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大田区のワンダーバード ~異次元怪物との闘い ~ ~

作者:近藤良英
最新エピソード掲載日:2025/11/29
2065年の東京湾。ある深夜、海ほたる付近の海面が青白く光り、貨物船が触手状の怪物に襲われる異常事態が発生した。この“光る海”をいち早く察知したのは、大田区の町工場群の地下に存在する極秘組織──国家異次元怪物戦闘隊(IBDF)。創設者の橋本大五郎の号令で、WB1〜3号のパワードスーツが緊急出動する。
 主人公であるエースパイロット橋本圭司、温厚で力自慢の浮谷五郎、宇宙災害のスペシャリスト坂上栄一は、沈没寸前の貨物船を救助しながら、海底に潜む異変が“怪物の出現”ではなく“異次元ゲートそのものの活性化”であることを知る。
 一方、大田区の町工場では、経理課長・名波由香が正体不明の黒幕、東風亀半次郎(こちかめ はんじろう)に精神操作され、IBDFの内部情報を漏洩するという苦悩を抱えていた。光油は本来地球の未来を切り開く夢のエネルギーだが、異次元側からすれば“扉を広げろ”という合図にもなっていたのだ。
 圭司たちの奮闘の直後、新たな怪物──反射装甲を持つ鏡面龍ミラギラスが出現。光攻撃をすべて跳ね返す強敵にWB1〜3号は苦戦を強いられる。しかし、町中華の娘であり、海中救助の天才リンメイが操るWB4号がついに出撃。海底からの逆角度攻撃によってミラギラスの反射構造を破壊し、見事撃破に成功する。
 だがその直後、海底の異次元ゲートが暴走し、本作最大の脅威──闇核竜ディメンザードの“影”が出現。津波級の異次元波動が大田区を襲う中、WB1〜4の総力戦と大五郎の決断により、光油リアクターの逆位相制御を用いてゲートを強制封鎖することに成功する。
 街は守られた。しかし、海底の奥では再び黒い光が揺れていた。東風亀半次郎はほほ笑み、名波由香は涙を流し、圭司たちはまだ知らない。これは“最初の戦い”にすぎないことを──。
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