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僕たちの出会い。

短いです。男の子からの目線です。

僕は自分の事を何も知らずも彷徨っていた。人の雑音ばっかり耳に入って来て、僕の事を話しているのか、といつも頭の中で心配をしている。気がつくと空からポタ、ポタ、と雨が降っていた。傘なんて無い。一応、雨宿りをしようと思った時だった。僕の上に傘もうさしてあって、雨に当たる理由が無くなった。振り向くと僕の後ろには同い年位女の子が立っていた。

「貴方は?」僕は聞いた。女の子はぽかーん、としていた。そして彼女は何故か急に笑い出した。

「梅雨の季節に折りたたみ傘も持ってないだなんて、何をしてんの?」何も言い返さない僕に対して、彼女はため息をついた。「ふう。君、名前は?わたしは白吹 沙良。沙良って呼んで?十六歳。君は?」

「…」答えが見つからない。沙良は僕の答えを待ってくれたが、どうしても答えられない僕に困った顔を向けた。彼女の人形の様に美しい顔にはとても合わないコンビネーションだった。

「帰る場所はあるの?無いんならさ、うちにおいでよ。ね?」そう言って彼女は僕には勿体無いほど眩しい笑顔を向けた。僕は頷いた。そしたら彼女は僕の手を取って力強く引っ張った。

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