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宮永家の裏で里村家では?

宮永家の来牙と絵梨が新年の素人参加型番組で源三が強制退場させられる有様に恥を感じながら見ていたころ、もう一つの家庭ではこんなやり取りが為されていました。

有紗「来牙君のお爺さんバカ過ぎだよね~!今頃来牙君も絵梨ちゃんもこれ見て、ショックで心肺停止してたりして?」

茜「ホント、凄いお爺さんだったわね、あのお爺さんに限らずに変なお年寄りばっかりだけど……」

里村家でも例の素人参加型の生放送番組を見ていた。有紗な他人事のように源三のみっともない有様を見て笑っていた。

有紗「さっきから絵梨ちゃんのスマホにLINEでメッセージ送ってるんだけど全然返信ないし、やっぱり番組に見入ってるのか、誰とも連絡とりたくないってところかな?」

茜「止めなさいよ有紗!きっとその絵梨ちゃんって子も自分のお爺さんが全国のお茶の間で大恥晒して、これから学校が始まってもどんな顔して行けばいいのか悩んでるわよ」

有紗「まぁ、アタシからしてみたらお父さんがTVの前で大ポカ仕出かす様なもんだからね~」

ちなみに、有紗は来牙とは微妙に距離を取っていたりする。毛嫌いしているわけではないのだが、どことなく有紗は来牙と積極的に自分からは関わっていない。

福澤「発表します!鼻くそほじりです!」

そこで丁度、福澤アナによる素人達による鼻くそほじりが行われることが発表されるのだった。

有幸「汚過ぎだろ……しかもあんな変人の爺さん婆さんの鼻くそって見てて誰得だ?」

有紗「ふえ?有幸は同年代の可愛い女の子の鼻くそならほじる所を見てみたいの?」

有幸「猶更見たくない!色々とショックとかあるだろ!」

茜「子供の教育には悪影響しかないわね、幸いにもうちの子はもう大きくて、有幸は大丈夫で有紗はどのみち手遅れだし」

有紗「手遅れってなんだよ!手遅れって言うならお母さんみたいに40歳過ぎで自分でネットのつなぎ方もまともに分かってないおばさんだってインターネット社会の波に遅れた手遅れアラ……ってアタシの腰掴んで何すんじゃオラァ!」

茜「ブレーンバスターよ!!」

有紗「うわぁ―――――――!!」

有紗は茜のブレーンバスターで盛大に頭を床にぶつけたのだった。そんな有紗の様子を冷めた目で見ている有幸……の隣で父親の里村忠雄ががくがくと震えていた。

忠雄「な、なんてことだ!?」

有幸「なにが?」

そして、老け込んだ顔を名一杯に強張らせて精一杯に大きな声を出していた。

茜「有紗にブレーンバスターしたことなら、何言われても有紗に謝ったりしないわよ。少し調子に乗らせるとすぐに荒っぽくて生意気な口叩いて相手を下に扱おうとするのよこの子は!」

有紗「だからって可愛い娘にブレーンバスターすんなよ!アタシの頭に禿げ出来たらどうすんじゃああん!!」

茜「有紗、アタシに可愛い娘なんていないのよ。生意気で頭の悪い娘ならいるけど」

有紗「アタシにだって娘想いの母親がいないんだよ!お父さん!この娘を娘とも思わない鬼母に何とか言ってよ!」

有紗が忠雄に助けを求めると、まるでそれに応えるかのように、忠雄は勢いよく立ち上がった!

茜「お父さん、あんまり有紗を甘やかさないでよね!」

忠雄「父さんがあの鼻ほじりに出てれば優勝できてたのに―――――!!」

有紗「…………」

茜「…………」

有幸「…………」

そう、忠雄は有紗と茜の親子喧嘩は全く見ていなかったのであった!その間、忠雄はずっと心の中で悔しみの感情をうっぷんさせて溜まらせていたのであった!自分が出たかったと!

忠雄「父さんが出てれば優勝して30万円ゲットできてたかもしれないんだぁ――――!!」

有紗は父の姿を、茜は夫の姿を見て、お互いそれぞれ今はまだこの母親(娘)の事は我慢できるだろうと思ったのだった。少なくとも忠雄よりは……

有幸「それで30万取ったらそれは俺達との手切れ金になるからな」

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