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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

[閲覧注意]近道はだいたい遠回り。〜繁殖力極振りの魔の森攻略記〜

作者: 楠 小豆

私は、スローライフに必要なのは戦力と不労所得だと思います。


この世界の中で、創造神がダンジョンを作らなかったらという未来でもあります。if


この作品を読んでくださった方は、ぜひ



私は、スローライフに必要なのは戦力と不労所得だと思います。


を読んでみてください。

よろしくお願いします。


・この世界には、巨大な魔の森と呼ばれる森がある。



人間達は、この森を切り開こうと難度も難度も戦い、敗れてきた。



ただ、何度も敗れてきたが、収穫がゼロだったわけではない。



我々人間は、効率的な、侵攻方法を見つけたのである。



過去のいくつかの侵攻時の話をしよう。



例1 森を焼き払う。


火に耐性のある、うろこのある魔物、皮膚が強い魔物、火を噴くような魔物。

これらに逆侵攻を受け、軍は壊滅した。作戦失敗である。



例2 徐々に切り開く。


この方法はすぐに失敗に終わった。

弱い魔物達に、数の暴力で襲われたのである。



例3 強い冒険者を送り込む。


再び、魔物達の数の暴力の前に敗北を期した。



例4 こちらも数の棒浴で侵攻する。


奴隷を大量に購入した上で、軍も展開。数の暴力を行うが、ドラゴンのブレスに敗退。

ただし、ドラゴンに多くの傷を与え、数体を討伐、素材料などで、奴隷の購入費用以上の収益となった。




これらのことから、我々人間は、使い捨てても惜しくない、数の暴力の軍隊を作ろうと考えた。



ここで白羽の矢が立ったのは、ゴブリンとゴキブリである。


これら二つの共通点として


「1匹見つけたら、30匹は居ると思え。」


という言葉がある。



ここで、立ち上がったのが、この日記の作者、生物学者であり、錬金術師でもある、ダーリンである。



我々は、実験を開始した。



まずは、ゴブリンの集落を一体を残して殲滅する。


この集落で、ゴブリンキングを捕らえる。



次に、様々な地域からメスゴキブリを集め、蠱毒を行い、数が3匹になるまで戦わせ る。



その後、錬金術を利用し、あれこれして、ゴブリンキングの精液をゴキブリのメス達と融合させ、ゴキブリンプリンスとゴキブリンプリンセスが生まれることとなった。



ほかにも、多くのノーマルゴキブリンが生まれ、ゴキブリン達が嫌うにおいの研究や、効率的な倒し方を研究などした。


様々な倒し方の研究を行い、10年の月日が経過した。



いざ、作戦が実行された。



作戦の内容としては、ゴキブリン達が数の暴力で魔の森の魔物を殲滅。


ゴキブリンしかいなくなった森を焼き払い、肥沃な農場が手に入れられる。


このような計画であった。



最初は、ゴブリンのメスなどを捕まえ、交尾を行い、計画道り、徐々に数を増やしていった。


プリンスとプリンセスも交尾を行い、この二体から生まれたゴキブリン達はノーマルゴキブリンでなく、ロイヤルナイトゴキブリンとして生まれた。


いわゆる、近衛騎士の事である。



この計画が始まり、3ヶ月が経過した頃、ゴキブリンプリンスとゴキブリンプリンセス がそれぞれ、


ゴキブリンキングとゴキブリンクイーンとなった。


ゴキブリン達はこれに伴 い魔物としての恪が一段階上昇した。



この頃から、この集団では食料が足りなくなりはじめ、別の地域への侵攻を始める様子

であった。



我々人間は、これに対して、人間の住む地域にゴキブリン達が嫌うにおいを炊き、ゴ

キブリン達の進行方向が魔の森となるように、調整を行った。



ゴキブリン達はキングとクイーンの指揮の下、数を増減させつつ侵攻した。



数は減ることもあったが、強力な魔物達を倒していった事により進化が起こり、ゴキブ

リン軍の実力は上昇を続けていった。



我々人間は、ゴキブリン達の侵攻を観察しつつ、火をつけたときに飛び火がしないよう、魔の森に巨大な壁を建造していた。



この作戦が開始され、1年と半年ほどの時が経過した。


ゴキブリン達が最強種の一体で ある、ドラゴンを数の暴力で倒したのである。


ここから、人間による、魔の森焼き払い作戦が開始されたのである。



その後も、ゴキブリン達は順調に最強種を倒してゆき、何度倒したときか、



ゴキブリンキングとゴキブリンクイーンがゴキブリンエンペラーとゴキブリンエンプレスへ進化をし

たのである。


この二体の進化に伴い、再び群れの中のゴキブリン達は一段階進化を遂げた。



この頃も、我々人間は森とゴキブリン達を焼き続け、森の3分の1を焼き払うことに成功 した。


この頃からだろう、徐々に雲行きが怪しくなってきたのは。



ゴキブリン達がきちんと焼けず生焼きになってきたのである。


キングらの進化に伴う、群れの進化もこの頃発生した。



視点は、ゴキブリン達に戻り、ゴキブリンエンペラーとゴキブリンエンプレスの獲得し

た能力に、注目してみようと思う。


現代地球というそれなりに技術の発展した中、未だに人類が黒い悪魔を絶滅することが

出来ていないのはなぜだろうか。



未だ、人類が黒い悪魔を絶滅できていないのは、黒い悪魔の繁殖力そして、耐性の獲得

能力が高い事が理由なのでは無かろうか。



ゴキブリン達の母、ゴキブリからは当然のようにこの能力を引き継いでいた。



ゴブリン達は簡単に数が増えてゆく、増えた中からキングが生まれ、配下を指揮してゆ

く。



ここで、見知らぬ誰かに問おう。



エンペラーまで進化した個体の能力が、部下の配下の指揮能力だけにとどまるか否かを



答えは、否であった。



ゴキブリンエンペラーの獲得した能力は、耐性の共有化。

ゴキブリンエンプレスの獲得した能力は高速耐性習得であった。




我々人間は大いに焦った。火が効かなくなり、毒が効かなくなり、打撃が効かなくなり

、斬撃が効かなくなり、攻撃方法が窒息以外無くなってしまったからである。




数が多いことが売りのゴキブリン一体一体を時間のかかる、窒息という方法で殺してゆ

く、ゴキブリン達の壁により、とっくの昔に火は消えてしまった。



殺す速度よりも、増える速度の方が早くなり、ついに、ゴキブリン達の史上最悪の数による逆侵攻が始まった。



外から見るとぎゅうぎゅう詰めで、広い地域にこの密度、地球人口の80億弱をゆうに超 えていたのでは無いだろうか。



窒息以外で倒せない、人間以上の大きさの生物が侵攻を行ってくる。



人間に勝ち目など



無かった。



町は滅ぼされ、女性は新たなゴキブリンを産み、産み、産み。



都も滅ぼされ、ゴキブリンの数が増えるだけの結果となり、



人間は滅びた。




いくらかの時が経った頃、ゴキブリン達の食料が無くなった。



次に食べるものは、目の前に居るゴキブリンだけだ。



知ってか知らずか、人間が最初に行った蠱毒と同じ状態となった。




数年後、ゴキブリンエンペラーとゴキブリンエンプレスは鬼神と鬼嫁に進化した。



ゴキブリンが神の位にたどり着いたのである。




これを、この世界を創造した創造神が見ていた。



創造神は恐れた、このままこの蠱毒が続けられれば、我を超えるほど強くなり、我を殺

すのでは無いかと。




神は雨を降らせた。



海があふれ、かつての水の都が深海の都になっても、雨を降らせ続けた。




9割のゴキブリンが、死に絶えた。


1割のゴキブリンが水に適応した。


神は直接、神となった二体に、攻撃を与えた。



激しおい戦いであった。



何度攻撃を受けても、耐性のせいで決着がつかないのだから。



この戦いは、創造神の勝利に終わった。




最後に行われた攻撃は、ほかのゴキブリンの口による噛みつき攻撃であった。



皆して、餓死を避けるために、共食いに対する耐性だけが無かったのだろう。



創造神は力を使い果たした。


もうミジンコを創造する力すら残っていなかった。



ゴキブリンの中から、新たなキングが生まれた。

創造神は絶望した。


END






近道をしようとすると、大体遠回りとなる。



皆、ちゃんと考えつつ行動しよう。

私はスローライフに必要なのは戦力と不労所得だと思います。


この作品で改行の練習を行っています。


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