ところで、学校と言うからには色々キャラ増えるんだけど後で補足する可憐の身にもなってくんない?
「知るか!!補足だったら勝手にやれ!!」
「いきなりどうした、真妃。」
「いや、どこからか何かが聞こえた様な気がして・・・」
いきなり通学路で叫んだ意味は分からないが、とにかく可憐は久しぶりに、具体的に言えば二か月振りに学校へ向かった。目的は美紀に取り付いている畜生の夢現実の調査だ。ちなみに今、可憐と真妃は制服を来ている。当たり前だが。
「あ、ちなみに俺はお前の引きこもりを聞いて外国から日本に帰って来たお前の兄と言う設定になっている。」
「え!?何で!?きいてな~いよ~!!!!!」
可憐はてっきり自分の代わりで真妃が行くのだと思っていて、今日は送って行くのかと思っていた。可憐は今まで、制服を着る事に何の違和感も感じて無かった。
「何だよ、顔が似てるし丁度良いだろ?」
「大体兄は空を飛べて弟は地面走るだけなんて不公平も良い所だぞ!海域で勝てるのは別に良い事だけど。」
「いつの時代の兄弟の話をしてるんだよお前は・・・」
そして、何やかんや言いながら久しぶりの学校に辿り着いた。普通ここまでブランクがあったなら普通の奴なら怖くなる所だが、可憐はここでゲームをして良い事になっていてその他にも色々と特権があるので気にするまでも無い。ちなみにこの学校は一貫教育だ。後、この学校の名前は夢現校だ。ひらがなで書けばゆめうつつだ。
「あれ?花坂!」
どこからか可憐を呼ぶ声が聞こえ、声が聞こえた方を向くと10人位の団体が来た。
「おい!久しぶりじゃねぇか!」
「相変わらずゲームやってんのか!?」
「そいつ誰だ?お前の兄か?」
「あぁ、俺は花坂真紀。こいつの兄だ。」
「ハハハハ!!兄弟そろって名前が女みたいだな!!」
可憐は心底嫌そうな顔をした。
「青山一樹。」
「・・・何だ?」
「安藤大、薄川千尋、海山翔太、川口拓真、小池和、佐藤みどり、白川未来、田中蓮は三十秒以内にここから立ち去らないと補修を受けて貰います。」
「は?何で一生徒である可憐にそんな事・・・」
真妃が言いたい事を言い終わらない間に10人いた中の9人は走って逃げた。
「どう言うこっちゃだこれ・・・」
「特権って奴だよ。」
「と言うか、何で一人名前を言わなかった訳だ?」
「え・・・?だって残りの一人は藤崎美紀だもん。」
「うわっ!全然気付かなかった!」
「・・・何で二人とも学校に来てるの?」
時間が掛かる説明が始まりまして、次回に続かせて頂きます。私の名前は今は明かせませんがさようなら。