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第5.5話 登場人物紹介+10年前の出来事、天才赤ちゃんを誘拐せよ!

~登場人物紹介~



鳥飼太郎とりがいたろう


身長177㎝ 体重73㎏ 年齢68歳

CV:立木○彦

ゴツイ体格と強面の老人で源三とは数十年来の悪友。源三同様10年以上前から無職で既にバツイチ。源三の悪ふざけや遊びに最もよく付き合う相棒的な存在だが、源三が本格的に危なくなったら自分だけ助かろうとするし、逆に鳥飼が危なくなったらその時は源三が鳥飼を見捨てて自分だけ助かろうとするなど、友達思いとは程遠い関係。

噂に過ぎないが、鳥類愛好家で夜な夜なオウムのマスクを被っては町中を駆け巡る自分の姿に酔いしれているとの情報あり。


☆今回紹介した登場人物は第2話と第3話の間の登場人物紹介にも書き足します。



~今から10年前のニュース~



レポーター「ええ、臨時ニュースです!ただいまこちらの市民病院で生まれた赤ん坊の女の子なんですが何と、生まれてすぐに新聞を呼んでいるようです!」

スタジオ「レポーターさん。その生まれてすぐに新聞を読んでいる赤ちゃんと言うのは確かなんでしょうか?」

レポーター「それが~、私もまだその姿を見てはいないのですが、実際にその赤ちゃんを見たと言う病院関係者の話によりますと……新聞を読んでいるだけでなく、英語を話したり、諺を喋ったり、携帯電話を操作しているようです」

スタジオ「もしその話が本当でしたらその赤ん坊は人類史上最高と言っても過言ではない超人的な天才児と言っても過言ではありませんね」

レポーター「病院内ではただいまその天才的な頭脳を持って生まれた赤ちゃんの部屋は厳重に監視された状態で部外者や報道陣は一切立ち寄れない状態となっているそうです」

当時の日本は人類史上最高法とされる天才的な頭脳を持って生まれた赤ん坊のニュースでもちきりであった。しかし、その赤ん坊が実際にカメラの前に映る事は一切なく、1年も経ったころにはこの噂は単なるガセ、あるいは都市伝説として扱われるようになったのだった。

そしてこの当時、超人的な天才的頭脳をもった赤ん坊を誘拐しようと企む輩がいたのであった。



源三「ふぉふぉふぉ!!天才児を誘拐してワシの為に教育すれば、その天才児はワシの為にその頭脳を発揮して巨万の富をもたらしてくれるはずじゃ!」

その男の名前は宮永源三、当時すでに無職になって早数年、再就職しようとは微塵も考えずに楽してた金を手に入れようと考えていた最中に、天才的赤ん坊誕生のニュースを聞きつけた源三はその赤ん坊を平然と誘拐する計画を企てたのだった。

来牙「なんで俺まで連れてこられてんだよ~」

そんな。源三の誘拐計画に巻き込まれたのは当時まだ小学生になったばかりの来牙であった。

源三「赤ん坊とは言え生まれてすぐに新聞を読める天才じゃからな、ワシ一人だと警戒心を露わにする可能性が高い。そこでガキであるお主が赤ん坊に対してまるで優しいお兄ちゃんであるかのように接して警戒心を解くんじゃ」

こんな感じで源三は平然と自分の孫息子を犯罪に加担させようとしていたのだった。

来牙「普通に誘拐だろ?捕まったらどうすんだよ?」

源三「やる前から捕まる事を考えてどうするんじゃこの臆病者!」

小学1年生の来牙は当然の指摘をしたのだが、源三は理不尽に怒り、来牙を臆病者呼ばわりする。

源三「これはワシが一発で成り上がる大チャンスなんじゃ!ワシが大金持ちになればお前だって豪勢な生活が出来るじゃろうが!もし、この計画への協力拒むと言うのであればこれから貴様だけ小遣いは0じゃ―――――――――!!」

来牙「俺、アンタから小遣いもお年玉も貰った事ないんだけど?」

毎月、来牙にお小遣いを渡しているのも、毎年のお年玉も楓が渡しているのであった。

源三「これは神がワシに与えてくれたチャンスじゃ!天才的な赤ん坊を誘拐して自分の為に教育して巨万の富を得よとの神のお告げなのじゃ――――――――!!」

こうして、源三の神のお告げらしい天才的頭脳を持って生まれた赤ん坊を誘拐する計画が始まったのであった!

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