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ツッコミ役が登場した。後、畜生の夢現実と僕たちとの仁義なき戦いが始まった。

 僕は教室に辿り着いた訳だが、取りあえず溜まっていた漫画を読もう。


 「相変わらず自由奔放だ・・・」


 この声は、僕の家の隣に住んでいてネリーやら真妃やらが来るちょっと前まで僕の家によく遊びに来た佐々木南だ。ちなみにネリーや真妃やらが来ていた間はテスト勉強をしていたらしい。後、テストは明後日だ。


 「あれ?ゲーム、アニメ好きの花坂にしては原作を読むなんて珍しいな。」


 「最近漫画、ラノベ好きの友達が出来たんでな。そいつから貰ったんだよ。」


 「へぇ~そうなんだ。そいつはどんな奴だ?」


 「金色の髪で、剣を持って鬼と戦う奴だよ。」


 「花坂、その説明だと髪以外は桃太郎と被るぞ。」


 「今度紹介してやるよ。」


 話を終え、今度こそ漫画を読もうとした時、外が騒がしくなった。


 「なんだろ?騒がしいな・・・」


 「あぁ、これは・・・」


 そして僕は窓を開けて、


 「暇だからひまなつりを開催したんだよ俺が特権で。」


 外で起こっている状況を説明した。


 「季節外れ!!今は六月!!この時期だと運動会が妥当なのに季節外れ!!そのイベントは三月!!後、まとなが逆だ!!暇だからひまなつりってダジャレか!!」


 「さすが僕と南の親が僕と南が生まれる前から友達やってて生まれた時から友達とツッコミをやっているだけあって今日もキレのあるツッコミだな。」


 「僕と花坂の関係の説明を分かりやすく言ってくれてありがとう―――!!!!!」


 窓に向かって大声でツッコミを入れた。


 「さてと、生徒と教師が大分そこに集まったからそろそろ始めますか。」


 「始めるって何を?」


 「悪霊退治だよ。ついでにお前も来い!」


 「はぁ?悪霊って・・・おいちょっと!引っ張んな―――!!!」




 真妃と合流して、僕達は相談をした。


 「どうするんだよ?どうやってまた封印するんだ?」


 「色々と策は考えてあるが、真妃が他の六道輪廻を探して協力して貰うと言うのはどうだ?」


 「俺はどこに封印されているか知らないし、見つけたとしても協力してくれるか分からないぞ。」


 「これが一番可能性のある方法なんだがな・・・かと言って美紀を殺す訳にも行かないし・・・」


 「何が一体どうなってんだ!!何なの六道輪廻って!?」


 南がツッコミを入れたが、無視して相談を続けよう。


 「俺は美紀とお前が結婚したら出て来るんじゃないのか?」


 「まぁ飽きたらいつでも慰謝料無しで捨てれるから結婚しても問題はないが・・・それをやっても虐められる状況は変わらないと思うしな・・・」


 「何だそのゲスな会話!!」


 「おーい!可憐ー!」


 あの声はネリーの声だ。相変わらず金髪で剣を持っている。


 「もしかして最近できた友達ってあれですか?」


 南が質問して来た。僕は当然、


 「そうだ。」


 と答えた。


 「六道輪廻が出たと聞いて駆け付けたんだ!」


 「そうか、ありがとう!六道輪廻を捕まえる事が出来たらゲームをたくさん貸してやろう!」


 「私も漫画をたくさん貸すぞ!」


 「「おぉ―!!」」


 「「小学生の会話みたいだ・・・」」


 「・・・いい策を思い付いた!この前言っていた六道輪廻を出す方法その三で行くんだ!」


 「畜生の夢現実を満足させるって方法か!どんな手で行く?」


 「美紀をお雛様にして全員で石やら水やらぶつけるんだ!そうしたら満足するかも!」


 「そうか!お前、頭良いな!やっぱお前は私の友達だ!」


 「良し、早速美紀を探すぞ!」


 「探して俺達はアイツを虐めるぞ!」


 「「「お―――!!!!」」」


 「すいませ――ん!!!盛り上がってるとこ申し訳ありませんが!!!あんたら最低で――す!!!」


 そして俺達は、美紀を探してひっ捕らえてお雛様の衣装を着せてひな壇の上に登らした。そして周りの奴らと一緒に色々な物をぶつけた。


 「早く出て来い、畜生の夢現実~♪」


 「あぁ・・・もう訳が分からない・・・」

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