第7話 隆の休日知らぬところでまた潰れる
「それでその人はどうなりましたか」
自分の知らないところで隆に近づこうとしたその女性に腹が立ちながら奈緒は気になって聞いた。
「それがさ〜30分くらい隆の良いところ言い続けてたら泣きながら『もう大丈夫です神崎君のことは諦めます』だって〜そんな軽い気持ちで隆に近づこうとするなんて浅はかすぎて本当にムカついたよ〜」
自分で言うのもなんだが風香さんの前世は悪魔だったのだろう。人間としての優しさが微塵も感じられない。
「今言ったこと以外にも、隆に近づく女をそれとなく自然に離れさせてたわけなんだよ〜奈緒ちゃんは隆のことを考えて学園では近づかないようにしていたみたいだけど」
確かに彼女が妨害しなければ兄さんの周りを蝿が飛び回ってる未来もあったわけだ。
まぁ本来であれば感謝したところで兄さんとの休日を譲ることなどあり得ないが風香さんに借りなどつくりたくない
あと『彼女を敵として回すととてもめんどくさい』長年風香さんを観察してきて私がたどり着いた結論です。
私の"人生計画"に無駄な行動は避けておきたい
「はぁ、分かりました今回は譲ります。」
「うんうん♪奈緒ちゃんならそう言ってくれると思った。お兄ちゃんは私に任せてね」
「ぶっ飛ばしたくなるので2度とお兄ちゃんなどとは呼ばないでください兄さんを兄と呼んで良いのは私だけです」
もちろん最終目的は兄妹だからと線を引いている兄を説得、あわよくば既成事実を作り結婚することだが奈緒がブラコンであることは変わらない。
「あ〜怖い怖い♪じゃあさ、、、、話してたら随分時間経っちゃった。今から隆と遊んでもすぐに終わっちゃいそう、、、」
時計を見ると既にお昼は過ぎていた
私としてはすぐ遊んですぐ終わったほうが都合はいいが風香がそんな甘くないことも知っている。
「だからさ今日の休日は奈緒ちゃんに譲るよ!休みはまだ明日もあるしね。奈緒ちゃんの方から隆に明日予定空けといてって伝えてくれないかな?まぁ夜には改めて電話するけど♪」
「たとえ兄さんに予定があったとしても無理やりねじ込むでしょ貴方は、、、わかりましたよ」
「よろしくね〜今日はもう解散の方がいいよね?奈緒ちゃん」
「当然です!こんなところで時間取って兄さんとの時間が減るなんてあり得ませんから」
二人は早々に会計を済ませてカフェを出る
またね〜と手を振りながら風香は家に帰っていった。
「ただいま帰りました」
「おう、お帰り」
あれ?どことなく奈緒の機嫌が悪いような、、、、
「兄さん明日風香さんとお出かけしてください。詳しくは電話で伝えると言ってました」
what?
今日だけじゃなく明日の休日も潰れることが確定したようです、、、
——————あとがき——————
ここまで読んでくださりありがとうございます!
もう少し続きを書いたら高校編書き始めたいと思います!
一話ごとの文字数を900文字ぐらいで収めようか小説を書くのが初めてでまだ悩んでいますがしばらくはこれくらいの文字数で書いていこうと思っております
これからもよろしくお願いします!




