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私という小さな映画

作者: 小波


 

 先日死ぬまでにしたいことという意味の名前が付いたお店に足を運んだ。意味を知った時ずいぶんおしゃれな名前だなぁと思った。この店もそのしたいことという夢の叶えたひとつなのだと思うと羨ましいくらい素敵だ。


 行列も出来て大繁盛していた。

その店に行く少し前に白鳥の群れを見た。。頭上でクェッ!と鳴き声が響いた。一度だけ。見上げると綺麗にV字を描いて西の方角へ向かって。虹を見つけた様な気持ちになり隣で信号を待っていた人にあれ、白鳥ですよねと声に出していた。お互いに自転車に跨りしばし談笑出来た。青信号になるとお気をつけて!と爽やかに声をかけて頂いた。教えてくれてありがとうとも言ってもらえた。


 白鳥を見ると良いことがあるらしい。こういうの何個か知ってる。見ただけでも気分がいいのできっと引き寄せるというやつだろう。空を見上げる。たったそれだけでずいぶん気分が明るい。


死ぬまでにしたいこと、後悔しない為に。自分に授けてあげたいもの。案外小さな後悔の方が引っかかっていそうだ。‥それを知っているのは私だけ。

大きなものならなんだろう。ついこないだ言う予定でなかった告白をしてしまった。ただ、あれも言わずに死ねないという種類に感じていた。私、いつまでもってるつもりなの?と。結果は元より体の中心に暖かい血が流れる。堰き止めたりしなくて良かった。


生死に関わる体験をすると人生観はガラリと変わると聞く。そこまでの経験は今のところ訪れていない。

死ぬまでに‥‥‥

その言葉はきっと本質に光を当てれるのだろう。


じゃあ今の私は本質とずれてるのかって?


ずれているからこの言葉に救われる。




ありがとう。

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