました!」

幸男「あ、危ない!」

ユーリとは対照的に幸男はまるで源三が窮地であるかのような言い方をする。

浦澤「はははっ!掛かったな!ビーフ・バーベキューのトラップヒートウェーブが炸裂するぜ!」

源三「な、なにのぉわ――――!!」

浦澤のビーフ・バーベキューが周囲に強力な熱風をまき散らしたのであった!

ユーリ「な、なんなんですかあれは!?」

幸男「あれが、浦澤さんのビーフ・バーベキューのトラップ技です!」

鳥飼「トラップ技だと!?」

聞いたことのない技にユーリたちはもちろん、戦っている源三も驚きを隠せなかった。

浦澤「俺のビーフ・バーベキューは一定以上の威力のアタックを受けると、振動に反応して自動的に今の技『トラップヒートウェーブ』を発動するのさ!」

源三「な、なんじゃと!?」

薮井「待て、一定以上の威力の攻撃による振動に反応するのであれば、弱めの威力であればあのトラップは発動しないという事か?」

幸男「はい、確かに弱攻撃ならあのトラップは発動しないんだ、だけどさっきも言った通りビーフ・バーベキューは耐久型で生半端な攻撃じゃビクともしないんだ」

鳥飼「かといって強力な攻撃を打ち込むとさっきのトラップ攻撃が発動しちまう、戦いにくい相手だな全く……」

そう、浦澤のビーフ・バーベキューは強固な耐久力を持ちつつも、トラップ攻撃を使った高威力の攻撃も可能なベイだったのである!

源三「くっ!流石は小学校を卒業した後も3年間頂点に君臨し続けるだけの事はあるようじゃな!」

浦澤「がはははっ!どうした爺!?攻撃するのが怖くなっちまったか?俺はこのビーフ・バーベキューでこれからもこの小学校の頂点に君臨し続けてやるぜ!数年後も……いや、数十年後も俺はこの学校最強の男だぜ!」

男子「さ、流石は浦澤さん……もはや人生の殆どをこの小学校でのベイバトルキングに捧げる覚悟を定めちまってやがる!」

男子「お、俺にはとても真似できねぇ!恥も世間体も顧みずにそこまで小学校キングに固執し続けるなんて無理だ……!」

そんな浦澤(15歳)の姿を見たベイバトラーの少年たちは尊敬とも哀れみとも見れる視線を彼に向けるのであった……

源三「生半端な攻撃では奴のベイには全く効かん、かといって強烈な一撃を浴びせればトラップ攻撃が発動する……」

鳥飼「どうするんだ源三!もう打つ手なしかよ!?」

幸男「やっぱり、源三さんでも浦澤さんには勝てないの!?」

源三「打つ手ならあるのじゃ!勝ち目もあるのじゃ!」

心配する鳥飼たちをよそに源三は自らの勝機が未だに失われていないことを断言する。

浦澤「ああん?勝ち目があるだとぉ?」

源三「そうじゃ!生半端な攻撃は通用せず、強烈な一撃を食らわせれば、トラップ攻撃が発動する、だったら簡単じゃ」

その瞬間であった!

浦澤「な、なんだなんだ!?奴のベイの回転力が急激にアップしやがったぞ!?」

源三のドラゴーン・ナイトの回転力は凄まじい勢いでアップしていったのであった!

源三「一撃で倒すまでじゃ!ワシはこの一撃で決着をつけてやるのじゃ!」

幸男「そんな!ビーフ・バーベキューを一撃で倒すだなんて!?」

源三「ぬうぉ―――――!!ベイ強化奥義!『界王剣かいおうけん』じゃ――――――!!」

ユーリ「げ、源三君のドラゴーンが赤く燃え盛っています!」

薮井「こ、これほどのパワーアップとは……まさに捨て身に近い安全性を度外視した強化だ!」

そう、源三は耐久力の高いビーフ・バーベキューを確実に一撃で仕留めるために。この一撃にすべての力を注ぎ込むことを決めたのだった。成功すれば勝利、しかし失敗すれば界王剣の反動で源三のドラゴーン・ナイトが負けるのは必然的!まさに一世一代の大勝負であった!

源三「食らえぇ―――――――!!」

浦澤「ま、まさか、お、俺が!俺がぁ―――――――!!」

凄まじい回転力と化した源三のドラゴーン・ナイトの一撃は浦澤のビーフ・バーベキューに対してトラップの発動の余地など与えなかった。何故ならその圧倒的威力の一撃によって彼のベイはリングアウトしたのだから。

源三「どうじゃ、幸男よ!これがワシのベイバトルじゃ!」

幸男「凄い……!凄いよ源三さん!」

幸男は源三の勝利に感激して感激の涙を流し続けるのであった!

ユーリ「勝負ありです!この勝負、浦澤君のビーフ・バーベキューのリングアウトによって源三君の勝ちデース!!」

鳥飼「バッカ野郎!んな事、いちいち言わなくたって分かるだろうが!源三の野郎やりやがったぜ!」

薮井「全く、少年に勇気を与えるために戦うなどとは似合わん真似をしおって、偽りだらけのヒーローではないか」

こうして、源三は幸男との約束を守り、華麗な勝利を収めたのだった!


もうちょっと続く!

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