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第46話 恐怖物語+バレンタインデーにものすごい奇跡?

~戦慄?超恐怖物語!~


主人公:小鳩

人形 :???



小鳩「あ、これって4歳の時に買って貰った人情だ」

とある少女一家は一軒家の購入によって今まで住んでいたアパートを引っ越す事になった。その際の荷物整理で家の娘の小鳩は幼い頃に買って貰った人形を見つけた。それはフリルドレスの女の子の人形で西洋人形を思わせるデザインだった。

小鳩「何でこんなの欲しがったのかな?」

もはや人形遊びをするような年齢ではない小鳩はその人形を不要としてあっさりと捨ててしまった。そして小鳩は新し家にそのまま引っ越す。





小鳩「12歳にして憧れの自分の部屋!今まではお兄ちゃんと同部屋だったけど、これからはここがアタシのプライベート空間になるんだね~」

初めて手に入れた自分の部屋に小鳩は大いに燥いでいた。部屋が別々になった事を嘆く兄の姿も小鳩にとっては自分が一人絵部屋を持てたことを実感して寧ろ気分を良くしていた。


ピピピピ!


小鳩「え、非通知?」

そんな小鳩の元にスマフォの着信音が鳴る。見て見ると友人からではなく非通知となっていた。

小鳩「ねぇ、誰~?」

普段から電話に出る際に『もしもし』等と言う習慣の無い小鳩は非通知の相手に対してもそんな不躾な応対をする。

声「小鳩ちゃん?アタシはヘレンよ。今ね大和コーポのゴミ置き場にいるの」

小鳩「……は?」

電話の声の主はそれだけ伝えると一方的に切ってしまう。

小鳩「大和コーポってあのアパートだけど」

小鳩が前に住んでいたアパートに住んでいたと言う電話の主。悪戯だとしても前の住所を知っているのは小鳩にとって薄気味悪さを感じさせる。

小鳩「今日に限って誰もいないし……」

兄は友人に誘われてキャンプに泊まりで行ってしまっている。両親は祖父母の家に法事の関係で出かけており帰ってくるのは遅くなると言っているので小鳩はこの家で一人の状態だった。


ピピピピピ!


小鳩「また、非通知設定……」

小鳩は気持ち悪く思いつつも再び電話に出る。

声「小鳩ちゃん、アタシよ、ヘレンよ。今ねイトー○ーカドーの近くに来てるの」

小鳩「イトー○ーカドー……」

それだけ言ってまたしても電話の主は一方的に切っていた。イトー○ーカドーはアパートから今の家までの途中にある店だった。まるで徐々に自分の近付いてきているのじゃないかと小鳩はそんな不安に駆られていた。


ピピピピピ!


小鳩「…………」

非通知の文字を見ただけでもう小鳩は電話に出る気になれなかった。

声「小鳩ちゃん、アタシよヘレンよ」

小鳩「なんで!?」

が、小鳩がスマホに触っていないにも拘らず勝手にスマホから声が聞こえてくる。

声「今ね、イトー○ーカドーから西に曲がって真っ直ぐ向かってるところなの」

小鳩「こっちに近寄って来てる!?」

小鳩が慌ててスマホのマップで確認してみると、電話の声の主が言っているルート通りだと確実にその声の主が自分の家に近づいてきている事になる。


ピピピピ!


声「小鳩ちゃん、アタシよヘレンよ」

小鳩「もう、なんなの……」

声「今ね、牛丼屋に来てるの」

小鳩「え?」

それは既に小鳩の家を通り過ぎた牛丼屋だった。


ピピピピピ!


声「小鳩ちゃん、アタシよヘレンよ。今はサイゼ○ヤにいるのよ」

小鳩「え、なんで?」

もはやそこは小鳩の今いる家から大きく離れた場所だった

声「ここのハンバーグは安くてとっても美味しいわよ」

ハンバーグの味の評価をしてから、電話の主はまたしても一方的に電話を切る。


ピピピピピ!


声「あ、小鳩ちゃんヘレンよ。今は中華料理屋に来てるのよ」

小鳩「さっきから飲食店を次々と行き渡ってるけど何時からグルメの旅になったの!?」

声「あ、熱っ!このラーメン熱っ!」

小鳩「しかも猫舌……?」

声「やっぱり冷やし中華にすればよかった……」

そんな後悔のコメントを残して電話は切れる。


ピピピピピ!


声「あ、小鳩ちゃんヘレンよ。今は中華料理屋の事務所にいるの」

小鳩「なんでまだ中華料理や?しかも事務所って……」

声「あのさ小鳩ちゃん。お金持ってない?出来れば780円持って来てくれない?出ないと私、ここから出られないの」

小鳩「…………」

金が無く、無銭飲食で店員に捕まって事務所に連れ込まれたのだと小鳩は確信していた。その直後に電話は切れていた。


ピピピピピ!


次の電話は1時間後だった。

声「あ、小鳩ちゃんヘレンよ。今は中華料理屋の厨房にいるの」

小鳩「働いて返す事になったんだね」

声「て言うか今、仕事中だから電話駄目だったんだ。忙しいから電話は勘弁してね」

小鳩「今までずっとそっちから掛けてきたんじゃんか!」

それ以降、ヘレンを名乗る声の主からの電話は掛かってこなかったのだった。


………


……



有紗「て言う、怪談話を投稿したら、読んだ人たちから総スカンにされたんだよね。文句言うくらいなら読むなって話だよ」

小鳩「なんでアタシが主人公なの!?しかも怪談話がコミカルな話になっちゃってるし!」

有紗「ホラーからコミカルにって結構面白いからこれからも色々と考えてみよっかなってマロが言ってたよ」

小鳩「続けられるかどうかわかったもんじゃないけどね」



前回のあらすじ



源三達はバレンタインに対する鬱憤を晴らすために競馬に勤しんでいたのだった。そしてその頃、チョコに困っていない来牙は……

少女「はい、アタシ初めて手作りチョコ作ったの!食べて来牙!」

来牙「あ、ああ、ありがとうな」

少女「それと、もし良かったら正式に彼女にしてね。アタシは年齢差とか気にしないから」

来牙はランドセルを背負った少女からチョコを受け取っていたのだった。そんな様子を妹の絵梨は口を大きく開けたまま閉口してみていた。

絵梨「ら、来牙君……あ、あのロリロリしたお、女の子何!?もしかして見た目の幼さを利用してロリッ娘を演じてるの!?」

来牙「いや、普通の小学6年生だぞ」

絵梨「う、嘘だよ!」

絵梨には信じ難かった、今朝、来牙に毎年恒例のバレンタインチョコをプレゼントした矢先に、帰りには来牙が小学生の少女からチョコを受け取った事実を何かの間違いだと思わずにはいられない。

絵梨「来牙君……いつからあんな小学生の女の子からチョコ貰うくらい仲良くなったの?」

来牙「俺が小鳩こばと……小鳩ってのはさっきの子だ。木村小鳩と知り合ったのは一か月くらい前だったな、あの子がロリコン趣味丸出しのオタクに絡まれてるのを俺が助けてやったら懐くようになって、それからラインのやり取りとかしたいって言われたんだ」

絵梨「ら、来牙君……小学生の女の子とラインやってたの?」

絵梨が今まで気が付かなかった来牙の交友関係に絵梨は体の震えが止まらなくなっていた。

来牙「別にやましい気持ちなんてこれっぽちもないぞ、小鳩が中々折れそうにないからな」

絵梨「け、けど、こ、告白したって?」

来牙「前のラインでそんなような事言われたんだよ。まぁ、相手は小学生だしな、お前が心配してるような関係になったりしないから安心しろって」

と、来牙はそう言ったのだったが絵梨の不安を完全に拭い去ることはできなかった。万が一来牙が、ロリコン趣味にでも目覚めてしまいでもしたら……妹の自分よりも小鳩に夢中になってしまうのではないかと言う不安を絵梨は感じ続けたのであった!そして、そんな来牙と絵梨が小学生がらみのトークをしている間、源三達はと言うと……





源三「…………」

鳥飼「…………」

薮井「…………」

三人は既に競馬を終えていたのだったが、三人とも無言で表情は固まっていた。

源三「す、す、す……」

そんな中、源三が閉じていた口を開いて、ガタガタと震えながら声を荒げるのだった

源三「スリーピ――――――ス!!」

鳥飼「ば、バカ!分けのわからねぇことして目立ってんじゃねぇよ!!」

源三「あ、痛っ!」

そんな源三に対して鳥飼は頭を軽く拳で叩いていた。

薮井「まぁ、奇声をあげたくなる気持ちも分からないでもないぞ、私もこの奇跡的な出来事を目の当たりにして正気を保っているので精一杯だからな。」

源三「そ、そうじゃ!だってだって!こんなことあるのか!?わ、ワシらは全員競馬で大勝ちしたんじゃぞ!し、しかも……」

そう、なんと源三達は競馬で大勝ちしてしまったのだった!大抵は損して喚きながら終わる競馬で源三達は揃って大勝ちしたのであった!

鳥飼「ああ、まさか俺たち全員33万円儲けるとはな……」

薮井「我々の勝ち金は合わせてほぼ100万円、我々は今、三人で100万円を持っているのだ……」

そう、源三達は三人合わせてであるがほぼ100万円を手にしたのであった!それゆえに、この大勝利で得た大金をこれからどう使うか考えて頭が軽いパニック状態と化していたのであった!

源三「ふふふ、バレンタインデー当日にワシらが競馬で大勝ちしたのはただの偶然ではないじゃろう」

薮井「どういう意味だ?」

源三「これは、バレンタインデーに対抗するために齎された恵みなのじゃ!」

源三は不敵に笑みを浮かべて自らの考えを口にし始める。

源三「これを見るのじゃ」

源三はスマホでとあるサイトを二人に見せていた。

鳥飼「バレンタインデー玉砕デモだと!?」

薮井「これは聞き覚えがあるのだ!確か毎年渋谷などで行われているバレンタインに対する抗議デモだな!」

源三「そうじゃ、そろそろ時間がデモの迫ってきておるからな、ワシらも新幹線で今から渋谷に行って、この金を使ってデモをより派手にしてやるのじゃ!」

鳥飼「おおっ!そ、そうか!この金はその為に恵んできた金だったんだな!」

薮井「面白いではないか!ふははっ!私たちは非モテ男たちの鏡になるのだな!」

源三達は一致団結してバレンタイン抗議デモに参加するのであった。自分たちはバレンタインデーにチョコを貰えない男たちの英雄になるのだという決意を胸にデモに参加する決意を固めるのだった!





源三「おお、これがデモ隊か!」

薮井「見るからにモテなさそうな男だちだな」

源三達は滅多に乗らない新幹線に乗って、渋谷に辿り着いていた、既にデモ隊は準備をしており、モテない男たちはバレンタインデーに対する恨みつらみを重ねて始まるのを待ちわびていた。

源三「ふぉふぉふぉ、ワシらも準備は万端じゃ」

鳥飼「ああ、金をつぎ込んで派手なデモをやる道具を揃えたからな」

薮井「このデモが終われば私たちは英雄だ!」

ニヤニヤと笑いながらデモの開始を待ちわびる源三達であった!



その頃来牙は……



少女「来牙さん、受け取ってください。初めて作ったから自信ありませんけど……」

少女「遠慮なんていらないよ、別にホワイトデーのお返しとかも良いから、感想聞かせてね~」

来牙は小鳩とは別の二人の小学生少女からチョコを受け取っていた。

絵梨「だ、だれ?」

来牙「ルナとリコだ」

リコ「はい!来牙さんに以前に助けてもらいました!来牙さんの事はとってもお気に入りなんです!」

ルナ「アタシ年上大好きだし!ああ、年上って言ってもだいたい10代後半から20前半に限るんだけどね、流石にオヤジはキモイからお断りで~す」

絵梨の知らないところで女子小学生と交友関係をどんどんと広めていた来牙だった!

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