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勘十郎じゃ+源三のてやんでい寿司

~とある日の出来事~



勘十郎『と言うわけで、今年のお盆は吾輩にどーんと任せるがよいわい!』

源三「なにがどーんと任せるじゃ!貴様の考えた正月イベントなど当てにできるか!」

宮永源三は電話越しの相手の実父、宮永勘十郎に一方的に電話を掛けられて、一方的に正月のイベントの話を持ち掛けられていた。

ちなみに源三は勘十郎からの着信を迷惑アドレスに登録しているので、勘十郎は宮永家の家庭用電話に掛けている。

勘十郎『お主、吾輩の企画した「お正月ならやっぱり沖縄で旅行でナンクルナイサー」イベントに何の不満があるぞい!』

源三「旅行費用じゃ旅行費用!お主が全額支払うと言うなら話は別じゃが貴様から誘ってきておいて自分の分と絵梨の分しか支払わんとは何様じゃ!」

勘十郎『いい歳した貴様が自分の分くらい自分で支払うのは当然だぞい!もしお主が金を出さんと言うなら、吾輩は絵梨と二人っきりで沖縄で一泊二日の旅行を楽しむのだぞい!』

源三「許さん!我が愛しの愛娘である絵梨を貴様と一泊二日も二人きりの状況にさせるなど断じて許さんのじゃ!」

二人がもめている理由は、この通り旅行費用の話で、誘ってきた勘十郎は自分の分と絵梨の分しか支払わないと言ってのけて、向こうが支払わない場合は、自分と絵梨の二人だけで沖縄に旅行に行くと断言するが、源三は絵梨が勘十郎と二人きりで沖縄に行くことには断固反対であった。

勘十郎『良いもんね~、後で絵梨にワシから電話をかけてやるぞい。楽しい沖縄旅行にお爺ちゃんと一緒に行こうね~ってな感じで誘ってやるぞい。楽しい沖縄旅行を絵梨が断る理由などあるはずもないぞい!』

源三「絵梨が貴様と二人っきりで旅行に等行きたがるわけがないのじゃ!絵梨は絶対にワシを選ぶのじゃ!」

勘十郎『この負け惜しみめ!絵梨とのデートはワシが貰うのじゃ―――――――!!』



※その頃絵梨は



絵梨「来牙君、一緒にお風呂に入ろうね~」

俺「最期に一人で風呂に入ったのっていつだったかな?」

ここ最近はやたらと絵梨との混浴が多い来牙だった。



~宮永源三のてやんでい寿司!~


源三「てやんでい!ワシの握った寿司が食えねぇってか!?」

絵梨「…………」

来牙「…………」

典型的な板前のような恰好をして寿司職人を気取る源三!来牙と絵梨はツッコミも入れる気になれず、閉口していた。

源三「文句言う前にまずは食ってみやがれってんじゃてやんでい!」

そう言いながら源三は一貫の寿司を出す。

源三「てやいんでい!ワシのオリジナル『ウィンナー寿司』じゃ!シャリの上にウィンナーが乗ってるなんて炭水化物と脂肪のコラボじゃ!どうじゃてやんでい!」

来牙「…………」

絵梨「…………」

来牙と絵梨は変わらず無言であった。

源三「てやんでい!黙りこくりやがって!だったらこいつはどうでい!『たこ焼き寿司』じゃ!タコ寿司を更にバージョンアップしたタコ焼き寿司じゃ!これぞまさに日本食!日本人ならば寿司!そしてたこ焼き!まさに日本食のオンパレードじゃてやんでい!」

来牙「…………」

絵梨「…………」

源三「ぐははっ!驚きの余り言葉が出ないようじゃな!そんなお主らにトドメじゃ!最終傑作『ワシのウンこ……』ぐほぉ!」

絵梨「黙って」

禁句を口にした源三の顎に対して絵梨の容赦のないアッパーカットがさく裂した!

源三「ウンこ……寿……死」

来牙「寿司が寿死になったな」

絵梨「全国の寿司職人の皆さん、これを見て不快になったと思うかもしれませんけど、この人が作ったのはそもそも寿司じゃないですから大目に見てください」

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