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第39話 渦巻の罠発動!源三達危機一髪!

~前回のあらすじ~



源三達は営業時間が過ぎた巨大迷路に取り残されてしまった!一方、迷路を経営している事務のほうでは係員が源三たちが取り残されていることに気が付きオーナーである渦巻うずまきに報告したのだったが……





係員「オーナー!今すぐに地下の出入り口のロックを解除して中にいる老人たちにそこから出るように伝えましょう!」

渦巻「よい、君はもう帰りたまえ」

係員「へ……?」

オーナーに中の老人たちを助けるように提案した、係員だったがオーナーの渦巻は静かな口調のまま帰るように言ったのだった。

係員「し、しかし、まだ中には!それにこの迷路は営業時間が終わると番組の収録のために作った、数々の仕掛けが作動するようになっているのですよ!」

そう、この迷路はいずれアトラクションをテーマにした番組に使われることが決まっており、収録は営業時間外に行われることを前提として、営業時間外になると迷路内の仕掛けが作動する仕組みになっているのである。危険も伴う仕掛けが多数あるので常に大勢の係員たちが見ている中で行われることが前提だが、オープン初日で番組収録日でもない今日は既に係員の殆どは帰宅しているのである。

渦巻「よい、私が後は全てを引き受ける、何も心配しないで君は帰りたまえ」

渦巻は係員の両肩をポンと掴んで、半ば脅しているかのような雰囲気で迫っていた。

渦巻「さぁ、帰りたまえ」

係員「は、はい……」

気圧された係員は言われるがままに後のことをすべて渦巻に任せたまま帰宅することになったのだった。

渦巻「ふふふ、あの老人たちめ、まさかあの無礼者どもが残っていたとはな」

渦巻は営業時間直前に散々あの3人にバカにされたことを思い出していた。

渦巻「ええい!思い返すと余計に腸が煮えくり返ってくる!この敏腕ビジネスマンであるこの私を愚弄するとは!」

そこで渦巻は源三たちに対してある程度の仕返しを思いつくのだった。

渦巻「簡単に出してもらえると思うなよ老害共。この迷路に仕掛けられた番組の収録用の仕掛けの恐ろしさを味わうがいい!」

渦巻はあえて源三たちを迷路の中に閉じ込めたままにして自分の復讐心を満たすことを考えるのであった。






その頃源三達は渦暗くなった迷路の中を手持ちの懐中電灯を使って前方を照らして散策していた、3人ともとりあえず出口を目指そうという意見で一致していたのだった。

鳥飼「俺たちが今までに集めた地図によると、確かにこの通りに進めばいずれ最初に俺たちが迷路に入った出入り口に辿り着けるはずだぜ」

源三「本当に出るのか?今のうちに金塊を見つけてしまった方がよいのではないか?むしろほかに客がいないのなら今こそワシらが金塊を独占するチャンスじゃろ?」

薮井「この状況下で貴様はまだそんなことを言っているのか!そんなことをしたところで不正で取り上げられるに決まっているだろうが!」

そんな言い争いをしながらであったが、源三達は徐々に出入り口を目指していた。


ガチャン!


源三「って、何の音じゃ?」

いきなり、源三達は近くで何かが動くような音が聞くのだった。

鳥飼「何が動いたんだ?」

薮井「そんな事よりも出入り口を探すのが先決であろうが!」

機械音「ターゲットハッケン……」

3人「「「…………」」」

そして、後ろからそんな不気味な機械音の台詞が聞こえてきたのだった。源三達は青ざめた表情で声が聞こえた方を振り向くと、奴はそこに仁王立ちしていた。

謎のロボ「これより、三人とも脱落者ルームにレンコウシマス……」

寸動な体形だが二足歩行と巨大な二本のアームを持ったメカが人間で言うところの目の部分が赤い光を放って、源三達を見据えていた。

三人「「「逃げろぉ――――――――!!」」」

危険を察知した源三達は一斉に全速力で走って逃げすのだった。

謎のロボ「追跡開始シマス……」

源三「ぎょえ―――――!!お、追ってきたのじゃ――――――!!」

鳥飼「後ろ向くな!前向いて死ぬ気で走るんだよ!!」

薮井「お、おのれ!鉄の塊が一体!というかあれはなんなのだ!?」

源三達が逃げるのを確認すると謎の大型ロボは脚に付いているローラーを使って追跡を始める。源三たちが走っている通路は丁度一本道なので曲がり角に曲がって追跡を逃れるということが出来ない為なおのこと源三達は窮地であった。

謎のロボ「ターゲットまで後5メートル……」

薮井「のわぁ―――――!!どんどん距離が縮んでいるではないか―――――!!」

鳥飼「いや!曲がり角が見えてきたぞ!あそこを曲がって奴の目をくらませるんだ!」

源三「ワシの足よ!今だけは持ちこたえてくれ―――――――!!」

渾身の力を振り絞って走りまくる源三達だったが、そんな源三達の前に更なる危機が訪れるのだった。


ウィーン


そんな音とともに正面の壁の真下の床が開くと同時に開いた床の中から巨大な鉄球が出現していた。

源三「あれって~」


ゴロゴロゴロゴロ!!


源三「き、キタァ―――――!!」

背後からは謎のロボが迫り、真正面からは巨大な鉄球が転がってきて、源三達は完全に追い詰められていた。

鳥飼「も、もうお終いだ――――――!!」

薮井「おのれ―――――!!な、何故私がこんな目に――――!!」


ガコン


が、そんな音が聞こえたと思ったら、源三達の目の前に小さな壁の窪みが出来ていた。

薮井「ぬお―――――!!ここに入れば鉄球を避けられるぞぉ――――――!!」

鳥飼「なにっ!?俺たちはまだ死なないで済むってか!?」

源三「とにかくワシらはそこに隠れるしかないのじゃ――――!!」

源三達は取りあえず真正面から転がってくる鉄球を避けることだけを考えて、窪みに隠れていた、後ろからのロボに対する対処は全く考えている余裕はなかったのだった。


ゴロゴロゴロゴロ!!


源三達が窪みに隠れてすぐに、巨大な鉄球が横切っていた。


ガッシャーン!!


そんな何かがぶつかる音があたり一面に鳴り響いていた。

源三「ど、どうなったんじゃ?」

源三達がそっと、様子を見てみると、巨大な鉄球がロボに激突してロボは転倒していたようであった。

薮井「おおおおおおおお!!災い転じて福となすとはこの事か――――――!!」

謎のロボ「体制を立て直しマス……」

鳥飼「安心してる場合じゃねぇ!奴が起き上がる前にすぐに逃げるんだよ!」

源三「一体どうなっておるんじゃ!メカが出てきたり鉄球が出てきたりとなんなんじゃ――――!!」

なんとか当面の危機を乗り越えた源三達であったが、源三達に対して子供染みた恨みを持った渦巻がこの程度で終わらせるわけがなく、更なる罠で源三達を追い詰めようとしていたのだった。





源三「な、なんか変なところに来てしまったぞ、ワシらの地図に書いてない場所じゃ!」

薮井「不味いぞ、さっきのメカから逃げるのに必死で地図など見ている余裕などなかったのだ!」

源三達は自分が今どこにいるのか全く分からなくなってしまっていた。手持ちの地図に書かれていない場所にいること以外は全く情報がない状態でもはや戻るに戻れなくなってしまっていた。

鳥飼「とにかく、さっきのわけのわからねぇメカに気を付けて夜明けまで待とうぜ、それで、後でここの運営から慰謝料をとるんだよ!」

源三「そうか!あのクソチビ豆のオーナーから金を巻き上げるというわけじゃな!」

薮井「おおっ!まさに災い転じて福となすか!今回の迷路の不祥事を突きつけてあのミニチュアチビゴミオーナーからいくら巻き上げられそうだ!?」

そんな、源三達の渦巻オーナーに対する罵倒の言葉と金を巻き上げようとする企みの会話の内容はカメラを通して丸聞こえなのである。

渦巻「ろ、老害共……今に見ておれ……!!」

そして、渦巻は次の罠を発動させるのである。

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