第3話 ブラコン×シスコン
奈緒と風呂に入ったわけだがなぜかバスタオルなどはなくすべてをさらけ出した状態で入ってきた。
「普通の兄妹では全裸でお風呂に入るのは普通です」
だと、、、、嘘つけ。
だが弱みを握られてる以上反論するのは逆効果なので黙っておく。
「兄さんに私の裸を脳裏に焼き付かせて女性として意識させないと、、、、フフッ」
妹とは思えないセリフが隣から聞こえたような気がしたが怖いので聞かなかったことにする。
流石に奈緒が中学生になって一緒に入るのはいろんな観点からまずいと思い、交渉に交渉を重ねた。
その結果"一週間に一度風呂に入る以外で何でも奈緒の頼みごとを聞く"ことを条件に奈緒が中学生になってからは一緒に入らなくてもいいということで許された(誓約書にハンコまで押された。兄妹で交わす約束にしては重すぎだろとツッコミたかったが怖いので何も言えなかった)
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それから時は流れて現在は3月の中旬、今年で奈緒は中学3年になり俺は高校一年生になる。
今は休日の朝、妹とソファーに座ってテレビを見ている。本来であれば4人まで座れるソファーだがなぜかぴったりとくっついて座る。理由を聞いてもどうせ『兄妹ではふつう』といわれるので素直に従うほかない。
このブラコン妹俺が鈍感か、あるいは馬鹿だと思っているのかこんな風に最近は大胆になってきた。普通であればこの重度のブラコンを治す方法を考えなければいけないとは思のだが、ふと考え気づいた。
俺もそこそこシスコンであるということを、、、、
重度のシスコンかといわれるとそうではないと思いたいが、奈緒と外へ出かけるのは楽しいし、兄の俺から見ても奈緒は整った顔立ちをしていて勉強もスポーツも完ぺきにこなせる。
そんな子に兄妹とはいえ好意を持たれ慕われるのは嫌われるより何百倍もいい
あと奈緒が誰かと交際を始めて相手の男がダメ男だったらボコボコにしてしまう自信がある。
もちろん"兄妹"だから付き合うとかは考えないというかあり得ないし、奈緒を幸せにしてくれそうな男と交際するのであれば素直に応援したいと思っている。
まぁシスコンなのは認めざるを得ないのでソファーにぴったりと座られるのも全然悪い気はしないしうれしかったりする。
プルルルル
そんなことを考えていたら電話が鳴った、、、、相手は
『風香』
幼馴染からだった
「チッいい雰囲気でしたのに」
「俺ら兄妹だよ、、、、」




