誰があなたをわかってくれるの
あなたは、一生懸命それをやっていて
思い悩んだり苦しんだりしながら、今も尚もがいていて
それでも諦めずに、挑み続ける姿勢を貫いていて
それでもそれが報われることも、
何かを得ることもできなくて
たまにふと疲れちゃって
誰かにわかって欲しくて
頑張りを認めて欲しくて
応援して欲しくて
少しだけ、ふと弱音を吐くと
周りは皆口をそろえて言うんだ
「もういい加減、現実を見たら?」
「諦めてもいいんじゃない?」
「もう十分頑張ったよ」
って。簡単に言うんだ
皆、まるで他人の間違いを正しているみたいに
口をそろえて優しい声で
否定するのね
心の中の、大事なものを
いとも簡単に壊すんだよ
いつまでも、芽が出ない人はいて
自分もその一人なのではないかって
どんなに傷付いたって、泣いたって、神頼みしたって
自分の中で、手応えがあったって
結局、認めてもらえない
応援も理解もされない
ずっと孤独で
少しだけでも分かって欲しくて
でも返ってくる言葉はいつだってそう
「好きでやっているんでしょう」
「自分で決めたことでしょう」
そうやって 周りは何かと厳しいよね
影の努力も涙も、現実世界では実のところ誰も関心がなくて
こいつには何もないんだなって
ただただ、下に見られ見捨て見放されて
表ではへらへら笑って、それでも諦めないけどね!って意地を張るけど
自分でもなんだか、もう辞めちゃいたいなって
本当は何度も思うんだよ
だって本当に、頑張るのってきついんだよ
どんなに諦めずにここまで必死にやってきたとて
結果が出せないのに
実力がないのに
才能がないのに
傷付いてまでして
続ける意味なんてないでしょうって
本当のところは、自分自身が誰よりも
もうだめかなって涙が止まらない
ひどく、心を痛めている
それでも例えば、ここで周りの声に合わせて
「そうだね、もう諦めるよ」なんて言ったらさ
本当に、終わってしまうんだよ
夢は叶わなかったって
それで全部、終わってしまうんだ
それで本当にいいの?
そんなの、嫌じゃんか
誰があなたをわかってくれるの
本当は、分かっているんでしょう
涙が出るのも、心を痛めてしまうのも
本当は、悔しいからなんだよ
本当に、一生懸命頑張っている証なんだよ
必死に、心が叫んでいるの
こんなに必死に頑張っているぞ!
まだまだだって言われても、諦めてなるものか!
なのになんでわかってくれないんだ!
こんなに頑張っているのにさあ!って
どんなに躓いても
何度も心が折れそうになったとしても
たとえ心が折れたとしても
やっぱり挑戦をやめない
否、もうやめることなんて今更できないんだ
今はまだ、分かってもらえなくてもいい
他人には到底分かりえない、すごいことをやっているのだから
そう、だからなおさら諦めるな
諦めてなるものか
誰があなたをわかってくれるの
それは、他の誰でもないあなただ
あなた自身が一番の理解者であれ