クリスマス外伝、里村家+登場人物紹介
~登場人物紹介~
薮井 五三男
身長169㎝ 体重60㎏ 年齢68歳
CV:杉田智○
かつては菜畑来季(通称ラッキー)が生まれた病院の院長を勤めていたが、ラッキーの天才的頭脳を悪用しようと目論んでおり、同じようにラッキーの天才頭脳を利用しようと誘拐目的で近づいた源三と対立の末に女性看護師や女医の盗撮写真を発見されて失脚。10年後に源三と再会した時点ではホームレスと化していた。
腐っても元病院の院長の癖に無知な所が多く、源三からも笑われる始末。金銭欲と出世欲の塊で未だにかつての地位を取り戻す事を望んでいる。
※里村家のクリスマスでの出来事
忠雄「ワクワクドキドキ」
クリスマスイブの日の事であった、里村家の一応主である里村忠雄はクリスマスパーティーを盛り上げようと張り切っていた。自らサンタクロースの格好をして有紗と有幸に対してサンタとしてプレゼントを渡そうとしていたのだったが……
忠雄「メリークリスマ~ス!サンタのお爺さんがやってきたよぉ~」
有紗「お父さん、何してるの?なんでサンタのコスプレしてるの?」
有幸「この家に煙突が無いからって窓から入ってくるなよ、他人が見たら泥棒に間違われるぞ」
既に高校生の娘と中学生の息子はあっさりと父の変装であると見破り、冷静なツッコミを入れるのだった。
忠雄「ふぉふぉふぉ、サンタさんは君達のお父さんに頼まれてやってきたんだよ~」
有紗「あくまでサンタの設定通すんだね……」
めげずに忠雄は自分がサンタクロースであると言い切ろうとする。
忠雄「はい、プレゼントだよぉ~」
忠雄は有紗と有幸にプレゼントを渡す、彼の計画ではプレゼントを渡してから正体を明かして二人をビックリさせるつもりであった。
有紗「ありがとう、冬なのに団扇だけど」
有幸「ありがとう、冬なのに団扇だけど」
二人の子供たちは季節外れのプレゼントを無表情のまま受け取った。如何にも何かしらのおまけで憑いてきそうな団扇だった。
茜「お父さんなんて格好して窓から家に入ってんのよ!さっきご近所さんから怪しいサンタの格好した男が忍び込んでるって聞いて飛んで来たのよ!」
そんな忠雄に対して妻の茜が声を張り上げて怒鳴りつける。
忠雄「か、母さん!なんて正体を明かしちゃうんだ!プレゼントを渡した後に自分から正体を明かして二人をビックリさせるつもりだったのに!」
有紗「いや、最初からお父さんだって知ってたし!これで気が付かないと思うってアタシ達バカにし過ぎだよ!」
有幸「何時からだったかな、サンタの正体は家の父親だって他の同い年の連中よりも先に気が付いたんだよな~、父さんの変装が甘いおかげで」
忠雄はショックを受けていた、自分の完璧だと思っていたサンタの変装が子供達を喜ばせるどころかすでに知られていて、白けさせていたとは。
有紗「にしてもお母さん、ケーキ買いに行って帰るのにずいぶん時間掛かったね」
茜「帰る途中でしつこくナンパされたのよ、アタシの事同年代の若い女の子と思ったみたい」
老けている忠雄とは対照的に茜は40代でありながら20歳前後にしか見えない若々しい容姿で有紗そっくりの顔立ちで、なおかつ有紗とは対照的に豊満なバストなので未だに男から声を掛けられやすく、忠雄にとっての心配の種だった。
有紗「たまには遊んであげればいいじゃん」
茜「SM○P解散直前でそんな気しないわよ、この当たりには彼等みたいな良い男なんていないわよね~」
既にタダオはこの時点でその場から姿を消していたのだった、自分の存在意義を見失った忠雄が翌日、例のサンタガールの詐欺に遭うのは別の話……




