魔族が人間界で暮らす話。

女の魔族であるグレンは、読書家である。言い方を変えると本ばかり読み、魔法、料理、体術、剣術…。本に書いてある事を試すのが好きだ。
そんなグレンが住む魔界の王が、千年前に人類を滅ぼそうとしたので殴って止めた。
そのおかげで人間は生き永らえ、人間はグレンに大層感謝した。
しかし、グレンとしてはファンだった作家が亡くなってしまった恨みと、これから読む物が無くなるかもしれない怒りという超個人的な理由で殴っただけである。
それから千年、その感謝も薄まり人間でそれを知る者は少なくなった。
ほとぼりが冷め、読む物が無くなったグレンはそろそろ新しい本でも買おうかと冒険者をする事にする。冒険者ギルドで、現代のお金を稼ぐ為である。

なんかすごい魔法と魔力、怪力を持った本大好きお姉さんが、人間界でゆったり生活していく話です。第三者視点だったり本人の視点だったりところころ変わります。
魔族とのヒューマンドラマを自分が読みたかったので、自己生産しました。
とりあえずここに残していく予定です。
後々矛盾を修正したり、ストーリー変えたりとかします。
一話5000文字程度を心がけているのですが、すぐ超えてしまいます。
あまりにも長い場合は分けます。