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宮永源三動画投稿にチャレンジ!

~源三の挑戦~


源三「なんだか絶好調じゃから今回も面白い動画を投稿してみるのじゃ!」

絵梨「お父さん、まだこの企画続けるつもりなの?」

源三「おおっ!なんと今回は絵梨が応援に来てくれるとは、ますます気合が入るわい!」

絵梨「応援しに来たわけじゃないけどね」

源三「今回のワシは何と、クマになって見たのじゃ!」

絵梨「冗談で済むイタズラならまだ良いんだけど……」


【クマが出没する山岳地帯さんがくちたいふもとでリアルなクマの着ぐるみを着て通行人を脅かしてみた】


源三「どうじゃ!このリアルなクマの着ぐるみを!コイツで通りかかる村人を脅かしまくるのじゃ!」

カメラマン「確かにかなり良く出来た着ぐるみだね、それ高かったんじゃない?」

源三「ふぉふぉふぉ、動画でいつの日か一攫千金いっかくせんきん出来ることを考えれば安い出費じゃわい」

カメラ「いよっ!流石は太っ腹だね」

源三「ふぉふぉふぉ!実は最近になった少しお腹が出てきたのじゃよ!」

つまらない冗談を交えながら源三とカメラマンは山の中に身を潜める、特にカメラマンが見つかったらイタズラだとバレカネナイのでカメラマンは緑にカモフラージュできる迷彩服を着た状態で撮影をする。

源三「おおっ、さっそくカモがきおったのじゃ」

カメラ「女子高生だね、二人いるみたいだね」

源三「行くぞい!」

源三はそのまま四足歩行で山を下りて女子高生たちに接近する。

源三「グルルル……!」

女子「え……なんなのあれ?」

女子「もしかして、熊とかじゃないよね?」

二人の女子高生じょしこうせいはそれっぽい鳴き声を発しながら接近してくる四足歩行の獣を目にして薄らと恐怖心を感じつつもそれをジッと眺めている。

源三「グルルルルル……!グウゥ……!」

女子「あ、た、立ったよ!」

女子「やっぱり熊なんだよ!逃げないと!」

女子「イヤァ―――――――――ッ!!」

二人の女子高生は遠目からでハッキリと見えたわけではないものの地元出身故か熊の危険性を知っている故に警戒心が働いてその場から一目散に走り去って行った。

源三「ふぉふぉふぉふぉふぉふぉっ!!大成功じゃ!見事にビビッて逃げて行きやがったのじゃ!」

カメラ「最初は大成功みたいだったね」

源三「この調子でどんどんと脅かしまくるのじゃ!」

それからも源三は道行く人々を何人か脅かしてその反応を楽しみ続けた。

源三「おお、今度はいかにもヨレヨレの爺が来やがったのじゃ」

カメラ「貴方もお爺さんだけどね」

源三「ワシは奴と違って杖など付いておらんしフラフラとしておらん!とにかく、弛んだ爺には一発喝を入れてやらねばならんわい」

源三は嬉々揚々とすっかりと慣れた四足歩行で山を駆け下りてゆっくりと歩き続ける老人に接近する。

源三「グウォォォォ……!」

老人「ほ、ほえ?」

カメラ「あのお爺さん、熊の源三さんを見て固くなってるね」

相当ショックが大きかったのか老人は熊の格好をした源三を見てその場で動かなくなる。

源三「グウゥ……!」

老人「そ、そうだ、熊に出くわした時は確か……」

源三「は?」

何を思ったのか老人はその場に寝転がって目を閉じる。

源三「何じゃこの爺は?熊を前にして外で昼寝とはボケたのか?」

カメラ「いや、これは古典的なクマに出くわしたら死んだふりって奴だよ。実際の熊にはあんまり役に立たない方法なんだけど」

源三「やれやれ、全く困った爺じゃわい」

カメラ「源三さんがそれを言う?」

とにかくこのままだと埒が明かないので取りあえず源三は老人から離れて、老人も自分が安全だと思ったからか、しばらくしてその場から離れて行った。

源三「いや~、それにしても熊の格好をして村人共を脅かすのは中々面白いのじゃ」

カメラ「もう始めて3時間も経つね」

源三「まだまだ飽きそうないのじゃ、それにまた新たなカモがノコノコと現れおったみたいじゃしな」

源三が見つけたのは小さなカバンを持って、長い容れ物を掲げた初老の男性であった。

カメラ「あの人はあんな格好で何してるんだろう?」

源三「そんな事はどうでも良いのじゃ、ヤツも驚かしてやるのじゃ」

カメラ「あ、源三さん」

カメラマンは何かおかしいと感じつつも、源三は特に気にすることなく四足歩行で初老の男性に接近する。

男「む?」

源三「グウゥゥゥ……!」

カメラ「あ、あの人の方が先に気が付いていた」

源三が呻き声をあげる前に男は熊の格好をした源三の接近に反応していた。

源三「グウゥ……!」

男「…………(スチャ)」

源三「ほげ?」

そして長い容れ物から出てきたのは猟銃でそれを源三に向ける。

カメラ「大変だ!あの人は猟師だったんだ!」

源三「な、なんじ(パ――――ンッ!!)ギョェ―――――ッ!!」

猟師「ちぃ!」

発砲された弾は源三の足元付近を僅か数ミリ程度の距離で横に擦れていた。

源三「お、お助けぇ―――――――――!!」

猟師「な、なんだあの熊は?いきなり二本足で立って逃げ出しおって」

もはや源三はイタズラどころではなく、命の危機を感じて全速力で猟師から逃げるのであった。


………


……



源三「いや~、あの時はやばかったのじゃ~」

絵梨「もう冗談じゃ済まないレベルだよね?」

源三「よいかお主ら?熊や野犬の出没する山岳地帯付近の住民は猟銃の所持率が高いから決して猛獣の振りをして驚かそうなどと考えるでないのじゃ!」

絵梨「そういう教訓を教える動画でもないけどね」



只今のコメント一覧



ちぃ!あのまま撃たれれば良かったのに!


爺ザマァ(笑)


猟師さんナイス!


走り去った先に本物の熊がいてそのままDed Ene


上記の人最高


今度は村中の猟師をあげての熊狩りとかやる?


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