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Anatomy Story  作者: 空谷陸夢
Vecson's Anatomy
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日曜日の夜は、現実に食べられそうになる。



人はよく「現実を見ろ」と言うけれど、言った本人だってその現実を嫌っている。

現実にとっては、迷惑な話だ。人に必要であるからやってくるだけなのに。


現実を嫌い、それから逃げたくなるのは、怖いからだ。



現実を目の前にして夢が壊れる、希望がなくなる、期待が台無しになる。

大小問わず自分の望みが絶たれることを、人は怖がる。



だから、現実を嫌うのだ。


だから、現実を避けようとありとあらゆることを考える。

たとえ、それがとてもバカらしい考えだったとしても。




現実に食べられそうになっても、バカな考えに期待すれば、乗り越えられるときがある。

それが一時的であっても、人は自分を守りたいのだ。

しがみついて、やり過ごしたいのだ。



だから、しがみつくことでその現実を乗り越えられるのなら、バカな考えにしがみつくのも悪くないことだと、僕はそう思う。








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