表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

200文字小説集 vol.2

傘(200文字小説)

作者: 日下部良介

 雨の日は嫌い。

 気持ちが落ち込む…。


 たまたま乗り合わせた電車の中。

 あの人は私の隣で居眠りをしていた。

『次は○○』

 目を覚ましたあの人が窓の外をキョロキョロと見渡す。

 そして、慌てて立上がると、急いで電車を降りた。


「あっ」

 あの人が座っていた席に傘の忘れ物。

 私はどうしようか迷ったのだけれど、次の駅で降りて一駅戻った。

 

「あっ」

 遺失物預り所の入り口であの人と鉢合わせ。

「その傘…」

「この傘…」


 雨の日も悪くない…。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] こうしてラブロマンスが生まれるんですね。 雨の日も、こんな出来事があるとロマンチックですね。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ