浴びる
―――どうやら私が嫌われ者だと言う事は、もはや周知の事実らしい――
私の名前は[阿比留]と言います。知ってる人も居るかもしれないですね。私が嫌われ者だと言う事はみんな知ってますから。
あぁ、そうなんですよ。私がみんなに何度浴びせられた事か‥‥‥
なんでみんなは私の事が嫌いなんでしょうね?
私はずっと理解出来ないでいます。何故私だけが浴びせられるのか‥‥‥
そう言えば、こんな事もありました。
その日、私は街に出ていました。私だって女の子ですから、普通に買い物もしたいのです。確かに私には一緒に歩く友達はいません。それでもこの日までは、一人でも生きて行けると信じて精一杯やって来たつもりです。そりゃあ、バカにされたりもしました。私の顔が醜いと、親にもバカにされました。それでも耐えていたのに‥‥‥‥
私が買い物を済ませ店から出ると、いつも私をイジメる不良の人達がいました。
「あれぇ〜?阿比留ぢゃん何してんの?こんなトコで」
もちろん私は、無視して歩いて行こうとします。すると、もう一人の不良が
「おい!!無視してんじゃねーよブス!!」
と言いながら、私に向かって全力で石を投げて来ました。
運動神経の良くない私に、石を避ける事が出来るハズが有りません。そこから私は、気を失っていたみたいです。
‥‥‥
‥‥‥‥‥
気が付くと、目の前は真っ暗でした。しかしどこからか不良の声がします。
「ほらな?こうすれば顔が気になんないべ?」
「おい、お前スゲーじゃん!!これなら全然OKじゃん!!」
「喋ってねーではやく犯んぞ!!」
この後、私の体に激痛が走ります。
この時、私が何をされたか解りますか?
解りますよね?何せ貴方達が私を犯した張本人ですから。
あの時は本当に死のうと思いました。何せ私の顔が気にならないように、アイドルの顔写真を私の顔に付けて犯したんですから‥‥。
なんででしょうか?
なんで私だけがみんなから罵声を浴び、非難を浴び、挙句の果てに犯されなければいけないのでしょうか?
でも、もう良いです。私、ここまで来たらとことん浴びる事にしました。
さあ、浴びせて下さい。
――ザクッ!!
――――プシュー!
みんなの
血を
皆さん、また会いましたね。来々です。気が付くと、特に面白い訳でも無いのに短編小説ばかり書いている自分に、なんだか複雑な気持ちです。そんな駄作しか書けない私ですが、どうかよろしくお願い致します。次回にご期待下さい。




