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色々謎のまま事件は解決したが、今度はテスト勉強をやる事になった。

 「花坂!花坂!起きろ!」


 誰かに揺さぶられ、僕が目を覚ますとそこには南がいた。周りを見渡すと、さっき美紀に殴られた場所と同じ場所だった。どうやら僕は気絶したが、すぐに起こされたらしい。


 「南・・・美紀は何で殴りかかったんだ・・?」


 「分からない、それよりも真妃が電話で連絡した来た。だけど見つからなかったから一旦戻るってさ。」


 「そうか・・・じゃあ漫画でも読んで待とう。」


 「お前は何時でもぶれないな・・・」




 「おーい!今戻ったぞ!」


 「私も戻ったぞ!」


 数分程して、真妃とネリーが戻って来た。


 「真妃!ネリー!やっと戻ったか!実は・・・」


 「分かってる、美紀が急に殴りかかって来たんだろ?だから美紀を捕まえてここに来た!」


 おぉ、仕事が早いな。


 「さてと、尋問と行くか。何でお前は急に僕を・・・」


 「大体の事は聞いた、美紀が言うからには・・・」


 なる程なる程、僕が美紀に取り付いた畜生の夢現実を追い出す為に美紀の体を色々弄った。その弄り方に怒って殴った・・・?


 「全く身に覚えがないんですけど!?と言うか!どう弄ったら追い出せるんだよ!?」


 「この反応からして本当っぽいな。」


 「漫画に夢中になって一時間ほど経った時には花坂はもういなかったんだ。」


 「と言う事は・・・私の予想では一時間経つ前にいなくなって、更にその前に六道輪廻に取り付かれたと思うんだが・・・」


 「まぁ、そうだろうな。美紀から畜生の夢現実はいなくなってたが、畜生の夢現実が見当たらない所から察するに可憐に取り付いた六道輪廻が畜生の夢現実を連れて行ったと言う可能性が高いだろう。」


 僕に六道輪廻が取り付いた・・・?確かに漫画を読んでいる途中で意識が無くなったが・・・一体どの六道輪廻が?何の為に?謎は尽きないが・・・


 「良し、これで美紀が虐められる事は無くなった!家に帰って引きこもりライフを再開するぞ!」


 僕は家に戻ろうと走り出したが、


 「可憐、待て。」


 真妃に止められた。


 「離せ真妃!僕にはブログの更新や動画の投稿が・・・」


 「そんな事よりも他の六道輪廻がこの学校とかに出て来るかもしれないから学校に通え。どうせ特権で授業なんか何時でもパス出来るだろ。」


 「もう取り付かれて殴られるのはごめんだ―――い!!」


 「それもそうだな・・・何か良い方法は無いか・・・」


 「あ、私の電話が鳴った。」


 ネリーの携帯電話が鳴り、ネリーが電話に出た。


 「はい、ネリーです。・・・はい、すぐ向かいます。ごめん、新夢現実の会議が始まるから私はこの辺で・・・」


 そしてネリーは学校を後にした。


 「さてと、もうじきテストだから勉強を・・・どこに行くのかな可憐?」


 ネリーが電話している隙に僕は逃げようとしたが、失敗した。


 「成績優秀なんだから南の勉強を俺と一緒に教えような・・・?」


 「はい、分かりました・・・」


 僕は渋々了承した。そして僕は真妃に引きずられながら自分の家に戻ろうとした時、


 「花坂君、久しぶり!」


 後ろから僕を呼ぶ声が聞こえた。

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