ブスな奴ほど理想は高い〜お茶が好きなやつ犬のうんこ踏め〜
部活開始編
キンコンカーンコーン
やっと昼休みだ。ここで皆さんにクイズです。昼休みに入った瞬間にとるべき行動とは?1番、トイレに行き先に用をすます。2番、自分の席で素早く飯を食べる。3番、自販機もしくは購買部に赴く。さて、どれでしょう?…
答えはCMの後で…デュフ。
ザワザワ…
皆は1つの机に群がり談笑か。ふむ。悪くない。やっぱりご飯と相性抜群なのは人との会話だ。高級レストランであっても一人で食うより誰かと話して食う方がより美味になる。会話はスパイスだ。
だが、僕は違う。理由はヒトデだからだ。虎視眈々と椅子と机にへばりつき、妹が作ってくれた弁当を味わうのだ。
「うゎ…なにこれ。」
(そこには血まみれ顔面主人公。僕のキャラ弁があった。)
お兄ちゃん悲しいよ。何でキャラ弁で僕の顔にするかな。海苔の形が矢になってオムレツのケッチャプが血になってるよ。てか、オムレツに海苔ってあうのかよ。
(アム…悪くないな)
「ねぇ見て…」
「なんだあれ。」
(校舎から見える体育館前廊下に大量のピンポン玉があった)
なんだあれ。誰かのイタズラにしてはピンポン玉の音はなかった。あんなに散らかっていたら、ピンポン玉が落ちる音に誰かが気づくはずだ。(勿論僕が一番なんだけどね)
でもおかしいのはもう1つある。
このピンポン玉が全部同じ色ということだ。オレンジと白の2色があったはず。何でオレンジだけなんだろう。
「私片付けに行ってくる…」
律儀なやつもいたもんだ。あぁいう人はクラスのカーストの位置づいてるからどんな行動をとっても嫌味とか言われないんだろうな。
そんな事を言いながら何も動じずに椅子にへばりつきながら、キャラ弁を食べる薄目ヒトデマンがそこにはあった。
「皆席につきたまへ」
ガタカタ…
「明日から皆には必ず部活に入ってもらう。理由としては文武両道がウチのもっとうだからだ。」
「先生〜。私帰宅部に入りたいんですけど〜」
「おい。めろん。帰宅部を部活呼ばわりするやつは犬のうんこ踏め。」
おい。先生。あんたも「鼻くそほじる女子に悪いやつはいない」見てんのかよ。いい歳した教師も深夜アニメ見るんだな。教師にフラグポイント1追加だな。
「いいか。皆。無理な事情があるやつは私に伝えるように。その他の皆はこのプリントに入る部活を明日までに提出するように。放課後ミーティングは以上だ。質問はないか?…よろしぃ。では部活見学に皆行きたまへ。では日直。」
(起立。礼。ありがとうございました。)
さてと、今日もさっさと帰って「鼻ほじ女子」見ないとな。
キンコンカーンコーン
みんな凄いなぁ。グラウンドで先輩達が何か1年生勧誘してる。僕はそれを尻目に裏口から帰るとするか。
「ん?」
何でこんなとこにピンポン玉が?
ここは玄関だ。玄関と体育館には少しだけ距離がある。早く玄関に行った僕が見つけたということは昼休みと放課後の間に落ちたってことか…
「…」(小走りで来たが、気づかれないように歩きなおした地味目の女の子が玄関に来た)
確かあの人、萌やしさんだっけ?僕と同じクラスで数少ないぼっち候補の一人だ。
「…」
何で一瞬こっち見た。スタンド使いとスタンド使いは惹かれ合うように、ぼっちとぼっちも惹かれ合うのだろうか。違うか?違うな。
さてと裏門に行くか。ん?あいつ何してんだ。
(誰もいない教室で大量の紙を見ている。裏門からだけ見える所で何か見てるのか。)
「おい。そこの高校生。」
「!?」
「君、1年生だろ?」
「いえ。僕は2年生です。」
「ほう?ではその真新しい制服と靴はどういう意味だ?」
「コレは最近クリーニングに出したんです。新しく入学生が来るから、気分を入れ替え綺麗にしたんです。」
「ふむ。ダウトだな。」
「…どういうことですか?」
「うちの部活は放課後直ぐに部室棟もしくは部活動を行うようになっている。そして、カバンは部室棟に置くようになっているんだ」
おい。ちょっと待て。ここの高校規則ありすぎだろ。自衛隊囚人かよ。
「…すみません。入りたい部活なくて。(本当はアニメ録画したくて早く帰りたいだけです)」
「なら、私が手伝ってあげよう。君何組だね?」
「2組です。」
おい。あんたは僕の顧問だよ。
「ん?2組ってあんたウチのクラスか。それは本当かね?」
「はい。早く行きましょう。答えは犬のうんこふめ。」
「君……」
ふっ…何だかいい気分で終わりそうだ。
「おい君。行くのは職員室だ。グラウンドじゃないぞ」
なんだよそれ。
「失礼します」何か職員室特有のコーヒーみたいな匂いがあるのなんなんだろうなぁ。まぁコーヒー好きだからいいけど。
「ほら。コレ」
「はい。ん?」
「いいか?高校生。気になるものがないなら作ればいい。無かったら作ればいいのだよ。最近のガキはマイクラで何を学んでいるのかね。」
マイクラってそこまで汎用性高いゲームじゃないぞ。
「分かりました。では明日提出します。」
「どこに行く?君は今から一から人員募集の旅にでるのだよ。ドラクエで何を学んだのだ?」
ドラクエってそんな有能じゃねぇよ。
「今からですか?しかし、部活の内容も何も決まってないじゃないですか。」
「うーん…そうだなぁ。じゃ茶道部にしろ」
…
「え?茶道部ですか?」
「あぁ。私はコーヒーが苦手でな。同僚の人たちはみなコーヒー飲んで話してる。何であんなに苦いのが好きなのか私には理解できん。」
僕からみた先生も理解できないです。
「そういう事で君が茶道部を、作ってくれれば君の所で息を休めることが出来る。という事で頼んだぞ少年。」
…強引な先生だ。アニメといいコーヒーといい先生に仲のいい同僚がいないことに今気づいた気がする。
さてと。これからどうしたものか。簡単に人は集まらないだろうし…
ん?そういえばあの、ピンポン玉なんだったんだろうな。あ。そういうことか。
ガラガラ…
「誰!?」
「僕です。」
「…誰?」
ガク…おい。同じクラスだぞ。
「あんた。1週間後の学力テストカンニングしてんだろ。」
「何よ。急になんでそんな事言えるの?分かるのかな?」
「ピンポン玉だよ。」
「…」
「君は昼休み始まるや否や立ってもいないのにピンポン玉に1番先に気づいたよね?」
「いやそりゃ気づくでしょ。だって音とか凄かったし。」
「いいや。音はしなかったよ。僕の席は窓に近い所だし。それにあのピンポン玉は今日の朝に行われていたからね。」
「朝からずっとあんな様子なわけないでしょ」
「いいや。朝からだね。玄関にピンポン玉が置いてあった場所は靴箱の上だ。そして、放課後にあった。直しに行った人は白のピンポン玉が大変だったと言ってた。あそこに落ちてたのはオレンジばかりだったし、何よりの証拠は…君が遠足に行ってた時だよ。君はそこにピンポン玉が白かオレンジしかないのを知ってたはずだ。先生の元にお菓子をあげに行ってたからね。」
「だけど私がしたという証拠はないはずよ」
「確かに証拠はない。けど君がしたということは分かる」
「何よ?」
「君が最初に昼休みが始まりすぐ教室から入りすぐ戻ってきたからだよ。君はその時にオレンジだけを回収したはずだ」
「何でそんな事するのよ」
「オムレツだよ。」
「オムレツ?」
「いや失敬。最初は君放課後に解答用紙を読む予定だったでしょ?しかし、その解答用紙がある教室には鍵がある。恐らく鍵がある場所は体育館上にある職員室だ。そこで君はピンポン玉を、取るふりをして鍵を盗み教室に行ったんだ。」
「…」
「ピンポン玉が白しかなかった理由はオレンジが分かり安かったからなんんだよ。昼休みピンポン玉を取ったいう彼女は別の意味の苦労だったんだよ。探すのに時間がかかったというね」
「やるじゃない。あんた私に何かするの?先生にでもいいつけにいくのかな?」
「いや。違う。茶道部に入って欲しい」
「?…何を言ってるかな?まぁ良いでしょう。」
「ありがとう。」
「いいかい?ここでの出来事は私たちだけの秘密よ?いいわね?」
「分かった」
「ちょっと待て下さい」
!?
彼女は萌やしさん。なぜここに…
私も茶道部に入れてください。
「あんたどこから聞いてたの?」
「すいません最初からです。」
…沈黙が痛い。何でこんな目に。
一昨日の黒板消しといいピンポン玉といい…
「ありがとうございます。では職員室に行きましょう。」
「ところであんた何でこの教室前に聞く耳たててたの?」
「彼が私のストーカーだと思って。だから先生に相談したら、茶道部の募集してるから彼にあって話せって…」
何で僕ってこんなにも人から嫌な風に捉えられるんだ。
「よぉし。無事部員は確保したようだな。同じクラス女子二人とは中々やるじゃないか。えぇと…なすと、萌やしと、…少年の名前なんだっけ?」
何で忘れちゃうかなこの先生。
「海野人手です」
「うみのひとで?w面白い名前をしているな」
「ハハハそうですね。」
永眠させてやろうかこの女。僕の悪口はまだいいがヒトデの悪口は許せん。
「よし!それでは明日から茶道部の教室に放課後来るように。それでは以上だ。お前ら帰り道犬のうんこに気をつけるように」
…先生。そのアニメを見てるのはこの学校で、あんたと僕だけです。
「…何言ってるか分からないですがありがとうございます。行きましょ萌やしさん。」
「…はい(小声)」
僕はどうやら遠足でも登下校でもどうやら一人らしい。まぁいいか。世の中選り好みで会社とか成り立ってるからな。人手が足りないとか言ってるらしいけど、本当は居心地の良さと環境しか見てないのかもな。人手が欲しけりゃヒトデを学んで欲しいもんだ。孤軍奮闘、唯我独尊のヒトデをな。
最後に昼休みの回答を出そう。答えは4番。ヒトデになれでした。
落書き




